「マイクプリアンプって何のために使う機材なの?」
「マイクプリアンプってどの機材を選べばいいの?」
作曲をしている人の中には、マイクプリアンプの効果や選び方について詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。
マイクプリアンプは必ずしも必要な機材ではありませんが、実はマイクプリアンプを使って録音することでワンランク上の上質な音にすることができるのです!
本記事では、マイクプリアンプの効果や選ぶときのポイント、購入をおすすめする人の特徴、おすすめの機材について紹介します。
この記事を読めば、マイクプリアンプの重要性を理解した上で、自分にマッチした機材を導入することができますよ!
目次
1.マイクプリアンプとは
マイクプリアンプとは、マイクの音声を増幅するためのアンプ回路のことです。
従来のオーディオインターフェースで録音した音よりも、マイクプリアンプで録音した音の方が質が高く、細かい音の違いを聞き分けることができます。
マイクで拾った音量は楽器音に比べて小さいため、マイクのボリュームを一定レベルにするためにはマイクの音量をかなり上げなければなりません。
ミキシングなどボーカルに合わせて音源を調整する工程に手間がかかるため、録音前にマイクが拾える音量を調節できる点は大きな魅力といえるでしょう。
2.マイクプリアンプを選ぶときに確認すべきスペック
マイクプリアンプを選ぶときに確認しておくべき項目があります。
特に意識しておくべきスペックは以下の通りです。
- XLR端子(音響機器同士を接続するための端子)の有無
- フォーン端子の(ヘッドホンや電子楽器を接続するための端子)有無
- ファンタム電源(コンデンサーマイクに必要)供給の有無
- Hi-z入力(エレキギターやベースをライン録音する際に必要なモード)の有無
楽曲制作において、オーディオ機器やギター、電子楽器は必須なので、いずれにも対応しているスペックは最低限揃えましょう。
3.マイクプリアンプの導入をおすすめしたい人の特徴
マイクプリアンプを使うべき人の特徴を紹介します。
今使っている機材の音質では満足できない人は、マイクプリアンプを導入すべきです。
楽曲制作を始めたばかりの人は必ずしもマイクプリアンプを用意する必要はありません。
DTM(デスクトップミュージック)のプラグインでも高性能のものが登場しており、マイクプリアンプに頼らずともクオリティの高い楽曲制作が可能です。
しかし、オーディオインターフェースを通して集めた音でも質は高いのですが、マイクプリアンプを通して録音した音はさらに上質で、オーディオインターフェースで録音した音と天と地の差があります。
マイクプリアンプはプラグインでは拾えない演奏の細かい部分もしっかり拾うことができ、音に重厚感が生まれ同じ音源でもワンランク上の音に昇華させることができるのです。
オーディオインターフェースで録音した音では満足できないほど耳が育った人に、マイクプリアンプの使用を推奨します。
4.おすすめのマイクプリアンプ3選
初心者におすすめのマイクプリアンプをいくつかピックアップして紹介します。
今回紹介するマイクプリアンプは以下の3つです。
順に紹介するので、どのようなマイクプリアンプがあるのかチェックして、機材を選ぶときの参考にしてください。
(1)ISA One(FOCUSRITE)
ISA Oneは、FOCUSRITEがメーカーでマイクプリアンプの定番の製品です。
クリアで伸びのある音が特徴で、音楽のプロからも高い評価を得ています。
万能型で使いやすく、本格的に活動することになっても十分活用することが可能です。
評価が高いマイクプリアンプを購入したい人におすすめします。
価格 | 49,800(税込)円 |
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重さ | 3.9 kg |
サイズ(W×H×D) | 220x 104x 254-290(mm) |
XLR端子・フォーン端の有無 | 〇 |
ファンタム電源 | 〇 |
(2)PRE-73mk3(Golden Age Project )
PRE-73mk3は、Golden Age Projectがメーカーでお手軽に高品質な音を録音することができます。
英国CARNHILL社製のトランスフォーマーをはじめ、最高品位のコンポーネントを採用しており、すでに評価の高い丁寧な設計と細やかなサウンドチューニングが施されているのが特徴です。
最も完成されたアナログサウンドを楽しめる製品なので、ビンテージ・スタイルのマイクプリアンプが欲しい人におすすめします。
価格 | 50,600(税込)円 |
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重さ | – |
サイズ(W×H×D) | 215×42×250(mm) |
XLR端子・フォーン端の有無 | 〇 |
ファンタム電源 | 〇 |
(3)MIC300 (BEHRINGER)
MIC300は、BEHRINGERがメーカーであらゆるマイクや楽器、ライン音源に適した製品です。
UTCテクノロジーを搭載した真空管によってノイズを最小限にカットし、温かみのある音質が特徴といえます。
マイクプリアンプの中でも特にリーズナブルで、対応端子も充実しており利便性が高いです。
接続できる機材も多く柔軟に活用できるので、マイクプリアンプを試しに使ってみたい人は購入を検討してみてください。
価格 | 8,800円(税込)円 |
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重さ | 0.62kg |
サイズ(W×H×D) | 135×64×132(mm) |
XLR端子・フォーン端の有無 | 〇 |
ファンタム電源 | 〇 |
まとめ
マイクプリアンプを導入することで、録音する音質をワンランク上に昇華させることができます。
特に接続できる端子は必ず確認して、使いたい機材に対応しているものを選びましょう。
今回紹介した製品を参考に、自分に合ったマイクプリアンプを採用してみてください。