サウンドクリエイターの年収は高い?給料以外の魅力にも注目

「サウンドクリエイターの年収っていくら?」
「サウンドクリエイターになっても稼げないって本当?」

サウンドクリエイターは雇用形態によって年収に幅があり、平均値は505万円です。

サウンドクリエイターはインターネット業界の盛り上がりによって需要も増えているので、今後より年収が上がるかもしれません。

この記事ではサウンドクリエイターの概要と平均年収、サウンドクリエイターの年収以外の魅力となり方を説明しています。

最後まで読めばサウンドクリエイターの年収事情だけでなく、やりがいも見つかるでしょう!

1.サウンドクリエイターとは

サウンドクリエイターとは何かを説明します。

  1. サウンドクリエイターの仕事内容
  2. 作曲家との違い

サウンドクリエイターと作曲家の違いにも触れているので、正しく仕事を理解しましょう。

(1)サウンドクリエイターの仕事内容

サウンドクリエイターとは、ゲームや音楽やアニメ、映画に使われるBGMや効果音を制作する仕事です。

DTMソフトによる作曲はもちろん、DAWソフトを使った編曲スキルも必要となります。

サウンドクリエイターは大体専門学校から制作会社へ入社し、クリエイターになっていく人が多いです。

DTMの詳細について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

初心者必見!DTMを始める際の2つの機材と習得するための3ステップ

2021.05.20

(2)作曲家との違い

作曲家は音楽を作る仕事であり、サウンドクリエイターは効果音などの音を作る仕事です。

たとえば作曲家はアーティストに対して音楽を作って提供します。

一方でサウンドクリエイターは、ゲームを起動したときの起動音、敵を倒した際の効果音などを作るのがメインの仕事です。

またサウンドクリエイターは、既存の素材を編曲してゲームや映画のコンセプトに合わせるような編曲作業まで担当します。

作曲家が作るのは音楽であり、サウンドクリエイターは効果音などの音を使った演出を担う仕事です。

2.サウンドクリエイターの年収

サウンドクリエイターの年収について説明します。

  1. サウンドクリエイター全体の平均年収
  2. 大手企業の求人情報から見るサウンドクリエイターの年収事情
  3. 雇用形態によって変動する年収

生きていくうえでお金も重要なやりがいの1つです。

サウンドクリエイターの年収事情を、1つずつ説明します。

(1)サウンドクリエイター全体の平均年収

サウンドクリエイター全体の平均年収は505万円です。

日本の平均年収を上回っており、比較的高給な仕事といえるでしょう。

ただし、サウンドクリエイターは雇用形態によってかなり給料が違い、フリーランスだと年収200万円台になることもあります。

一方で有名なサウンドクリエイターは年収数千万円以上を稼ぐなど、年収帯に幅があります。

(2)大手企業の求人情報から見るサウンドクリエイターの年収事情

大手企業の求人情報から見るサウンドクリエイターの年収を見てみましょう。

会社名年収
任天堂985万円
※平均年間給与
株式会社コロプラ396〜612万円+賞与
株式会社Cygames400〜1,000万円
※予定年収

有名ゲーム制作会社のサウンドクリエイターの年収は幅はあるものの、上限は1,000万円にも届く可能性があります。

中途採用の募集は経験者向けの求人が多いですが、アルバイトや非正規雇用の求人から目指すのも良いでしょう。

(3)雇用形態によって変動する年収

サウンドクリエイターの年収は雇用形態によって変動します。

正社員の場合は350〜600万円、契約社員の場合は300〜400万円程度が中央値です。

また、アルバイトのサウンドクリエイターは180〜230万円ほど、フリーランスは200〜1,000万円台とかなり幅があります。

3.サウンドクリエイターの年収以外の魅力とは

サウンドクリエイターは年収以外にも3つの魅力があります。

  1. インターネット業界でも需要が高く将来性がある
  2. 制作した音楽が後世まで残り続ける
  3. 自分だけの音楽を制作して世に送り出せる

仕事をするうえでのやりがいとして、サウンドクリエイターの魅力も知っておきましょう。

(1)インターネット業界でも需要が高く将来性がある

サウンドクリエイターの活躍の場はこれまで、コンシューマーゲームや映画、ドラマなどがメインでした。

しかし近年はスマホゲームやオンラインゲームにも活躍の場が広がっており、将来性がある仕事です。

活躍の場が限定されず、また個人でサウンドクリエイターとしての活動もできるので、より自由な働き方も選べます。

サウンドクリエイターはインターネットの発展とともに今後も需要が高いので、将来性がある点も魅力です。

(2)制作した音楽が後世まで残り続ける

サウンドクリエイターは、自分が製作した音楽が未来でも使われ続けることも魅力の1つです。

制作した効果音などは特定のゲームだけでなく、さまざまな用途に使われます。

自分が作った音がいろいろな場面で活用されていることは、サウンドクリエイターにとって大きなやりがいです。

サウンドクリエイターの魅力は、自分が作った音が需要がある限りいつまでも残っていくのが魅力となります。

(3)自分だけの音楽を制作して世に送り出せる

サウンドクリエイターは、自分だけの音楽を制作して世の中に発表できる仕事です。

自分が制作したものを大衆に聞いてもらい、感動を与える仕事はなかなかありません。

オリジナルの音やBGMを作って、それが誰かの心を打ち、ふとした時にその音を思い出してもらえるのはサウンドクリエイターにとって非常に嬉しいことです。

サウンドクリエイターとして、自分の音を世の中の人に発信できること自体がこの職業の魅力でしょう。

4.サウンドクリエイターのなり方

サウンドクリエイターのなり方は主に3つあります。

サウンドクリエイターのなり方
  • 専門学校に通いサウンドクリエイターになる
  • 独学からフリーランスのサウンドクリエイターになる
  • スタジオやライブ会場に就職する

サウンドクリエイターになるには正社員雇用だけでなく、アルバイトや契約社員、フリーランスなどの雇用形態を選べます。

正社員雇用を狙うには専門学校で知識をつけて新卒で就職を狙うか、中途採用を検討するとよいでしょう。

また、独学で音楽を学んでいる人や個人で音楽制作をしている方はフリーランスでサウンドクリエイターの道へ進むのもおすすめです。

SNSに自身が制作した音を公開したり、オンラインで音を販売してマネタイズもできます。

またスタジオやライブ会場へ就職して、正社員雇用を狙う方法もあります。

サウンドクリエイターになるにはどうしたらよいかは、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

サウンドクリエイターになるには?具体的な方法や仕事内容・必須のスキル

2022.03.06

まとめ

サウンドクリエイターの年収は505万円が平均値で、200万円台から1,000万円以上までかなり幅があります。

知名度が上がり、実績豊富なサウンドクリエイターになれればかなり稼げる仕事です。

反面知名度が上がるまでに時間がかかったり、音楽の専門知識をつけてセンスを磨く努力も必要とされます。

サウンドクリエイターには年収だけでなく、オンラインゲームなどにも需要が高い将来性のある仕事です。

あなたも音作りが好きならサウンドクリエイターになるべく、今すぐに仕事につながる努力を始めましょう!

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