音楽マーケティングとは?音楽マーケティングの概要・具体的手法を解説

「音楽マーケティングってどのようなことをすれば良いの?」
「音楽にマーケティングが必要な理由は?」

音楽にマーケティングは必須です。

少し前までは音楽マーケティングはレコード会社・プロダクションの独壇場でした。

しかし、SNSの普及により音楽の販路がかわり、マーケティング自体が変容しています。

本記事では音楽マーケティングの概要や音楽マーケティングが必要な理由、音楽マーケティングの具体的アイデア3つを紹介。

最後まで読めば、音楽マーケティングの概要と自分たちが今すべきマーケティング施策がわかります!

1.音楽マーケティングとは?

音楽マーケティングとは何か、その概要を解説します。

  1. マーケティングの意味と目的
  2. 音楽にもマーケティングが必要

音楽マーケティングとは、楽曲やコンサートなどの販売のために行うものです。

マーケティング本来の意味と、音楽にマーケティングが必要な理由を解説します。

(1)マーケティングの意味と目的

マーケティングの意味は、商品やサービスが売れるような仕組みを作ることです。

広告や宣伝だけでなく、売れる仕組みづくり自体をマーケティングと言います。

顧客のニーズを分析して市場調査したり、適切に商品を売るための販路を整えることもマーケティングの一環です。

また、商品やサービスを宣伝して認知を高める行為もマーケティング呼ばれます。

マーケティングとは、商品やサービスが売れるために必要なこと全てを意味します。

(2)音楽にもマーケティングが必要

音楽は芸術なのでマーケティングが必要ないと思っている方もいるでしょう。

しかし、音楽にもマーケティングは必要です。

そもそも古来の音楽史においても、今と手法は違えどマーケティングが行われていました。

例として、かつては音楽家にパトロンがついており、演奏会やサロンを開催していましたが、それもマーケティングの1つです。

音楽家自体が商品であり、パトロンがその価値を広めるために活動していたのです。

手法は違えど、音楽マーケティングは古来から必須であり、音楽を売るためにはマーケティングが必要になります。

2.音楽にマーケティングが必要になった理由

音楽にマーケティングが必要になった理由は3つ有馬s。

  1. 個人で活動するアーティストが増えた
  2. SNSの普及
  3. CDの売り上げの低下

今の時代にあわせて、適切なマーケティングをおこなわなければ音楽が売れません。

音楽マーケティングがより必要とされる理由を解説します。

(1)個人で活動するアーティストが増えた

音楽にマーケティングが必要になったのは、個人で活動するアーティストが増えたためです。

今まではレコード会社、レーベルがアーティストを売り出し、マーケティングを代行していました。

しかし、CDの売り上げ低下やSNSの普及により、レコード会社やレーベルの存在が必須ではなくなっています。

結果的に、アーティストを個人で始める方が増え、自分の存在や楽曲認知向上のためにマーケティングの必要性が上がりました。

(2)SNSの普及

SNSの普及により、音楽マーケティングの内容が変わりました。

YouTubeでMVを流したり、Twitterなどで音楽について拡散できるようになったからです。

今まではテレビCMやレコードショップでの宣伝など、メディアが絡む広告がメインでした。

しかし、SNSが発達したことで個人でもマーケティング、宣伝が簡単になったのです。

(3)CDの売り上げの低下

ここ10年程度で、CDの売り上げは徐々に低下していきました。

原因はMp3が主流となり、CDが必要とされなくなってきたためです。

音楽の配信が行えるプラットフォームがレコード会社にとってかわり、CD販売のための従来のマーケティングは不要となりました。

レコード会社と契約せずとも、プラットフォームで音楽を販売することもできます。

以上の事柄から、レコード会社がぎゅうじっていた音楽マーケティングの世界がより身近となり、個人でも活動しやすくなったといえるでしょう。

3.音楽マーケティングの具体事例

音楽マーケティングの具体事例を3つ紹介します。

  1. YouTube配信
  2. SNSでファンコミュニティの形成
  3. ライブ配信

2022年最新の音楽マーケティング手法とは、いったいどのようなものでしょうか?

音楽マーケティングの事例を1つずつ説明します。

(1)YouTube配信

YouTube配信で、音楽マーケティングを行うことができます。

世界的に利用者が多く、また無料でチャンネル開設できるため、手軽にマーケティングができるでしょう。

個人・事務所を上げての利用も可能で、YouTube動画だけでなく、ライブでリアルタイムで音楽を宣伝できます。

YouTube配信を取り入れて宣伝活動や、ファン獲得活動をしましょう。

(2)SNSでファンコミュニティの形成

SNSを通じて、ファン同士のコミュニティを形成できます。

例として上で紹介したTwitterアカウントの運営者は、アーティストであり、YouTubeとSNSを掛け合わせてマーケティングを行っています。

ファンクラブを設立すると諸経費がかかりますが、SNSなら無料で気軽にファンコミュニティを作れるでしょう。

アーティストのフォロワーになってもらうだけでなく、「#(ハッシュタグ)」を活用すれば、宣伝効果も得られます。

ファン同士が#で繋がることができ、またSNSを通じて宣伝ができるため、TwitterやInstagramを利用した音楽マーケティングは非常におすすめです。

音楽活動でSNSをどう活用したら良いかわからない方は、以下の記事も参考にしてください。

音楽活動の基本的な流れとSNS活用のメリット・デメリット各3つを解説

2020.10.31

(3)ライブ配信

ツイキャスやふわっちなど、ライブ配信を使ったマーケティング方法もおすすめです。

常日頃から、ライブ配信を行うことで、アーティストの存在認知につながります。

上で紹介した「青春サードフライ」は、ツイキャス配信者で結成した歌い手グループで、配信活動でマーケティングを実践。

雑談や新しい楽曲の宣伝もライブ配信アカウントで行っており、非常に効率的な宣伝と言えます。

ライブ配信自体の投げ銭機能を使えば、アーティストの収益増加にも繋がるでしょう。

バンド単位のライブアカウントを作成し、毎日または定時配信を行えばファン獲得・宣伝活動ができます。

音楽配信の具体的な方法や収益性については、以下の記事でまとめていますので、併せて参考にしてください。

【音楽配信は稼げる】3つの方法と初心者でも収益化を狙うための3つのコツ

2021.04.05

まとめ

音楽マーケティングは、SNSの普及によって個人でも手軽に行えるようになりました。

個人アーティストが増えた今、マーケティングについての知識は必要です。

ただ良い音楽を作るだけでは、誰にも認知されずに終わってしまいます。

本記事の内容を参考にして、SNSを通じたマーケティングに力を入れましょう。

音楽マーケティングを通じて、自分たちの音楽を世界中に聞いてもらってくださいね!

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