作曲依頼にはいくら必要?依頼先別3パターンの相場と選定ポイント

「作曲を依頼したいが、費用はどの程度かかるのだろう?」
「作曲家に曲を作ってもらう場合、依頼先によって相場が違うの?」

このように悩んでいませんか?

実は作曲の依頼先にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や相場が異なるため、自分の希望に沿った依頼先を見つけることが大切です。

今回は、作曲を依頼する際の3つの依頼先・依頼先ごとの相場を解説するのに加えて、依頼先を選定する上での3つのポイントについても紹介します。

この記事を読んで作曲の依頼先の種類や相場を理解することができれば、希望に沿った曲を納得のいく形で作ってもらうことができますよ!

1.依頼先ごとの相場

依頼先ごとの相場は以下の通りです。

種類相場
クラウドソーシングサイト1~5万円
SNS1~10万円
作曲会社15~50万円

上記価格の中には、作曲家・編曲家・クリエイターなどの人件費と設備使用料が含まれます。

また、実際には、曲の長さ・使用する機材・作曲家のスキルなどによって価格が変動します。

基本的に、作曲会社は個人の作曲家よりも携わる人数が多く、本格的な設備を使用するケースも多いため、全体の費用も高くなる傾向にあります。

2.3つの作曲依頼先の特徴

作曲を依頼する場合、一般的には以下の3種類のいずれかから依頼先を選択します。

  1. クラウドソーシングサービス
  2. SNS
  3. 作曲会社

それぞれの依頼先の特徴を順番に説明します。

(1)クラウドソーシングサービス

作曲を依頼する際の依頼先の1つ目に、クラウドソーシングサービスが挙げられます。

クラウドソーシングサービスは、作曲を依頼したい人と個人作曲家をつなぐ紹介サイトで、代表的なサイトとしてはココナラAudiostockなどが挙げられます。

個人との契約でありながら、サイト上にあらかじめ価格が明示され、お金のやり取りもサイトを通して行うため、誰でも気軽に作曲を頼みやすいのが特徴です。

また、価格的には今回紹介する3種類の中で一番安価です。

ただし、作曲家としてのレベルはさまざまで、プロ顔負けの楽曲を作る人もいれば、価格重視の低クオリティーな曲しか作れない人もいます。

そのため、価格だけで決めるのではなく、サンプル曲や口コミを参考に信頼できる作曲家を見つけることが大切です。

このように、作曲家の依頼先としてクラウドソーシングサービスがあり、会社へ依頼するよりも安価でありながらサイトを通じることで誰でも気軽に依頼できるのが魅力です。

(2)SNS

作曲を依頼する際の依頼先の2つ目に、SNSが挙げられます。

個人作曲家の中には、TwitterやFacebookなどのSNSを通じて作曲依頼を募集している人がいます。

これらの作曲家に直接コンタクトをとることで、作曲を依頼することが可能です。

ただし、個人と個人で直接の契約を交わすことになるため、スキルは確かか・問い合わせや修正等にどの程度応じてもらえるかなどをしっかり確認することが重要です。

また、個人の作曲家と契約する場合には、自分の希望するジャンルや市場を得意とする作曲家かどうかも大切なポイントです。

基本的に全ての作業を個人で完結するため、専門外のジャンルにはうまく対応できないリスクがある一方、得意なジャンルの場合には、高いクオリティの楽曲を低コストで作ってもらえる可能性があります。

また、作曲会社と比べて個人の作曲家との契約は自由度が高いため、コミュニケーションがスムーズに取りやすく、価格や納期に柔軟に応じてくれる場合もあります。

このように、作曲家の依頼先としてSNSがあり、掘り出し物の作曲家を見つけて低価格で依頼できるかもしれません。

(3)作曲会社

ミキシング・マスタリングプラグイン

作曲を依頼する際の依頼先の3つ目に、作曲会社が挙げられます。

会社として仕事を請け負うため信用度が高く、専門性の高い作曲家や高品質な機材によるクオリティの高い曲が期待できます。

その反面、価格は高い傾向にあり、質問・修正などのやり取りにも時間がかかる点に注意が必要です。

かつては、作曲の依頼先として一番メジャーでしたが、最近では次以降に紹介する個人の作曲家への依頼もかなり増えてきています。

このように、作曲の依頼先として作曲会社があり、高品質が期待できる反面、価格は高くなる傾向にあります。

3.依頼先選定時の3つのポイント

機能性に優れたものよりも使いやすいものを選ぶ

最後に、依頼先を選定する際のポイントを以下の3つに分けて説明します。

  1. サンプルが自分の好みかどうか
  2. 実績のある依頼先かどうか
  3. 依頼できる範囲が明確化されているかどうか

順番に説明します。

ポイント1.サンプルが自分の好みかどうか

依頼先を選定する際のポイントの1つ目に、サンプルが自分の好みかどうかが挙げられます。

作曲を依頼するとき、自分の好みの曲を作ってもらえることが最も大切です。

例え安くて納期通りに仕上がっても、自分が好まない曲を納品されて満足することはあり得えないからです。

依頼時点で自分の満足のいく作品を作ってくれる作曲家を見極める一番のポイントは作曲家の過去の制作物です。

作曲家の過去の制作物が自分の好みに合えば、新しく作ってくれる作品も気に入る可能性が非常に高くなります。

多くの作曲家は、過去の制作物の一部をサンプルという形で明示していますので、必ずサンプルを聞いた上で委託先を決めましょう。

ポイント2.実績のある依頼先かどうか

依頼先を選定する際のポイントの2つ目に、実績のある依頼先かどうかが挙げられます。

ある作曲家のサンプルを気に入ったとしても、その1曲だけで依頼を決めてしまうのはやや危険です。

サンプルの1曲だけ非常に出来が良くても、良い曲を作れたのが一度きりである可能性や、下手をすればサンプルだけ他人の助言や他人の楽曲を参考にして作った背伸びした作品である可能性もあるからです。

サンプルを気に入った場合には、すぐに依頼してしまうのではなく、その作曲家の実績も確認することをおすすめします。

豊富な納品数をこなしていたり、口コミの評判が良い場合には、信頼できる依頼先と考えて良いでしょう。

ポイント3.依頼できる範囲が明確化されているかどうか

依頼先を選定する際のポイントの3つ目に、依頼できる範囲が明確化されているかどうかが挙げられます。

曲作りは、発注してしまえばそれで終わりというわけではありません。

曲のイメージや用途をしっかりとヒアリングしてもらい、目的に合った曲を作ってもらう必要があります。

また、完成品をいきなり納品されるのではなく、デモ段階でイメージに即した出来になっているかを確認できたり、必要に応じて修正してもらえるのが望ましい流れです。

しかし、作曲家の中にはコストを抑えるために、ヒアリングを極力簡易におさえたり修正には対応しない人もいて、結果として満足できない形の曲が納品されてしまうケースがあります。

このため、作曲を依頼する前に、依頼できる範囲はどこまでなのかを確認しておくことが大切です。 

まとめ

この記事では、作曲を依頼する際の3つの依頼先・依頼先ごとの相場・依頼先を選定する上での3つのポイントについて紹介しました。

作曲の依頼先にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や相場が異なるため、自分の希望に沿った依頼先を見つけることが大切です。

ぜひこの記事を読んで作曲の依頼先の種類や相場を理解し、希望に沿った曲を納得のいく形で作ってもらいましょう!

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