「日本の大手レコード会社ってどこなの?」
「大手レコード会社に就職するのは難しい?どうやったら働けるの?」
日本の大手レコード会社とは、日本レコード協会に所属しているレコード会社を意味します。
知名度の高いレコード会社のため当然就職難易度は高いですが、その分多くの楽曲制作や流通に携われます。
この記事では日本の大手レコード会社一覧と大手レコード会社への就職が狭き門となっている理由、就職する3つのコツを紹介。
最後まで読めば大手レコード会社の仕事や就職のコツがわかり、憧れの会社で働く夢が叶うでしょう。
目次
1.日本の大手レコード会社一覧
日本の大手レコード会社一覧を紹介します。
- 日本レコード協会に加盟している会社
- 日本の大手レコード会社
そもそも大手の基準はなんなのかについても解説するので、音楽業界を理解するためにもしっかり読んでみましょう。
1つずつ内容を説明します。
(1)日本レコード協会に加盟している会社
大手レコード会社とは、日本レコード協会に加盟している会社を意味します。
日本レコード協会とは、日本にあるレコード会社によって構成された社団法人です。
団体が結成された理由は「CD・レコードの普及」を目的としたものであり、その一環としてゴールドディスク大賞の開催なども行なっています。
また近年は著作権意識の啓蒙なども社団法人の結成目的として掲げており、音楽業界の販売や権利の中枢をなす団体といえるでしょう。
(2)日本の大手レコード会社
先述したように大手レコード会社とは、日本レコード協会の正会員を意味します。
- 日本コロムビア株式会社
- 株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
- キングレコード株式会社
- 株式会社テイチクエンタテイメント
- ユニバーサルミュージック合同会社
- 日本クラウン株式会社
- 株式会社徳間ジャパンあんコミュニケーションズ
- ソニーミュージックグループ
- 株式会社ポニーキャニオン
- ワーナーミュージック・ジャパン
- バップ
- 株式会社B ZONE
- エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社
- 株式会社フォーライフ ミュージックエンタテイメント
- 株式会社ヤマハミュージックエンタテイメント
- 株式会社ドリーミュージック
- 株式会社よしもとミュージック
- 株式会社バンダイナムコミュージックライブ
日本レコード協会の公式サイトによると、上記の企業が日本の大手レコード会社です。
中でもエイベックスやソニーミュージックなどは特に知名度が高く、レコード会社の中でも力がある企業です。
(3)大手レコード会社の強み
大手レコード会社の強みは知名度が高く、多くの楽曲制作に関わるチャンスが与えられることです。
中小のレコード会社では業務や扱うアーティストの数も限られますが、大手レコード会社は非常に多忙。
日々多くの仕事を担当することになりますが、その分音楽が好きな方にとってはやりがいの多い職場です。
2.大手レコード会社への転職は未経験者にとって狭き門
大手レコード会社への転職は、未経験者にとってはかなり難易度の高い狭き門といえます。
- 応募者が多く採用倍率が非常に高い
- 経験者を優遇する業界の風潮がある
大手レコード会社へ就職志望する方は非常に多いですが、その一部しか実際に入社はできません。
なぜ大手レコード会社への就職難易度が非常に高いのか説明します。
(1)応募者が多く採用倍率が非常に高い
大手レコード会社は応募者数が非常に多く、採用倍率が非常に高いです。
音楽業界に限らず知名度の高い企業は実績も売り上げも高く、信頼感もあるため人気の就職先になります。
一般的に名前を知られていない企業よりも、有名企業で働きたいと考えるのは当然の心理です。
そのため大手レコード会社には新卒・中途を問わず入社希望者の応募が絶えず、倍率が高くなってしまいます。
(2)経験者を優遇する業界の風潮がある
レコード会社には、経験者を優遇する業界の風潮があります。
音楽業界は人手不足で即戦力を欲しがっていること、また採用側としても経験者の方が教育コストがかからないためです。
たとえば、制作部門であればミキサーなどの機材を操作できる知識や音楽理論の知識が求められます。
また営業や広報部門であっても、営業やマーケティング知識がある人が優先的に採用される傾向です。
特に大手レコード会社は応募人数が多いことから、ある程度音楽業界の経験で絞り込みをかけてから、面接などを経て合格者を決めています。
大手レコード会社は経験者有利な風潮があるため、未経験者にとっては非常に難易度が高いです。
3.大手レコード会社へ就職する3つの方法
大手レコード会社へ就職する3つの方法を紹介します。
- 中小企業からキャリアアップを狙う
- 大手レコード会社の非正規雇用からキャリアを始める
- 転職エージェントにフルサポートしてもらう
難易度の高い大手レコード会社を目指すには、キャリアパス形成をよく考えましょう。
1つずつコツを説明するので、大手レコード会社で働きたい方は実践してみてください。
(1)中小企業からキャリアアップを狙う
大手レコード会社へいきなり入社するのは難しいため、中小企業からのキャリアアップを狙うのがおすすめです。
新卒採用なら経験がなくても可能性はありますが、応募者が多いため学歴フィルターがあります。
早慶MARCH以上の学歴、または専門学校卒で音楽知識がある人が優遇される傾向が高いでしょう。
そのため音楽についての知見や経験がない場合は、中小のレコード会社から経験を積んで、最終的に大手レコード会社を目指すのが正解です。
(2)大手レコード会社の非正規雇用からキャリアを始める
大手レコード会社の正社員にこだわらず、派遣社員や非正規雇用の形態でキャリアを積みましょう。
また花形である営業や制作部門などではなく、バックオフィスで入社して、部署異動を願い出る方法もあります。
最初から希望の雇用形態や部門を絞りすぎてしまうと、そもそも入社の難易度がグッと上がってしまいます。
「絶対にこのレコード会社で働きたい」という強い希望がある場合は、雇用形態や部門に妥協して入社するのも手段の1つです。
(3)転職エージェントにフルサポートしてもらう
大手レコード会社へ転職を検討している方は、転職エージェントにサポートしてもらいましょう。
業界経験者であっても、大手レコード会社は中途採用枠が少ないため競争率はかなり高いです。
転職エージェントであれば大手レコード会社の非公開求人を持っていたり、また大手レコード会社に採用される人材の分析も行なっているため、受かるコツを教えてくれます。
志望動機の作成から面談の練習、入社前の条件交渉まで関わってくれる心強いサポートなので、ぜひ大手レコード会社への転職にはエージェントを使ってください。
大手レコード会社への転職を支援してくれる転職エージェントの情報は、こちらの記事でまとめています。
まとめ
今回は日本の大手レコード会社一覧と大手レコード会社の基準、就職難易度や就職を成功させるコツを説明しました。
大手レコード会社は知名度の高さから就職先としても人気で、ライバルも強いため就職するには工夫が必要です。
しかし一度入社すれば安定した仕事に就けますし、給与や福利厚生面での待遇も充実しています。
難易度の高い大手レコード会社へ就職したいなら、記事で紹介した「中小企業からのキャリアアップ・雇用形態や部門を変えてみる・転職エージェントを使う」の3つのコツを実践してみてください。
記事の内容を実践すれば、あなたも憧れの大手レコード会社で楽曲を流通させる要を担う仕事に就けるでしょう!