ディミニッシュコードの特徴とは?初心者におすすめの2つの使い方

「ディミニッシュコードってどんな特徴のあるコードなの?」
「ディミニッシュコードってどのように使うの?」

コードを勉強している人の中には、ディミニッシュコードが一体どのようなコードなのかまだ理解できていない人も多いのではないでしょうか。

ディミニッシュコードは一見難しそうに思えますが、実は数あるコードの中でも特に覚えやすい初心者向けのコードなのです!

本記事では、ディミニッシュコードの特徴や規則性、使い方について紹介します。

この記事を読めば、ディミニッシュコードを理解して自由に使いこなせるようになりますよ!

1.ディミニッシュコードとは

ディミニッシュコードとは

ディミニッシュコードとは、ルート音から3音ずらした音を重ねたコードのことで、コード譜では〇dim(〇ディミニッシュ)と表記されることが多いです。

メジャーコードやマイナーコードとは異なった特徴を持っており、不気味に聞こえますがどこか情熱的な部分も感じます。

表記が英語でメジャーコードやマイナーコードに比べて難しそうに感じるかもしれませんが、実は構成音はシンプルで初心者が最も覚えやすいコードと言っても過言ではないでしょう。

なお、規則性については後述しますので、覚えるときの参考にしてください。

2.ディミニッシュコードの2つの特徴

ディミニッシュコードの2つの特徴

ディミニッシュコードの特徴を紹介します。

ディミニッシュコードの主な特徴は以下の2つです。

  1. ドミナント機能
  2. サブドミナント機能

順に紹介するので、コードの展開によって使い分けることができることを頭に入れておきましょう。

(1)ドミナント機能

ドミナント機能

ディミニッシュコードがドミナント機能を務めるときは、主にマイナーダイアトニックコードの1つとして使われるときです。

ドミナントコードはトニックコードとの結びつきが強いため、「〇dim→Ⅰm」という流れでよく見かけます。

特に導音(第7音)で使われることが多く、導音→主音への動きで使われることを覚えておきましょう。

(2)サブドミナント機能

サブドミナント機能

ディミニッシュコードはサブドミナント機能も有しており、偽終止の手法に使われることがあります。

偽終止とはトニックコードに終止すると思わせて、トニックコード以外のコードで終止するコード進行のことです。

ディミニッシュコードをサブドミナントコードとして使うことで、曲が終わると見せかけて終わらせない曲の展開することができ、聴いている人に意外性を持たせることができます。

たとえば、トニックコード(Ⅰ・Ⅰm)のコードをdim7にするだけで、違和感は出さずに聴いている人にフェイントをかけることが可能です。

偽終止の手法を用いてコード進行を作りたい場合に活用することになるので、頭の片隅に入れておきましょう。

3.ディミニッシュコードの規則性

ディミニッシュコードの規則性

ディミニッシュコードの規則性を紹介します。

ディミニッシュコードは、ルート音から3音ずらした音で構成されていることを覚えておきましょう。

このことを頭に入れた上で鍵盤上の12音をかき出してみてください。

Cから12音を並べると以下のようになります。

鍵盤上の12音

C・C♯・D・D♯・E・F・F♯・G・G♯・A・A♯・B

ディミニッシュコードの規則性に従ってCから3音ずらした音を拾っていくと、Cdim7のコードの構成音は以下の4音になります。

Cdim7の構成音

C・D♯・F♯・A

このようにそれぞれの音をルート音にしてディミニッシュコードを導くと以下のようになります。

ディミニッシュコード構成音
CC・D♯・F♯・A
C♯C♯・E・G・A♯
DD・F・G♯・B
D♯D♯・F♯・A・C
EE・G・A♯・C♯
FF・G♯・B・D
F♯F♯・A・C・D♯
GG・A♯・C♯・E
G♯G♯・B・D・F
AA・C・D♯・F♯
A♯A♯・C♯・E・G
BB・D・F・G♯

ここでよく見てみると、「C、D♯、F♯、A」の4つのディミニッシュコードの構成音はすべて同じであることが分かります。

同様に、「C♯、E、G、A♯」と「D、F、G♯、B」の組み合わせも構成音が同じです。

鍵盤上の12音を3音で4等分していることになるため、ディミニッシュコードは3つのパターンしかないということになります。

ディミニッシュコードを覚えるときは、ルート音から順に3音ずらした音で構成されていることを頭に入れておきましょう。

4.ディミニッシュコードの2つの使い方

ディミニッシュコードの2つの使い方

ディミニッシュコードの使い方を紹介します。

主な使い方は以下の2パターンです。

  1. セブンスコードの代わりに使う
  2. パッシングディミニッシュを使用する

順に紹介するので、ディミニッシュコードをどのように使えばよいのか頭に入れておきましょう!

(1)セブンスコードの代わりに使う

セブンスコードの代わりに使う

セブンスコードの代わりに使うのが一般的です。

セブンスコードとは4つの音で構成されるコードのことで、1度3度5度で構成される三和音に7度の音を加えた4音で構成されています。

実はディミニッシュコードとセブンスコードの構成音は類似しており、似たような音になっているのです。

たとえば、C7(Cのセブンスコード)の構成音は「C・E・G・A♯」、C♯dimの構成音は「C♯・E・G・A♯」なので、「E、G、A♯」の3音は同じということが分かります。

共通した音が3つもありC7とC♯dimのコードの響きは似ていることから、セブンスコードの代わりとして活躍するのです。

セブンスコードの代わりとして使う場合は、セブンスコードのルート音から半音上げた音をルート音にしてディミニッシュコードに変更しましょう。

なお、以下の記事でセブンスコードの特徴について詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

セブンスコードの特徴とは?初心者が混乱しがちな2つのパターン!

2021.01.16

(2)パッシングディミニッシュを使用する

パッシングディミニッシュを使用する

パッシングディミニッシュを利用することもできます。

パッシングディミニッシュとは2つのコードを滑らかにつなぐためのディミニッシュコードのことです。

たとえば、「E→F♯」といったコード進行があるとしましょう。

ベース音はEからF♯と上がっていますが、この2つの音の間にあるFをルート音にしたディミニッシュコードを以下のように挟むことで、より滑らかにEからF♯につなげることができるのです。

パッシングディミニッシュの使用例

E→F♯(元のコード進行)
E→Fdim→F♯(パッシングディミニッシュを使用)

コード進行を滑らかにしたいときや細かくリズムを刻みたいときなどにおすすめのテクニックなので、2つのコードの間に音がある場合は、積極的に使ってみましょう。

まとめ

ディミニッシュコードは表記が英語なので初心者には難しく感じるかもしれませんが、性質上3パターンしか存在しないので最も覚えやすいコードの1つです。

ディミニッシュコードに求める役割や用途によって使い分けることができます。

今回紹介した機能や使い方を参考にして、オリジナリティ溢れるコード進行を考えてみましょう!

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