「ボカロPになったらどのくらいの収入がもらえるの?」
「ボカロPで稼ぐためにはどうしたらいいの?」
ボカロで楽曲制作を検討している人の中には、ボカロPになるとどのくらいの収入が得られるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
実は、年収1,000万円を稼ぐ人もいるほど、ボカロPは夢のある職業なのです!
本記事では、ボカロPの収入事情やボカロPになる方法、ボカロPとして成功するコツについて紹介します。
この記事を読めば、ボカロPになってお金を稼ぐためにどうしたらいいのか分かりますよ!
目次
1.ボカロPの収入事情
ボカロPの収入は、個人のスキルや知名度によって大きな差があります。
数多くのボカロPが活動しており、趣味の一環として楽曲制作に取り組んでいる者もいれば、プロとして本格的に作業に打ち込んでいる者もいるので、ボカロPの収入を一概には言えないですが、年収1,000万円を超えている人は少なくありません。
たとえば、YouTubeの再生回数が100万回を超えるほどのヒット曲を1曲でも生み出せれば、高収入は夢ではないでしょう。
また、有名な歌い手が歌ってみた動画をアップすることで認知が広がると、カラオケの印税が期待できます。
中には小説化や映画化されている楽曲もあり、マルチ展開されれば、大幅な収入アップも狙うことが可能です。
しかし、全く売れなければ収入が一切入らないため、ボカロPの中には1円も収益をあげられていない人もいます。
有名になれば高収入も夢ではありませんが、ボカロPになったとしても、必ず収入を得られるわけではない点も頭に入れておきましょう。
2.ボカロPの仕事内容
ボカロPの仕事内容は、VOCALOIDというソフトを使って楽曲を制作し投稿することです。
一般の音楽プロデューサーであれば、アーティストや作詞家、作曲家、編曲家などそれぞれのプロフェッショナルな人材を揃えて、プロジェクトを進めていきますが、ボカロPは全ての作業を1人で行います。
楽曲を展開する上で誰が歌うかは重要ですが、ボカロの場合、初音ミクなどのキャラクターのソフトを使うため、わざわざアーティストを用意する必要がありません。
自分1人で行うので、自分のペースで楽曲制作に打ち込める点が大きな魅力といえるでしょう。
ちなみに、ボカロの楽曲制作の流れは以下の通りです。
- コンセプト決め
- 作詞作曲
- DAW(楽曲制作ソフト)で音楽制作
- ボーカロイドを使って歌声を入れる
黙々と1人で楽曲制作に取り組みたい人は、ボカロPになってみてはいかがでしょうか。
3.ボカロPになるには
楽曲制作に関する知識を持っていれば、学歴や職歴関係なく、ボカロPになることができます。
パソコンと楽曲制作ソフト、VOCALOIDのソフトさえ用意すれば、誰でもボカロ曲を作ることが可能です。
ただし、自分1人で楽曲制作できることが条件で、この点が一般の音楽プロデューサーと異なります。
楽曲制作に関する知識は独学で学ぶことはできますが、長い年月が必要なので、なるべく早くボカロPとして活動したい人は、専門学校のクリエイターコースや音大の編曲コースで、楽曲制作の経験を積むことがおすすめです。
何年も音楽に携わっている人は感覚で作曲することもできますが、一から楽曲制作を始める人は、学校などで基礎知識を学ぶ方が効率的でしょう。
楽曲のクオリティは関係なく、自分でVOCALOIDのソフトを使って楽曲制作して投稿さえすればボカロPです。
最初はとにかく数多く楽曲制作をして経験を積みながら、ヒット曲の制作を目指しましょう。
なお、以下の記事でボカロPになる方法について詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
4.ボカロPとして成功するための3つのコツ
ボカロPとして成功するためのコツを紹介します。
特に意識しておくべきポイントは以下の3つです。
順に紹介するので、ボカロPとして活動するときの参考にしてください。
(1)ヒットしている曲をたくさん聴く
ヒット曲を生み出すためには、ヒット曲がどのような曲なのか把握することが重要です。
なぜ人気があるのか分析して自分の楽曲制作に活かすことで、ヒット曲を作るヒントにすることができます。
たとえば、ボカロ曲の中でも屈指の人気を誇る千本桜には、どのような魅力があって、なぜ多くの人から聴かれているのかを分析するのです。
実際に曲を聴いてみると、中毒性のあるサビやボカロならではのアップテンポなリズムなどが千本桜の魅力といえるでしょう。
売れる曲には何かしらの理由があるので、売れている曲をヒントに楽曲制作に取り組んでみてください。
(2)トレンドの曲を把握する
今、どのような楽曲がボカロ界で人気なのかトレンドを押さえることも重要です。
たとえば、複数人でワイワイ歌う曲がカラオケランキングの上位にきていれば、サビに掛け合いを入れるなどの工夫によって、ヒットする可能性が高まります。
カラオケ需要に応えることで、YouTubeの再生回数が伸びてカラオケへの採用も期待できるため、印税による収入も狙えるでしょう。
ボカロ曲を作るときは、人に歌ってもらうことを目標にすることが大切です。
なお、以下の記事でカラオケで人気のボカロ曲を紹介しているので、あわせてご覧ください。
(3)楽曲制作をコツコツと継続する
初めからヒット曲を狙うのではなく、楽曲制作を継続することを意識しましょう。
楽曲制作の経験が浅い人が、いきなり狙ってヒット曲を生み出せるほど音楽業界は甘くありません。
高い目標を掲げても挫折を招く恐れがあるので、初めのうちは継続して楽曲を投稿し、少しずつファンを増やすことを目標にしましょう。
地道な活動をひたすら続けて、ファンが増えてくれば、ヒット曲が生まれやすくなります。
まとめ
ボカロPの中には、1,000万円を超える年収を得ている人も多いです。
しかし、楽曲制作を1人で行えるスキルがなければ、ボカロPの仕事は成り立たないため、まずは楽曲制作の知識を深める必要があります。
ボカロPとして活動するときは、今回紹介した3つのポイントを意識して、楽曲制作に打ち込みましょう。
なお、以下の記事でボカロ関連の著作権について紹介しているので、あわせてご覧ください。