ボーカルレコーディングのやり方とは?押さえておくべき4つのポイント

「ボーカルのレコーディングって何から始めたらいいの?」
「効率良くボーカルのレコーディングをするには何をすべきなの?」

ボーカルのレコーディングをしようと思っている人の中には、具体的なやり方が分からなくて困っている人もいるのではないでしょうか。

実は、ボーカルのレコーディングでやることは単純で、要所を押さえれば専門知識がない人でも簡単にボーカルをデータ化できるのです!

本記事では、ボーカルのレコーディングに必要な機材ややり方、初心者が押さえるべきコツについて紹介します。

この記事を読めば、ボーカルのレコーディングに必要な知識を補完することができますよ!

なお、以下の記事でボイトレの方法を紹介しているので、レコーディング前の準備の参考にしてみてください。

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1.ボーカルのレコーディングに必要な機材

ボーカルのレコーディングに必要な機材

ボーカルのレコーディングには、いくつかの機材が必要です。

これだけは最低限揃えておくべき機材は、以下のようなものがあります。

最低限そろえておくべき機材
  • DAWソフト
  • オーディオインターフェース
  • マイク
  • へッドホン

ボーカルのレコーディングで必要な機材の中で特に重要なのは、DAWソフトとオーディオインターフェースです。

DAWソフトにはボーカルのレコーディングだけでなく、さまざまなエフェクトを使えるものやプラグインの追加が可能なものがあります。

また、オーディオインターフェースにも用途が異なるものがあるので、自分の目的に合ったDAWソフトやオーディオインターフェースを選ぶことがポイントです。

なお、以下の記事でおすすめのDAWソフトやオーディオインターフェースを紹介しているので、購入の際の参考にしてください。

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2.ボーカルのレコーディングのやり方3ステップ

ボーカルのレコーディングのやり方3ステップ

ボーカルのレコーディングのやり方について紹介します。

主な流れは以下の通りです。

  1. メインボーカルの録音をする
  2. ダブルの録音をする
  3. コーラスの録音をする

順に紹介するので、この流れでレコーディングを進めていきましょう。

(1)メインボーカルの録音をする

メインボーカルの録音をする

まずは、メインボーカルをレコーディングしましょう。

メインボーカルをレコーディングするときは、3~4テイク行うのが基本です。

複数回レコーディングすることで、テイクごとに良い部分を切り取ってつなぎ合わせることができます。

テイクをこなすごとにリズム感が研ぎ澄まされていくので、1~2回で満足せずに最低でも3回は行いましょう。

なお、レコーディングは同じ日に行うのが一般的です。

日を分けてしまうと喉のコンディションにずれが生じる可能性が高く、声質が変わりやすくなります。

不自然になるため、同じ日にレコーディングを行いましょう。

(2)ダブルの録音をする

ダブルの録音をする

ダブルボーカル(ハモリなど)を入れる場合は、メインボーカルの収録後に録音しましょう。

メインボーカルにあわせることで、エフェクトがかかったような印象を作ることができます。

ダブルを録音するときは、メインボーカルとずれないようにブレスの位置などを確認しておきましょう。

(3)コーラスの録音をする

コーラスの録音をする

最後に、コーラスパートを録音します。

コーラスパートがない楽曲はダブルの録音で終了です。

ダブルと同様にコーラスパートを録音するときも、ブレスや音の長さは意識してあわせるようにしましょう。

3.ボーカルのレコーディングの4つのコツ

ボーカルのレコーディングの4つのコツ

ボーカルのレコーディングのコツについて紹介します。

特に押さえておくべきポイントは以下の4つです。

  1. マイクの高さを口元に設定する
  2. マイクに近づきすぎない
  3. ポップガードを使う
  4. リフレクションフィルターを使う

順に紹介するので、レコーディングを行う際の参考にしてみてください。

(1)マイクの高さを口元に設定する

マイクの高さを口元に設定する

マイクを使うときは、マイクグリル(音を拾う部分)を口元の高さに調整しましょう。

マイクグリルの高さが口元からずれると、拾う声の周波数が変わってしまいます。

音の帯域が変わることで音質が変わり、本来のボーカルとは異なる音源になってしまうのです。

いくら高性能マイクを使っていても、マイクグリルの位置が口元の高さになければ、本来の性能を発揮できないので、マイクの位置には気をつけましょう。

(2)マイクに近づきすぎない

マイクに近づきすぎない

マイクに近づきすぎないようにすることもポイントです。

ある程度近づかなければなりませんが、口がマイクに付くほど距離が近ければ、低音域を拾ってしまい不要な音までレコーディングされる可能性があります。

楽曲によって適切なマイクとの距離は異なりますが、20cm〜30cmを目処にマイクとの距離を保ちましょう。

(3)ポップガードを使う

ポップガードを使う

ポップガードを使うことで、ノイズを軽減することができます。

人の耳では聞こえないような息が出る音でもマイクはしっかり拾ってしまうため、ポップガードなしでは破裂音が入ってしまうのです。

特にコンデンサーマイクは、破裂音を顕著に拾うため、ボーカルのレコーディングをするときは、ポップガードは必須といえるでしょう。

ポップガードは1,000円~2,000円程度で購入できるので、Amazon等で予算に合ったものを探してみましょう。

(4)リフレクションフィルターを使う

リフレクションフィルターを使う

レコーディングに特化した部屋以外でボーカルを収録する場合は、リフレクションフィルターを使うことをおすすめします。

リフレクションフィルターとは、部屋の反響をカットしてくれる機材です。

マイクは、口から直接拾う音と壁に反射した音を拾うので、リフレクションフィルターなしでは反射音がノイズとして入ってしまいます。

特に、CLASSIC PRO(クラシックプロ) CAR900は、70000円で購入できるので初心者におすすめです。

ノイズ処理が大変なので、作業効率をアップさせるためにリフレクションフィルターも揃えておきましょう。

まとめ

ボーカルのレコーディングをするときは、メイン、ダブル、コーラスの順で行います。

レコーディングを上手に行うポイントはマイクの使い方です。

マイクの高さや距離を意識したり専用機材を活用したりすることで、レコーディングのクオリティを向上させることができます。

今回紹介したポイントを参考に、独自にボーカルのレコーディングに挑戦してみましょう。

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