路上ライブに許可は必要?実情と今後につながる先進的な取り組み4例

「路上ライブを実施するには、警察の許可が必要なの?」
「路上ライブを許可なく行ったら、罰則を受けるの?」

このように悩んでいませんか?

実は路上ライブを行う際には警察の許可が必要であり、しかしながら正規の手続きをとってもなかなか許可が得られないという問題があるのです。

今回の記事では、路上ライブの許可取りの必要性と手順を紹介するのに加えて、路上ライブの実情や今後につながる先進的な4つの取り組みついて解説していきます。

この記事を読んで路上ライブの許可を得るための実情や将来像を理解し、マナーを守った路上ライブを行いましょう!

1.路上ライブの許可取りの必要性と手順

路上ライブを駅構内や公園で行う場合、原則として許可なしで実施することはできません。

道路交通法で「道路を使用する際には警察に許可を得なければならない」と定められており、演奏者や機材が道路の一部を占拠する路上ライブはこの法律を守らなければならないからです。

法律に違反した場合の罰則としては、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられることになっています。

路上ライブの申請手順としては、ライブを行う場所の管理者に届け出を提出します。

道路や公園などの公共施設を使う場合には警察に許可を取るのが一般的ですが、場所によっては市役所の生活安全課や交通課が窓口となる場合もあります。

このように、路上ライブを行う場所の管理窓口を確認の上届け出を提出し、管理者の許可を得ることができれば、無事に路上ライブを開催することが可能です。

2.路上ライブの実情

ここまで路上ライブの申請手続きについて説明しましたが、実は正規の手続きを踏んでも管理者の許可を得られることはほとんどありません。

路上ライブはまだ世間的に認められたものではなく、通行の妨げや騒音など迷惑のかかるものというイメージが強いのです。

プロのアーティストのライブならまだしも、無名のアーティストの路上ライブに許可を出してくれる管理者は非常に少ないのが実態です。

では、実際にさまざまな場所で見かける路上ライブはどのように行われているのかというと、ほとんどの路上ライブが申請手続きをせず無許可のまま実施されています。

実際には著しく通行を妨げるなどの迷惑行為を行ったり苦情が入ることがなければ、警察も黙認しているケースが多いのです。

ただし、正規の手続きを踏んでいない以上、警察に止められた場合には速やかに演奏を中止し、撤収しなくてはなりません。

このように、路上ライブの実情としては、正規の手続きを踏まずに無許可のまま実施するケースがほとんどなのです。

3.今後に向けた先進的な取り組み4例

ここまで路上ライブの実情をお伝えしてきましたが、将来的には路上ライブがきちんと公共機関の許可を得た上で実施できる環境が整備されることが期待されます。

実際に、海外では路上ライブはもっと市民権を得ており、文化的な活動として公共機関にも後押しされています。

国内でも同様に、以下のようなに一部の地域の団体・委員会が路上ライブに理解を示し、活動場所を提供する先進的な事例が出始めています。

  1. 音街かしわ
  2. すみだライブ
  3. アートキャスト
  4. 野田阪神野外音楽ステージ

このような動きを妨げず、さらに多くの地域に増やしていくためには、路上ライブが通行の妨げや騒音などによる迷惑行為と捉えられることのないよう、より一層路上ライブを行うアーティストたちのマナー向上が求められることになります。

ちなみに、現在は新型コロナ拡大の影響を受け三密を回避する必要があるため、今回紹介するライブ場所でも路上ライブが開催できない可能性があるため、最新情報をホームページでチェックしましょう。

以下に、先進的な4つの事例について詳しく説明します。

(1)音街かしわ

音街かしわは、千葉県柏市が「柏のストリートに歌声が聞こえる街であり続けるために」をコンセプトに、あらかじめ登録したアーティストに対して駅前での路上ライブを許可する制度です。

登録を行う場合、ホームページ上から申請を行い手数料として540円(税込)を支払うことで、1年間有効の登録証を発行してもらえます。

ただし、使用上のルールとして、発電機・アンプ・ドラムを使用しないことと明記されているため、弾き語りなどがメインとなる点にご注意ください。

このように、音街かしわは柏市が路上ライブを活用して柏駅周辺を盛り上げることを目的とした事業で、事前登録をしておくことで駅前で路上ライブを行うことが可能です。

(2)すみだライブ

すみだライブは、「ルールと秩序を持たせたストリートライブで地域活性化」をコンセプトに、迷惑行為を抑制しつつ音楽文化を促進させようという取り組みです。

本事業は音楽文化事業・地域活性事業であるため、登録時にはジャンルや演奏が一般的に受け入れられるクオリティのものであるかの審査が行われます。

また、登録の際にはシステム利用料として216円/月を12カ月分支払う必要があります。

利用できる楽器は会場ごとに制限があり、会場によっては物販も可能です。

このように、すみだライブは違法な路上ライブを抑制しながら音楽文化を促進させるために、審査に通ったアーティストに対してライブ場所を提供してくれる取り組みです。

(3)アートキャスト

アートキャストは、井の頭公園で2007年から開催されている「井の頭公園アートマーケッツ」の一環で、事前登録を行うことで路上ライブを許可してもらえる取り組みです。

井の頭公園アートマーケッツでは路上ライブ以外にもストリートパフォーマンス・ハンドメイド作品の販売などが開催されています。

アートキャストに登録するためには、年間登録料として12,000円がかかるほか、未成年者の場合は親の同意が必要です。

また、応募者が多数いる場合には抽選となります。

毎年12月上旬に登録者の募集が開始されますので、興味のある方は忘れずチェックしてみてください。

このように、アートキャストは井の頭公園であらかじめ登録されたアーティストが路上ライブを行える取り組みで、東京で路上ライブを行いたい方には特におすすめです。

(4)野田阪神野外音楽ステージ

野田阪神野外音楽ステージは、2013年から大阪府福島区が駅前活性化プロジェクトの一環として大阪初の公認路上ライブができる場所を提供してくれている取り組みです。

国道事務所・大阪府警・福島区役所が公認の元、阪神野田駅前の広場を路上ライブに活用することで、魅力的な駅前空間を演出し、野田阪神の認知度向上・経済効果を創出し、地域活性化を目指しています。

福島区の公認を得て路上ライブを行う資格を得るための条件はオリジナル曲を5曲以上有することで、さらにライブ映像2曲を提出した上で審査に通ることが必要です。

登録アーティストはホームページ上で随時募集しています。

このように、野田阪神野外音楽ステージは大阪初の取り組みとして、野外ライブを活用して地域活性化を目指しています。

まとめ

今回の記事では、路上ライブの許可取りの必要性と手順を紹介するのに加えて、路上ライブの実情や今後につながる先進的な4つの取り組みついて解説しました。

路上ライブを行う際には警察の許可が必要であり、しかしながら正規の手続きをとってもなかなか許可が得られないという問題があります。

この記事を読んで路上ライブの許可を得るための実情や将来像を理解し、マナーを守った路上ライブを行いましょう!

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