「作曲依頼のやり方がわからない」
「作曲依頼の際に気をつけることは?」
アウトソーシングで作曲を依頼したいと思っても、どうすれば良いのか悩んでいるのではないでしょうか。
今回は作曲依頼をする3つの方法とそれぞれの特徴、そして依頼料の相場について解説します。
この記事を読んで作曲依頼の仕組みと方法を理解すれば、すぐに悩みが解決できますよ!
目次
1. 作曲依頼をする方法3つ
アウトソーシングで作曲を依頼する場合、主に以下の3つの方法があります。
- クラウドソーシング
- ツイッターなどSNS
- 作曲会社に依頼する
順に解説します。
(1)クラウドソーシング
アウトソーシングで作曲を依頼する場合、クラウドソーシングを利用することができます。
クラウドソーシングとは、Crowd(群衆)と Sourcing(調達先)を組み合わせた造語で、不特定多数の人に業務を委託するという雇用形態の新しいかたちです。
受注者として登録しているのは、フリーランスのミュージシャン、一流のスキルと実績を持つトップクリエーター、駆け出しの若手アーティストたちです。
「ゲーム音楽を探してる」クライアント(発注者)がいると仮定して、そこに「作曲ができる」ミュージシャン(受注者)がいれば、クラウドソーシングを通して繋がることができます。
クラウドソーシングの特徴として、受注者の対応ジャンルやクオリティー、料金感にとても大きな振れ幅があります。
相談と交渉次第で、あらゆる面で融通がききやすいというメリットがある一方で、安さ優先の為にクオリティーを犠牲にする受注者もいるため、注意が必要です。
自分のニーズにマッチする受注者を見つけることができたなら、短期間、低コストで依頼できるサービスであると言えるでしょう。
#1:クラウドソーシングの2つの依頼方法
クラウドソーシングには、コンペ方式とプロジェクト方式の2つの依頼方法があります。
コンペ方式とは、一つの案件に対して複数の提案を集め、その中から気に入った「成果物」に対して報酬を支払う依頼方式です。
発注者が仕事の内容と条件を提示すると、ミュージシャン(受注者)が楽曲の投稿を行い、その中から依頼内容にマッチングした楽曲の採用をするという仕組みです。
プロジェクト方式とは、まずは案件に対しての見積もりを募集して、その中から気に入った「提案」を選んで仕事を発注する依頼方式です。
受注者の決定を行った後に成果物の作成を開始する方式で、プロジェクト方式では気に入った提案をした受注者がいる場合にのみ依頼金額を仮払するという仕組みです。
どちらの依頼方式にしても、クラウドソーシングを利用すれば仕事提案から受発注、支払処理などの一連の流れを簡便に行うことができるため効率化を図ることができるでしょう。
(2)ツイッターなどSNS
アウトソーシングで作曲を依頼する場合、SNSを利用することができます。
ツイッター、フェイスブックなどのSNS上には、自分の知識や特技を生かして仕事依頼を希望する人がいますが、彼らと直接交渉して技術を提供してもらう方法です。
個人の場合、専門性が狭く対応出来るジャンルが少ないというデメリットがある反面、特定ジャンルや特定市場においてはハイクオリティーな制作が可能な面があります。
SNSで作曲依頼をする場合、受注者とは実際に会って打ち合わせをしないことも多いため、人柄やスキルをきちんと見極める必要があります。
とは言え、SNSは個人間のやりとりが容易であることから、依頼をする人と依頼を受けたい人が結ばれる最良のツールと言えるでしょう。
(3)作曲会社に依頼する
アウトソーシングで作曲を依頼する場合、作曲会社を利用することができます。
レーベル系の音楽制作会社などがその代表例で、メジャーアーティストなどのエンタメ音楽を作っています。
ユニバーサルミュージック、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ワーナーミュージックなどのメジャーレーベルでは専属の作曲家やクリエーターを抱えています。
そのため一流ミュージシャンが一流スタジオを使って制作する為、ハイクオリティーな曲制作が可能です。
世界でもトップレベルの作曲家が揃っているのは魅力的ではありますが、その分潤沢な予算がないと発注は難しいというのが実情です。
以下の記事では、作曲を始める前に読んでおきたい本を紹介しているのでぜひご覧ください。
2. 作曲家の依頼料の相場とは?
作曲家の依頼料の相場は、非常に幅が広いです。
作曲会社に依頼する場合、音楽制作のトータル予算で数百万〜がボリュームゾーンです。
ツイッターなどSNSを利用する場合、アーティストの実績に応じて幅がありますが、予算数十万円〜数百万がボリュームゾーンです。
クラウドソーシングでは予算数万円からの発注が可能で、交渉次第で一番コストを抑えて発注できる可能性が高いです。
ただし、上記で解説したように、受注者のことを信頼できる程よく知っていて、充分なコミュニケーションが図れる、さらに、適切なディレクションが可能なことが条件です。
それぞれメリット、デメリットがあるので、まずは曲制作の目的とイメージを明確にして、どんな曲が必要なのか、使用期間はどのくらいなのか、予算をどこまで設定できるかなどの詳細を決めておくことが重要です。
3. 作曲依頼のおすすめクラウドソーシングサイト4選
手軽に、また、確実に作曲依頼をしたいと考えているなら、クラウドソーシングの利用がおすすめです。
作曲を含む、音楽系の仕事を発注できるクラウドソーシングサービスを4つ紹介します。
順に解説します。
(1)Audiostock(オーディオストック)
作曲依頼に利用できる1つ目のクラウドソーシングは、Audiostock(オーディオストック)です。
Audiostockはストックミュージックサービスで、用途、ジャンルなど、さまざまなカテゴリからBGMや効果音を買うことができます。
50万点を超える楽曲を有し、著作権フリー音源の品ぞろえは日本最大級です。
依頼側(クライアント)はニーズに合わせて、単品購入・定額制・プリペイド購入を選択することができます。
Audiostockには総勢10,000人を超えるクリエイターが登録しており、毎月5,000点以上の新作が追加され続けているので、条件に合った楽曲を探すのにぴったりのサイトです。
(2)ココナラ
作曲依頼に利用できる2つ目のクラウドソーシングは、ココナラです。
ココナラは、スキルを気軽に売り買いできるオンラインのスキルマーケットです。
コストや納期、質において希望のアーティストを探しているクライアントと、自分の才能を活かして音楽の仕事がしたいと思っているアーティストとをつなぐ役割をしています。
やり取りは1対1で非公開、匿名での相談も可能となっており、オープンな場ではできない依頼や相談ができます。
オリジナル曲が必要だが「プロに頼む予算がない」「相談できる相手がいない」などの悩みがあれば、ココナラを通して販売されたスキルを購入すればあっという間に解決するでしょう、
(3)ランサーズ
作曲依頼に利用できる3つ目のクラウドソーシングは、ランサーズです。
数あるクラウドソーシングサイトの中でもトップクラスの人気を誇るサイトです。
音楽系の仕事の請負依頼も多く、会員登録すると無料で優秀なプロフェッショナル達に出会うことができます。
ランサーズにはプロのほか、作曲を得意とするアマチュアクリエイターも多数いるので、依頼を引き受けてくれる人に出会う確率は高いでしょう。
(4)クラウドワークス
作曲依頼に利用できる4つ目のクラウドソーシングは、クラウドワークスです。
ランサーズと同等の知名度があり、フリーランスとして働く人々からも高い評価を受けています。
作曲依頼の案件は競争率が高いので、条件に見合う受注者を見つけるためにはこまめなサイトチェックが必要です。
また、クラウドワークスを運営している「株式会社クラウドワークス」は東証マザーズに上場しているため、信頼性が高いこともおすすめポイントの一つと言えるでしょう。
以下の記事では、無料で利用できる作曲アプリを紹介しているのでぜひご覧ください。
まとめ
今回は、アウトソーシングで作曲を依頼したい人向けに、3つの方法とそれぞれの特徴、そして依頼料の相場について解説しました。
ゲーム、アニメ、イベントなど多くのマーケティング分野において、音楽は大きな反響が期待できますが、どの音楽制作会社に依頼するのか、クラウドソーシングを使用するのかなどによって、クオリティーや効果に違いが出ます。
目的や予算に見合うサービスを選定して、いますぐオリジナル曲を手に入れましょう!