DTMモニタースピーカーの必要性とは?機材を選ぶときの4つのポイント

「DTMモニタースピーカーって何のために必要なの?」
「DTMモニタースピーカーを選ぶときに注意すべきポイントはあるの?」

作曲活動を始めた人の中には、DTMモニタースピーカーの必要性を感じていない人も多いのではないでしょうか。

DTMモニタースピーカーがなくても楽曲制作をすることは可能ですが、実はDTMモニタースピーカーを使うことで音のバランスを正確に把握することができ、クオリティの高い曲に仕上げることができるのです!

本記事では、DTMモニタースピーカーの効果や選び方、おすすめの機材を紹介します。

この記事を読めば、DTMモニタースピーカーを使ってワンランク上の楽曲に仕上げることができるようになりますよ!

1.DTMモニタースピーカーとは

DTMモニタースピーカーとは

https://mackie-jp.com/cr-x-creative-reference-multimedia-monitors/

DTMモニタースピーカーとは、DTMやレコーディングなど音楽制作に使用されるスピーカーのことです。

従来のスピーカーに比べると原音の再現度が高く、聞き漏らしてしまいそうな細かい音まで鮮明に聞くことができます。

DTMモニタースピーカーを利用することで音質にこだわることができ、サウンドの完成度を高めることが可能です。

楽曲制作をする上で重要な機材なので、揃えておくことをおすすめします。

2.DTMモニタースピーカーの必要性

DTMモニタースピーカーの必要性

楽曲制作をしている人の中には、リスニングスピーカーでも十分と思っている人もいるかもしれませんが、DTMモニタースピーカーを使うことで楽曲のクオリティを極限まで高めることができます。

原音に忠実なサウンドを再生できるため、追加する音源の調整も細かく設定することが可能です。

楽曲のクオリティに大きく影響を与える音量や音のバランス、エフェクトのかかり具合などを正確に確認できるため、理想の音楽の追求を実現します。

リスニングスピーカーが音楽を楽しむことを前提とされているのに対して、DTMモニタースピーカーは楽曲制作に特化した機材です。

遊び感覚で楽曲制作をするのであればリスニングスピーカーでも十分ですが、こだわりを持って楽曲制作に取り組むのであれば、DTMモニタースピーカーは必須の機材といえるでしょう。

3.DTMモニタースピーカーの4つの選ぶポイント

DTMモニタースピーカーの4つの選ぶポイント

DTMモニタースピーカーを選ぶときのポイントを紹介します。

今回紹介する意識すべきポイントは以下の4つです。

  1. 想定している場所に設置できるサイズにする
  2. アンプが内臓されているものにする
  3. 接続したい機器に対応しているものにする
  4. 使用場所に合った出力のものにする

順に紹介するので、これらのポイントを頭に入れた上でDTMモニタースピーカーを選びましょう!

(1)想定している場所に設置できるサイズにする

想定している場所に設置できるサイズにする

DTMモニタースピーカーはサイズが大きいため、想定している場所に設置できるか確認しましょう。

スペースがあまり確保できない人は、ブックシェルフ型の小型なタイプがおすすめです。

デスクトップに設置することができるので、パソコンなどの機材と一緒にセットできます。

想定している場所よりも一回り小さめのものを選びましょう。

(2)アンプが内臓されているものにする

アンプが内臓されているものにする

アンプが内蔵されているものがおすすめです。

アンプが内蔵されていなければ別にアンプを用意しなければならず、アンプを設置するスペースが必要になります。

アクティブスピーカー(アンプが内蔵されてるスピーカーのこと)であれば、アンプを買う必要がなくなるため、費用も抑えられる点も大きなメリットです。

ある程度慣れてきて、高性能のアンプが欲しくなったらそのときに買い替えるとよいでしょう。

(3)接続したい機器に対応しているものにする

接続したい機器に対応しているものにする

接続したい機器に対応しているか確認することも重要です。

RCAプラグやPHONEプラグ、XLRプラグなど接続機器によっては基準は異なります。

所有している機器やこれから使う予定の機器があれば、それらの機器に対応しているものの中から選びましょう。

(4)使用目的に合った出力のものにする

使用目的に合った出力のものにする

使用目的に合った出力のものにしましょう。

自宅の部屋と事務所の広いスペースでは、必要なスペック(ワットや周波数)が異なります。

自宅で使用するのであれば40~70Wで十分ですが、広いスペースで使用する場合はそれ以上のワットが必要です。

また、再生する音域が広い場合は、周波数特性(Hz)の範囲が広いものが好まれます。

スペックが高いに越したことはありませんが、その分価格も上がり、不要な機能などが増えて使いづらくなることもあるので、自分のニーズに合ったものを選びましょう。

4.おすすめのDTMモニタースピーカー3選

おすすめのDTMモニタースピーカー3選

初心者におすすめのDTMモニタースピーカーを紹介します。

今回紹介するDTMモニタースピーカーは以下の3つです。

  1. HS5(YAMAHA)
  2. A5+パワードスピーカー(AUDIOENGINE)
  3. iLoud Micro Monitor(IK Multimedia)

順に紹介するので、DTMモニタースピーカーを選ぶときの参考にしてください。

(1)HS5(YAMAHA)

HS5(YAMAHA)

https://jp.yamaha.com/products/proaudio/speakers/hs_series/index.html#media-images-for-slider-full-width-282677

HS5は、YAMAHAがメーカーでブックシェルフ型の小型のモニタースピーカーです。

再生周波数帯域は54~30kHzとかなり広範囲の音域に対応しており、拾える音が多く正確に原音を確認できます。

トータル70W出力の高品位パワーアンプが搭載されているので、バランスよく調整してサウンドを再生することができるでしょう。

スペースも取らないコンパクトサイズなので、机の上に置きたい人におすすめです。

価格13,500(税込)円
サイズ(W×H×D)170x285x222(mm)
ワット数70W
再生周波数54Hz~30kHz

(2)A5+パワードスピーカー(AUDIOENGINE)

A5+パワードスピーカー(AUDIOENGINE)

https://kopek.jp/archives/audioengine/a5plus.html

A5+パワードスピーカーは、AUDIOENGINEがメーカーでオーディオ愛好家が満足できるほどのサウンドクオリティーが特徴です。

スマートフォンやブレット、パソコン、TVなどのデバイスに対応しているので、簡単に音楽を出力することができます。

パワーアンプを内蔵したアクティブスピーカーなので、別途アンプやレシーバーを用意する必要がありません。

インテリアとしてもおしゃれなデザインなので、ハイエンドモデルの購入を検討している人におすすめです。

価格56,970(税込)円
サイズ(W×H×D)L側:270×180×230(mm)
R側:270×180×200(mm)
ワット数150W
再生周波数50Hz~22kHz

(3)iLoud Micro Monitor(IK Multimedia)

iLoud Micro Monitor(IK Multimedia)

https://www.ikmultimedia.com/products/iloudmm/index.php?p=images

iLoud Micro Monitorは、IK Multimediaがメーカーで世界最小クラスのモニタースピーカーです。

極めてポータブルなデザインにもかかわらず、クリアな音質で70Wの高出力を実現しています。

気軽に持ち運ぶことができるので、通常は倉庫などに保管して使用するときに設置するといった使い方も可能です。

屋外に持ち運んだり、小まめに収納したりしたい人は、前向きに購入を検討してみてください。

価格35,409(税込)円
サイズ(W×H×D)90×135×180(mm)
ワット数70W
再生周波数45Hz~22kHz

まとめ

DTMモニタースピーカーを利用することで、原音の再現を極限まで高めることができ、楽曲制作のクオリティーを向上させることができます。

商品を選ぶときはサイズや対応機器などに注目して、ニーズに合ったものを選ぶことが重要です。

今回紹介した3つのDTMモニタースピーカーを参考にして、自分に合った機材を活用しましょう。

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