芸能界のタブー8選!転職前に覚えるべきルール一覧と芸能界のやりがい

「芸能界のタブーってどんなものがある?」
「転職前に、芸能界のルールを知っておきたい」

芸能界は意外と狭い業界であり、多数の暗黙のルール・タブーが存在します。

しかし業界未経験だと、芸能界のタブーやルールについて知識がなく、転職してから失敗しないか心配ですよね。

この記事では、芸能界のタブー一覧と芸能界のやりがいについて解説します。

最後まで読めば、芸能界の厳しさと同時に転職するメリットについてわかるでしょう。

1.芸能界への転職前に知っておきたいタブー一覧

芸能界の転職前に覚えておくべきタブー一覧を紹介します。

  1. 大手事務所への忖度
  2. 共演NGの無視
  3. 裏被り
  4. タレントの移籍
  5. 放送前の番組情報の口外
  6. 収録現場でのスマートフォンの使用
  7. クライアントへの直接交渉
  8. タレントに直接SNS管理を任せる

業界には独自のルールがあり、御法度を破ると大問題に発展しかねません。

1つずつ芸能界のタブーを紹介します。

(1)大手事務所への忖度

芸能界のタブーとは、大手事務所との関係性です。

力を持つ事務所のタレントと似たジャンルのタレントをぶつけるのは、暗黙のルールで禁止されています。

キャスティング権はテレビ局にありますが、芸能事務所との関係を良好に保つためにある程度の忖度は必要です。

事務所の力関係を把握し、キャスティングに気を配るなどの配慮をしなければなりません。

(2)共演NGの無視

芸能界のタブーとは、共演NGタレントの無視です。

タレントといっても人間であり、仲が悪いなどの理由でどちらかが共演NGを出していることがあります。

万が一共演NGのタレント同士が共演するようキャスティングすると、NGを出している側もタレントから物言いが入ることも。

最悪の場合は、NGタレントを出演させたことで出演取り消しになったり、事務所との関係が悪くなりかねません。

共演NG情報はテレビ局などで共有されているので、事前に確認してからキャスティングしなければなりません。

(3)裏被り

裏被りとは同じタレントが、同じ時間帯に別のテレビ局の番組に映ることを意味します。

同時間帯に他のタレントがテレビに出演することで、視聴率が割れるのを防ぐためです。

たとえば、人気タレントAが同時に他の番組にも出演していると、視聴者が他の局に流れる可能性があります。

万が一出演時間が重複しそうな場合は、他局のCM放映中にのみ出演させるなどの配慮をおこなわなければなりません。

裏被りはあくまで配慮義務の範囲ですが、可能な限り避けるべきとされています。

(4)タレントの移籍

芸能界ではタレントの移籍についても、さまざまな配慮が必要です。

移籍が禁止されているわけではありませんが、今まで宣伝費などをかけて育てたタレントの移籍は、旧事務所にとって嬉しいものではありません。

一昔前は、事務所から独立した芸能人がレギュラー出演していた映画シリーズに出演できなくなったケースもあります。

キャスティングする側も、タレントが直近で移籍している場合などに芸能事務所への配慮が必要です。

(5)放送前の番組情報の口外

芸能界では、放送前に番組情報を口外するのは絶対的なタブーです。

番組内容をネタバレすると視聴率が下がる可能性があります。

たとえば、自分が関わったテレビ番組の情報を家族や友達に話すのも、やめておいた方が良いでしょう。

SNSで拡散されれば大問題となり、降格にもなりかねない問題です。

自分が関わっている番組の情報は、基本的に誰にも言わないようにしてください。

(6)収録現場でのスマートフォンの使用

芸能界では、収録現場でスマートフォンを使用するのも禁止されています。

万が一スタッフが収録現場を撮影したり、裏側を暴露したら大問題です。

また、電話越しに内容のネタバレになる可能性があるため、電話が鳴っても絶対に現場で出てはいけません。

芸能界ではスマートフォンの使用がかなり制限されるので、迂闊に取り出して触らないようにしましょう。

(7)クライアントへの直接交渉

芸能界では、クライアントとの直接交渉が禁じられています。

たとえばCMを打ちたいときは、企業が広告代理店に連絡して、その担当者が芸能事務所へ連絡してキャスティングを行うルールです。

また、キャスティングなどもタレントに直接声をかけるケースはほぼなく、芸能事務所を経由しなければなりません。

クライアントやタレントと直接交渉すると、事務所が仲介料を取れなくなり芸能界のビジネスモデルが破綻するためです。

数年前の「闇営業」問題も、芸能事務所を通さずにタレントに直接交渉したことが原因で起こりました。

以上のように、クライアントとの直接交渉は芸能界ではタブーです。

(8)タレントに直接SNS管理を任せる

芸能界では、タレントに直接SNS管理を任せるのもタブーとされています。

ほとんどの芸能事務所ではSNS運営担当がおり、芸能人の投稿文をチェックした後に公開しています。

SNSは拡散力が強く、万が一不適切な発言があった際に大炎上につながるためです。

また、タレントが迂闊に自宅を特定できるような情報を公開する可能性もあるため、Wチェックは必須。

タレントがSNSを直接動かすことはタブーであり、事務所が必ず間に入っています。

2.芸能界はタブーも多いがやりがいもある

ここまで読んで、芸能界にはタブーが多く面倒くさそうと思った方もいるでしょう。

しかし、芸能界の仕事はやりがいが多いです。

  1. 華やかな芸能人を支える仕事ができる
  2. どこにも公開されていない番組や音楽に携われる
  3. 多くの人を楽しませる仕事である

1つずつ芸能界のやりがいについて解説します。

(1)華やかな芸能人を支える仕事ができる

芸能界には多数のタブーがありますが、華やかなエンタメ業界で芸能人を支える仕事です。

憧れのタレントに会えることもありますし、多くの人を楽しませる作品に関われるのは達成感につながるでしょう。

タブーなどは慣れてくれば覚えられます。

エンタメ業界に入って、多くの人を喜ばせる仕事がしたいなら、芸能界の仕事を目指してみてください。

(2)どこにも公開されていない番組や音楽に携われる

芸能界で仕事すれば、どこにも公開されていない番組や音楽に関われます。

番組や音楽をつくりあげる仕事なので、視聴者には絶対に味わえない体験ができるのがメリットです。

テレビ番組や音楽が好きな方なら、自分が視聴側でなく作り手に立つことにやりがいを感じられるでしょう。

まだ誰も知らない番組や音楽の情報を得られるのも、芸能界の仕事の醍醐味です。

(3)多くの人を楽しませる仕事である

芸能界はエンタメ業界の代表的な業種で、多くの人を楽しませて、感情を動かす仕事です。

たとえばテレビ番組で多くの人を笑わせたり、有益な情報を発信して人の役に立てます。

また映画や音楽も多くの人に趣味として愛されており、たくさんの人の人生を豊かにできます。

芸能界は厳しいこと、タブーも多いですが、多くの人を楽しませられる素晴らしい仕事です。

まとめ

芸能界には独自のルールがあり、細かなタブーもたくさん存在します。

今から芸能界で働きたいと思ったら、事前にタブーについて知識をつけておくことをおすすめします。

もちろん現場で教えてもらえることもありますが、業界人はすでにタブーが「当たり前」と認識しており、あらためて注意してもらえないこともあるからです。

タブーが多い芸能界ですが、やりがいもその分高い仕事なのでぜひ挑戦してみましょう。

芸能界への転職事情について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

芸能界は入らない方がいい?転職の実態とおすすめの職種5つ

2023.12.21

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