「シューゲイザーっていうジャンルにはどんな特徴があるの?」
「シューゲイザーのジャンルでは、どのようなバンドが有名なの?」
ロックのジャンルを中心に作曲している人の中には、シューゲイザーというジャンルがあることに気づき、どのような特徴があるのか気になっている人もいるのではないでしょうか。
実は、シューゲイザーというジャンルは、30年以上前から欧州を中心に親しまれている音楽でしたが、最近世界各地で人気が白熱し始めている注目のジャンルなのです!
本記事では、シューゲイザーの特徴や代表的なバンドについて紹介します。
この記事を読めば、シューゲイザーに関する知識を補完することができますよ!
なお、作曲のやり方について以下の記事で紹介しているので、シューゲイザーの楽曲を作ってみたいと思った人は参考にしてみてください。
目次
1.シューゲイザーとは
シューゲイザーとは、ロックミュージックのジャンルの一つで、1980年代後半にイギリスで誕生しました。
ロックミュージックのジャンルとされていますが、あくまでロックスタイルの一つと発言する人もおり、はっきりとした定義はありません。
1980年代に人気が過熱したのですが、徐々に人気も落ち着いていましたが、最近になって人気が再燃している状態です。
シューゲイザー独特の音楽感に注目する人も多く、世界中で耳にする機会が増えている音楽ジャンルでしょう。
2.シューゲイザーの3つの特徴
シューゲイザーの特徴について紹介します。
特に押さえておくべきポイントは以下の3つです。
順に紹介するので、これらの特徴を踏まえて、シューゲイザーの曲を作ってみましょう。
(1)エフェクターを多用している
シューゲイザーの特徴の一つに、エフェクターを多用していることが挙げられます。
ロックミュージックに必須のエフェクターですが、基本的には1~2つ程度しか使わないのに対し、シューゲイザーに関しては3つ以上使うこともあるのです。
複数のエフェクターを組み合わせることで、単音では表現できない音を出すことができます。
いくつものエフェクターを使い分けながら、複雑な音を組み合わせて音楽を表現しているのがシューゲイザーといえるでしょう。
(2)浮遊感や陶酔状態を楽しめる
浮遊感や陶酔状態を楽しめる点もシューゲイザーの特徴です。
エフェクターによる音の歪みで、耳に残るような反響を作ることができるため、複雑な音によりふわふわしたような状態になります。
また、ロックが好きな人にとって、ギターの音の歪みは心地よく脳に響くので、陶酔状態になる場合があるのです。
ギター音の歪みによって独特な空気感を作ることができることは、シューゲイザーの魅力の一つでしょう。
(3)ウィスパーボイスを使う
シューゲイザーのボーカルでは、ウィスパーボイスを頻繁に使います。
ウィスパーボイスを使うことで、ギター音などの浮遊感をさらに助長することが可能です。
曲のメインはボーカルなので、ボーカルと重なる部分の楽器音は、やや印象が薄くなります。
しかし、消えるようなウィスパーボイスを多用することでギター音が際立ち、シューゲイザーの独特の空気感を存分に発揮することが可能になるのです。
そのため、ウィスパーボイスで音のクオリティを高めているといえるでしょう。
ウィスパーボイスに関しては、以下の記事でも紹介しているのでぜひご覧ください。
3.シューゲイザーの代表的バンド3選
シューゲイザーの代表的なバンドを紹介します。
特に知名度が高く、人気のバンドは以下の3組です。
順に紹介するので、まずは彼らの曲を聞いて、シューゲイザーとはどのような曲なのか頭に入れておきましょう。
(1)My Bloody Valentine
My Bloody Valentine(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)は、アイルランド出身のロックバンドです。
シューゲイザーといえば、My Bloody Valentineをイメージする人が多いほど非常に人気があり、日本ではマイブラの愛称で親しまれています。
1988年にリリースした1stアルバムの「Isn’t Anything」でシューゲイザーというジャンルが確立されたといっても過言ではありません。
シューゲイザーのパイオニア的存在として世界でも認知されているので、シューゲイザーを語る上でMy Bloody Valentineは押えておきましょう。
「only shallow」は再生数も多く、ギター音の歪みも多用されているので、一度聞いてみてください。
(2)SWERVEDRIVER
SWERVEDRIVER(スワーヴドライヴァー)は、イギリスのオックスフォードで結成されたロックバンドです。
重厚感のあるリフレインが特徴的で、主張の激しいリズム楽器も目立っており、パワー溢れる演奏を得意としています。
しかし、ロックの魅力であるギター音が、荒々しいリズム隊をリードしているので、全体的にまとまりのある音楽が特徴です。
2015年に再結成しており、現在もシューゲイザー界を引っ張っているバンドなので、ぜひチェックしておきましょう。
(3)RIDE
RIDE(ライド)もイギリスのオックスフォードで結成されたロックバンドで、シューゲイザー御三家として称えられています。
解散と再結成を行いながら、現在に至るまでシューゲイザーの引っ張る存在として活躍しています。
歪みの激しいギター音に負けじとリズム隊も力強く、激しいドラムや存在感のあるベースが特徴です。
シューゲイザーを象徴するバンドの一つなので、RIDEの楽曲もチェックしておきましょう。
まとめ
シューゲイザーは、ロックミュージックのジャンルの一つで、最近世界中で人気に火がついている音楽です。
歪みのあるギターサウンドが特徴で、ロックの中でも独特な空気感を醸し出すことができます。
今回紹介した3つのバンドは、シューゲイザーを語る上で避けては通れないバンドばかりなので、これらのバンドの楽曲は押さえておきましょう。
なお、以下の記事で作曲のコツについて紹介しているので、作曲の際にあわせて参考にしてみてください。