「音楽業界に向いている人ってどんな人?」
「音楽業界って具体的にどんな仕事があるの?」
音楽業界に憧れは持ちつつも、実際にどんな職業があるのか、どんな人が向いているのかご存じでしょうか。
この記事では、音楽業界を構成している4つの仕事や、音楽業界に向いている人の特徴、働く上での魅力について紹介します。
最後まで読めば、音楽業界に向いている人の特徴を知ることができ、面接や履歴書の自己PRなどで自分の長所を書く際に役立つでしょう。
目次
1.音楽業界における4つの構成
音楽業界には、ミュージシャンや歌手アーティストの他にも、アーティストの曲をお客さん(リスナー)に届ける仕事など様々あります。
ここでは、音楽業界を構成している4つの仕事についてご紹介します。
- アーティスト
- レコード会社
- 流通業者
- 販売業者
音楽業界について知見を深め、自分にぴったりな仕事を見つけましょう。
(1)アーティスト
アーティストとは、歌手や演奏家、ダンサーなど音楽を体で表現したり、楽器を使って演奏する仕事です。
CDやDVDなどの音楽商品を作るのには、この人たちが必要不可欠になります。
アーティストになる方法はいくつかありますが、主にオーディションを受けたり、YouTubeに歌を上げて知名度が上がるとスカウトがくることもあります。
芸能界のアーティストなどの仕事をしたい方向けの内容は、こちらの記事でまとめています。
(2)レコード会社
レコード会社は、アーティストと契約し、アーティストが制作した曲をレコーディングし、CDやDVDなどの音楽商品にする仕事です。
また、製作したCDやDVDなどの音楽商品をテレビやラジオのCMで、世に宣伝する大事な仕事もレコード会社で行われています。
レコード会社に就職するには、音楽やレコーディングの知識も必要ではありますが、実際には最終学歴が大卒が条件の企業が多いと言われています。
中途の応募も少なからずありますが、こちらは音楽の知識や機材の知識、実績を持ち合わせていないと難しいです。
(3)流通業者
音楽業界における流通業者は、レコード会社からCVやDVDを仕入れて、全国のCDショップに届ける仕事です。
レコード会社から、直接全国のCDショップまで発送するとなると販売業者の数がとても多いので全国のCDショップを回りきることができません。
流通業者を使うことで、すでに構築されたルートを活用して効率よくCDやDVDを世に流通させることができます。
流通業者に就職するには、専門的な資格は必須ではありませんが、流通の仕組みやマーケティングを知っておくといいでしょう。
(4)販売業者
販売業者は、CDやDVDなどの音楽商品を販売する仕事です。
実店舗では、アーティストがファンと交流を持てるサイン会や握手会などのイベントの手助けをすることがあります。
販売業者に就職するには、音楽の知識やマーケティングの知識を持ち合わせていれば、就職できるでしょう。
しかし、大手の会社になると最終学歴が大卒であることが必須条件になってきます。
2.音楽業界に向いている人の特徴3選
音楽業界に就職や転職をする際にどんな人が向いているのかについてご紹介します。
- 音楽を聴くことや楽器を弾くことが好きな人
- 人を楽しませるのが好きなエンターテイナー気質の人
- トレンドに敏感で、新しいものを取り入れる柔軟性を持っている人
音楽業界は、音楽に触れる機会が増えて楽しい印象を持ちますが、スケジュールに追われたりと楽しい部分ばかりではありません。
自分が音楽業界に向いているのかを見極めて、ぜひ履歴書や面接の自己PRに活用してください。
(1)音楽を聴くことや楽器を弾くことが好きな人
音楽を聴くことや楽器を弾くことが好きな人は、音楽業界に向いています。
音楽に対して常にアンテナを張っているので、流行りの音楽をすぐに取り入れることができます。
ただ、音楽を好きなだけでは音楽業界に携わることは難しいです。
音楽業界は、楽曲を制作してから流通させるまでの期間が短かったり、クリスマスなど季節のイベントが多い日は休みが取りづらかったりと忙しい部分もあります。
音楽に対して熱意を持っていたり、1つでも得意なジャンルの音楽がある人は、音楽業界に向いているでしょう。
(2)人を楽しませるのが好きなエンターテイナー気質の人
人を楽しませることが好きなエンターテイナー気質の人は、音楽業界に向いています。
エンターテイナー気質の人は、人とのコミュニケーションが得意であり、楽しませることにやりがいを感じる人が多いです。
そのため、音楽を楽しんでもらえる方法を思索できる人は、音楽をより良いものにしようと力を注ぐことができます。
自分が関わったプロジェクトで、人が楽しんでいる姿が見られるとやりがいを感じることができるでしょう。
(3)トレンドに敏感で、新しいものを取り入れる柔軟性を持っている人
音楽のトレンドに敏感で、新しいものを取り入れる柔軟性を持っている人も音楽業界に向いています。
音楽のトレンドは、日々めまぐるしく変わっていきます。
音楽を制作する上で、トレンドを知らないと新しい音楽をインプットをすることができず、昔流行った音楽に似たようなものを作り続けてしまう可能性があります。
そのため、音楽のトレンドを知って、それを取り入れる柔軟性は重要になります。
最新の音楽のトレンドを知るには、SNSやCD・DVDのの売れ筋ランキングを見ると、今どんなものが流行っているのかが分かるのでチェックしてみましょう。
最新の音楽トレンドを発信しているレコチョクや、AWAのX(Twitter)アカウントもおすすめです。
3.音楽業界で働くことの魅力3選
音楽業界で仕事をするなかで、どんな魅力があるのかご紹介します。
- 日常的に音楽に触れる機会が増える
- 自分が関わったプロジェクトが多くの人に見てもらえる
- 様々なアーティストの成長を間近で見られる
1つずつ音楽業界の魅力についてご紹介いたしますので、参考にしてください。
(1)日常的に音楽に触れる機会が増える
音楽業界で働くことの魅力の1つは、日常的に音楽に触れる機会が増えることです。
レコード会社で働くことになった場合は、アーティストが制作した曲をレコーディングする機会があったり、音楽に必然と触れる機会が増えます。
販売業者も、日々新しいCDやDVDに触れる機会があるので、音楽のトレンドを素早く手に入れることが可能です。
音楽に触れる機会が今より増えることに魅力を感じる人は、音楽業界は向いているでしょう。
音楽業界の転職方法については、以下の記事を読んでみてください!
(2)自分が関わったプロジェクトが多くの人に見てもらえる
自分が携わったプロジェクトがCDやDVDや音楽番組などの形になり、多くの人に見られることも1つの魅力です。
製作側に関わる人は、自分のこだわりを作品に反映することができ、音楽業界に長く携わってきた人の話を聞く機会があるので、音楽についての知見を深められるでしょう。
音楽業界に働き始めの頃は、大きなプロジェクトに関わることは難しいでしょう。
そのため、音楽において自分の得意としているものが何か、音楽の仕事で実績がある方は面接や履歴書でアピールすることで、最短で大きなプロジェクトに携わることができるかもしれません。
自分が関わった音楽商品が、多くの人に認知してもらうことで、達成感を感じることができるでしょう。
(3)様々なアーティストの成長を間近で見られる
音楽業界で働くと様々なアーティストの成長を間近で見られる魅力があります。
音楽事務所のマネージャーやスタッフに就いた場合に、アーティストのスケジュールを管理したり、アーティストをサポートする側に回ることができます。
自分が担当しているアーティストが賞を受賞したり、音楽イベントや番組に出演する回数が増えていく姿を見ることができると、やりがいを感じられるでしょう。
またアーティストの方は、自分以外のアーティストの歌を聴いたり、話が聞けたりと刺激を受けられるので、音楽の知見が深められます。
このことから、アーティストの成長を間近で見られることは、魅力的と言えるでしょう。
芸能人に会える可能性がある仕事は、以下でも紹介しているので読んでみて下さい。
まとめ
音楽業界の仕事は音楽について知見が深められて楽しいだけではなく、競争が激しい世界でもあり、自分の好きな音楽を必ずしも作れない場合もあります。
音楽業界の仕事は、アーティストからCD・DVDなどの音楽商品を制作、またCDやDVDなどの音楽商品を全国のCDショップに届けて、CDショップなどでお客さんに販売するという幅広い仕事があります。
自分にはどんな仕事が向いているのか、この記事を見て参考にしてください。