芸能界で頻出の業界用語90選!転職前に覚えておくべき用語一覧

「芸能界の業界用語ってどんなものがある?」
「転職前に業界用語を覚えたい」

芸能界には業界用語がたくさんあり、何も知らずに仕事を始めると意思疎通ができない可能性も。

事前に業界用語を勉強して、未経験でもスムーズに仕事でできるようにしておきましょう。

この記事では、芸能界でよく使われる業界用語を90個紹介します。

最後まで読めば、芸能界未経験でも戸惑わずに仕事を始められるでしょう!

目次

1.芸能界でよく使われる業界用語を解説

芸能界には特有の業界用語がたくさんあります。

  1. 会話でよく使われる業界用語
  2. 制作現場で使われる業界用語

会話・制作現場のシチュエーション2つに分けて、業界用語を解説します。

(1)会話でよく使われる業界用語

まずは、会話でよく使われる業界用語を説明します。

#1:あご

あごとは飲食代のことです。

#2:アシ

アシは交通費のことです。

#3:いじる

いじるとは、バラエティなどでよく使われる用語で、芸人が人の行動などで面白い点を拾い笑いに変えることです。

#4:一本

一本とは百万円のことです。

#5:オファー

オファーとは、依頼のことで主にタレントなどに出演依頼をかけることを言います。

#6:押す

押すとは、タイムスケジュールがずれ込んで撮影や収録が遅れることです。

#7:楽屋落ち

楽屋落ちとは、芸人などが楽屋で盛り上がった内輪ネタなどをテレビで披露すること、またはそのネタ自体を意味します。

#8:かぶる

かぶるとは、同じタレントが2つの役を同じ作品で演じていることを意味します。

#9:ギャラ

ギャラとはギャランティのことで、出演者に払う報酬を意味します。

#10:クール

クールとはテレビドラマなどの放映期間です。

一般的に1クールは3ヶ月とされており、その期間ごとに新しい番組が始まります。

#11:ケータリング

ケータリングとは、出演者が楽屋などで撮る食事の出前です。

#12:ゲル

ゲルとはドイツ語の「Geld」が語源となっており、お金の隠語です。

#13:ケツカッチン

ケツカッチンは、収録終わりに次の収録がすぐに始まることです。

#14:ケツ

ケツとは収録の終わり時間を意味します。

#15:尺

尺とは動画などの時間の長さのことです。

#16:商品が動く

通販番組などで商品が売れることを意味します。

#17:スクリプト

スクリプトとは、撮影内容を簡単に文章でまとめた要約のことです。

#18:宣材

宣材とは宣伝材料の意味で、タレントの宣材写真など売り込みに使われる素材を意味します。

#19:ぜひもの

番組などになくてはならないもののことです。

#20:ツッコミ

重大な事件や災害発生時、番組中に緊急放送を入れることです。

#21:てっぺん

夜中の12時を意味します。

#22:てれこ

テレコとはあべこべの業界用語です。

何かが入れ違いになった時などに使います。

#23:取っ払い

取っ払いとは、報酬をその日のうちに日払いで支払うことです。

#24:ドメブラ

ドメブラとはドメスティックブランドの略称で、国内アパレルブランドのことです。

#25:なるはや

なるべく早くの略称です。

#26:パブ

パブとは宣伝のことで「パブを強めに(宣伝を多くしておいて)」などというふうに使います。

#27:ばらし・ばらす

ばらし・ばらすはスケジュールがなくなることです。

#28:バーター

バーターとは抱き合わせという意味で、同じ事務所のタレントを抱き合わせで起用することを言います。

#29:ばれ飯

ばれ飯とは、演者・スタッフがそれぞれ食事をとることです。

楽屋などで一緒に食事をせずに、それそれで休憩してもらうときに使います。

#30:ピン

ピンとは1人という意味で「ピン芸人」のように使われます。

#31:ぶっつけ

練習やリハーサルなしで、いきなり本番に挑むことです。

#32:フルーツ要員

大手事務所や企業との接待で、場を盛り上げる若い女子社員などを意味します。

#33:ぼーや

ぼーやとは、芸人の付き人の業界用語です。

#34:前振り

前振りとはテレビなどで、本題の前に関連する話題を差し込んで流れを作ることです。

#35:巻く・巻きで

巻くとは急ぐことで、収録を早く終わらせたいときなどに使われます。

#36:まくら

まくらとは、泊まりの仕事を意味します。

#37:前ノリ

前ノリとは遠方での収録などに、前日に移動しておくことを意味します。

#38:枕営業

枕営業とは、仕事をもらうためにタレントがディレクターなどと体の関係を持つことです。

#39:マガハ

マガハとはマガジンハウスの略称です。

#40:よごれ

よごれとは、テレビ番組において汚れ仕事・体を張る仕事を受けるタレントのことです。

(2)制作現場で使われる業界用語

制作現場で使われる業界用語を紹介します。

#1:アタマ

アタマとはオープニングのことです。

#2:アテレコ

アテレコとは映像にナレーションを入れることです。

#3:アイキャッチ

アイキャッチとは、CM前後に挿入する短いカットです。

#4:穴アケ

穴アケとはスケジュールに穴をあけることです。

#5:ありもの

ありものとは、既存の装置などを使い回すことです。

#6:板付き

板付きとは登場なしで、あらかじめセットにタレントが座った状態で収録することです。

#7:インサート

インサートとは、映像の間に挿入する独立した写真・動画で、演出のために使われます。

#8:内トラ

内トラとは、制作会社の身内をエキストラとして使うことです。

#9:NG

NGとは芸能界においてのタブーを意味します。

「NGワード・共演NG」のように使います。

#10:オンリー

オンリーとは、映像なしで音声だけ録音することです。

#11:書き割り

書き割りとは舞台セットで、背景を表現するために風景・建物を描いた大きな張り物です。

#12:ガバチョ

ガムテープのことです。

#13:完パケ

すでに完成した映像作品のことです。

#14:カンペ

カンニングペーパーのことで、出演者にセリフや次の行動を教えるために使われます。

#15:から舞台

映画やドラマの冒頭に誰も出演せず無人で始まる演出の手法です。

#16:キュー

キューとは、撮影スタートの合図です。

#17:ゲラ

ゲラとは雑誌などの見本のことです。

#18:ゲネプロ

ゲネプロとは最終リハーサルのことです。

#19:香盤表

香盤表とは舞台などで使われる、登場人物・出演者・シーンや出演時間を表で表したものです。

#20:座組

舞台や番組の構成、または出演者のことです。

#21:仕出し

仕出しとは、タレントたちに食べさせる食事や弁当のことです。

#22:シュート

カメラを回し始めることをいいます。

#23:順撮り

撮影においてカットの順番通りに撮影することです。

#24:スタンドイン

リハーサルで、スタッフがキャストの代理に立ち位置チェックなどを行うことです。

#25:セトリ

セットリストの略称で、アーティストのライブの演目を意味します。

#26:セッシュ

身長差がある俳優上司の2ショットを撮影する際に、踏み台を用意することです。

#27:ターゲット

カメラアングルがずれないための目印です。

#28:たたき

たたきとは、舞台装置のことです。

#29:チルト

チルトとはカメラなどを上下に動かすことです。

#30:ツーショ

ツーショットの略称です。

#31:てばたき

番組収録で拍手をする人たちのことです。

#32:テロップ

字幕や文字による補足を意味します。

#33:同録

同時に2つの番組を収録することです。

#34:ドンカマ

ドンカマとは映像と音源のタイミング合わせに使われる、メトロノームのことです。

#35:トンマナ

番組全体のトーンとマナーのことで、スポンサーの意向に沿って決められます。

#36:トラ

トラとはエキストラのことです。

#37:なめる

なめるとは、カメラを下から上でゆっくり動かしながら撮影する技法です。

#38:抜く

抜くとは、出演者をアップにすることです。

#39:ぬけ

背景のことです。

#40:はける

退場することを意味します。

#41:箱馬

箱型の台で、舞台上で二重舞台を作ったり地形を表すために使われます。

#42:パーマセル

バミリを張るために使われるテープのことです。

#43:バミる

パーセマルを使い、出演者の立ち位置に印をつけることです。

#44:番宣

番組の宣伝を意味します。

#45:Bプロ

Bプロとは本来流す動画がお蔵入りしたときなどに流す、代わりの映像です。

#46:放送コード

放送禁止用語や映像など、テレビ放映のルールを意味します。

#47:見切れる

本来映るべきでないものや人が、映り込むことです。

#49:寄りで

アップにするという意味です。

#50:ランニング

歌手の背後で、照明を点滅させることです。

まとめ

芸能界でよく使われる業界用語を90個紹介しました。

聞きなれない言葉もあると思いますが、収録現場やテレビマンがよく使う言葉です。

転職前に業界用語を頭に入れて、スムーズに仕事ができるようにしておきましょう!

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