「バンド活動を辞めたい…」
「バンドを脱退する際、スムーズに進めるには?」
バンド活動を辞めたいと考えていても、具体的に何から取り掛かれば良いのかわからず悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
バンドマンがバンド辞めるには、バンド脱退を伝える際のルールなどを知っておくことが必要です。
本記事では、バンド脱退を伝える際のルールに加え、良くある脱退理由3つについて解説します。
以下の記事では、バンドのメンバー探しの方法についても解説しているのでぜひご覧ください。
目次
1.良くある脱退理由3つ
バンドを辞める背景は様々で、よくある脱退理由としては、以下の3つがあります。
順に解説します。
(1)人間関係のこじれ
1つ目の良くある脱退理由は、人間関係のこじれです。
人間関係が良好であるとバンド内でのチームワークやコミュニケーションが円滑になりますが、うまくいっていないとフラストレーションの源になります。
例えば、バンドへの参加が最後の場合や、年齢が一番年下の場合にはバンド内での地位が低くなり”いじられ役”になることがあります。
たとえバンドを組んでともに音楽をやるうえでは問題なくとも、このような些細なことで人間関係がこじれることもあります。
また、相手のスキルや存在が格上すぎる場合、自分の未熟さに不甲斐ない思いを抱え、人間関係がスムーズにいかないこともあります。
(2)音楽の方向性の違い
2つ目の良くある脱退理由は、音楽の方向性の違いです。
音楽の方向性の違いとは、理想とする音楽活動に対する意見の違いのことで、音楽ジャンルや、曲調などのイメージが違うことを指します。
バンドはメンバーそれぞれがエゴをぶつけ合う場所でもあるため、少しでも音楽の方向性が違っていたら不具合が出てしまいます。
また、音楽の方向性の違いが人間関係の悪化に至り解散する、というのは良くあるパターンです。
それはつまり、音楽性の違いというのは建前で、その裏には「メンバーが自分の意見を否定ばかりする」「メンバーの指摘が気に入らない」という感情的な理由が隠れていることも多いです。
(3)活動スタンスの温度差
3つ目の良くある脱退理由は、活動スタンスの温度差です。
自分はプロを目指し本気で活動したいのに、練習不足のメンバーがいるとスタジオでの音合わせの際に手間取りイライラしてしまうでしょう。
こうした不満は「バンド活動を「趣味」あるいは「ビジネス」として行うのか」というバンド活動の目的がそれぞれ違うこで起こります。
社会人バンドマンは日々の仕事を全て完了してから趣味にシフトしますが、フリーターなどのバンドマンは日々の仕事の中にバンドが組み込まれています。
したがって、「もっとバンド活動に時間が割けないのか?」などメンバー間で不満が生まれ、お互いが消耗するようになります。
時間やお金の価値観が合わない、立ち位置や熱量の違いなどこうした認識の差が大きいほどバンドの存続は困難になりがちです。
2.バンド脱退を伝える際のルール3つ
バンド脱退を伝える際の3つのルールを紹介します。
脱退するときに最も気をつけるべきことは、どんなに嫌なことがあってもバンドに迷惑をかけないことです。
バンド活動が短期間だったとしても一緒に音楽を楽しんだ仲間であり、また、お互いに音楽を続けるならこの先どこかで会うことは十分に考えられるからです。
日頃からバンドや音楽関連の人間関係は大切にするようにし、バンド脱退時にはお互いに嫌な思いしないためにも3つのルールをしっかりと頭に入れておきましょう。
(1)直接メンバーに会って話す
バンド脱退を伝える際の1つ目のルールは、顔と顔を合わせて直接話すことです。
なぜなら、去り際は一番人間性が見える場面であるため、誠実に話をしなくてはならないからです。
そのため、気まずいからと言って、LINEやメールで切り出す人ことは控えてください。
その際、辞めたいと思った理由についても具体的に話すようにしましょう。
(2)日程に余裕を持って申し出る
バンド脱退を伝える際の2つ目のルールは、日程に余裕を持って切り出すことです。
バンドを辞めたいと思っても他のメンバーがライブやレコーディングの予定を決めていてなかなか言い出せないことは良くあります。
そのため、具体的に「今現在から、数か月後以降は予定は入れないで欲しい」と伝えましょう。
アマチュアインディーズバンドの場合には、半年先から長くて1年先まで予定が決まっていることが多いです。
音源をリリースするようなライブバンドの場合には、レコーディングから音源リリース、そしてツアーがあると1年近く先のスケジュールが決まっています。
すでにレコーディングが始まっている状態でスケジュールをストップさせると、多くのスタッフに迷惑をかけるだけでなく、多額の損害賠償代が発生します。
その代金を負担する覚悟がないにもかかわらず「辞めます」ということは認められないでしょう。
そのため、突然「辞めたい」と言うのではなく、「◯月以降は予定を入れないで欲しい。実は…」と切り出した方が、「そこまでは責任を全うするよ」と誠実さをアピールすることができます。
(3)感情的になることを避ける
バンド脱退を伝える際の3つ目のルールは、脱退する側、既存メンバーともに感情的にならないことです。
脱退する側においては、バンド活動やメンバーに不満があってもメンバーの気持ちやバンドの立場を最後までしっかり考える必要があります。
既存メンバーからすると、突然の脱退の申し出であれば「辞められると困る」という気持ちがあるかもしれません。
そしてその気持ちが先行してしまうと感情的になって喧嘩別れになりかねないため、お互いに落ち着いて話をしましょう。
バンドメンバーが辞める理由は様々です。
こればかりはメンバーそれぞれの状況や意思の問題なので、他のメンバーが介入できる余地は多くありません。
そのため、勢いに任せて喧嘩腰に話すのではなく、残念である気持ちを伝えつつ、話し合いを重ねて、お互いが納得できる結論を出す必要があるでしょう。
まとめ
今回は、バンド脱退を伝える際のルール、良くある脱退理由について解説しました。
バンドを脱退するなら、決まっている予定は最後まで全うし、バンドやメンバーに迷惑をかけないようにしましょう。
メンバーから脱退の申し出があれば、全員が納得いくまでしっかりと話し合うことが大事です。
メンバーはそれぞれ別の考え方や意見を持っているため、お互いを尊重した上で「バンドとしてどうありたいか」「どうしていきたいか」を確認し合う時間もときには必要です。
今後のバンド活動、音楽ライフを応援しています!