「ボカロ曲にはどのようなバラード曲があるの?」
「ボカロ曲のバラードを上手に歌うにはどうしたらいいの?」
ボカロ曲に興味を持ち始めた人の中には、どのようなバラードがあるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
実は、ボカロにはバラードの定番といえる曲がいくつもあるので、有名な曲を押さえておけばボカロの流れについていくことができるのです!
本記事では、ボカロ曲の中でおすすめのバラードとバラードを上手に歌うコツについて紹介します。
この記事を読めば、カラオケでボカロ曲のバラードを歌いこなすことができますよ!
なお、以下の記事でボカロの定番曲を紹介しているので、あわせてご覧ください。
目次
1.ボカロ曲で有名なバラード10選
ボカロ曲で押さえておくべき有名なバラードを紹介します。
ただし、ボカロは音域の幅が広いので、歌うときは以下のように音域に合った曲を選ぶことが重要です。
自分の音域に合った曲から、好みの曲を探してみてください。
(1)低音ボイスにおすすめのボカロ曲のバラード5選
声の特徴が低音域の人におすすめのボカロ曲のバラードを紹介します。
特におすすめのバラードは以下の5曲です。
- からくりピエロ
- パズル
- 心拍数♯0822
- 大切な人たちへ
- 心做し
男性や低音域が得意の女性は挑戦してみてください。
#1:からくりピエロ
からくりピエロは、ボカロバラードの定番で、失恋をテーマにキャッチーなメロディーが特徴の楽曲です。
リズミカルなメロディーがバラードの物悲しい雰囲気を和らげてくれるため、カラオケでも歌いやすくなっています。
所々ウィスパーボイスを織り交ぜて歌うと、表現力をアップさせることができるでしょう。
#2:パズル
パズルは、2010年に公開されてからボカロのバラードとして高い人気を誇っています。
切ない歌詞がピアノ音と絶妙にマッチして、聴いている人の感情を動かしてしまうほど感動的な曲です。
少し抑え気味に歌って、サビに入ったら感情を乗せるように力強く歌ってみましょう。
#3:心拍数♯0822
心拍数♯0822も、2010年に公開されてからこれまで多くの人からカバーされている人気のバラードです。
大切な記念日に彼女に贈るラブソングで、聴いている人がキュンとするような歌詞が魅力になっています。
自分の大切な人に向けて歌うように、裏声を駆使しながら丁寧に歌いましょう。
#4:大切な人たちへ
大切な人たちへは、ザ・バラードといえるピアノが中心の感動的な楽曲です。
いい意味でボカロらしくない、シンプルで思わず聴き入ってしまうようななだらかなメロディーになっています。
所々高音の部分はありますが、キーを調節して低音で大人っぽく歌うとかっこよく歌えますよ。
#5:心做し
心做し(こころなし)は、2014年に公開されてからカラオケで上位のランキングに入るほど人気が高いバラードです。
切ない歌詞がきれいなサウンドをより引き立てており、多くの人を感動させました。
サビに入ったら、感情を乗せながらリズムを外さないように最後まで歌い上げましょう。
(2)高音ボイスにおすすめのボカロ曲のバラード5選
声の特徴が高音域の人におすすめのボカロ曲のバラードを紹介します。
特におすすめのバラードは以下の5曲です。
- メルト
- オレンジ
- she
- 桜ノ雨
- レムの魔法
女性や高音域が得意な男性は挑戦してみてください。
#1:メルト
メルトは、supercellのryoさんが制作した楽曲で、少女の恋模様を謳った可愛らしいバラードです。
初音ミクといえばこの曲をイメージする人も多く、サビの高音はボカロならではの音域になっています。
かなりキーが高いため、無理に高音を出そうとして喉を締めて歌わないように、自分に適したキーに調整しておきましょう。
#2:オレンジ
オレンジは、ボカロらしい音程の激しい動きが特徴で、ボカロ曲のバラードで屈指の人気を誇っています。
メロディーが感動的ですが、音程がよく動くので歌っていて楽しい楽曲です。
サビが急に高くなるため、裏声を使いながら丁寧に歌い上げましょう。
#3:she
sheは、2020年に公開したばかりの楽曲ですが、バラードとしての完成度が高く、再生回数も伸びています。
キャッチーで、可愛らしい歌声にマッチする楽曲なので、高音の声が得意な人におすすめです。
J-popのようなメロディーで親しみがあるため、カラオケでも歌いやすい楽曲の1つでしょう。
#4:桜ノ雨
桜ノ雨は、ボカロの楽曲としても有名なだけでなく、小中学校の卒業式でも歌われるほど、世間一般でも歌われています。
3月など別れの季節にぴったりの曲で、卒業シーズンに歌うと思わず涙が出てしまうこともあるでしょう。
懐かしい思い出を想像しながら歌うと、感情がこもった深みのある表現ができます。
#5:レムの魔法
レムの魔法は、美しいピアノの音が特徴的で感動的なバラードです。
透明感のあるメロディーがきれいで、心が澄み渡るような気持ちにさせてくれます。
この曲を歌うときは、力を抜いて優しく発声することを意識しましょう。
2.ボカロ曲のバラードを歌う3つのコツ
ボカロ曲のバラードを歌うコツを紹介します。
特に押さえておくべきポイントは以下の3つです。
順に紹介するので、丁寧に歌ってみましょう。
(1)抑揚を意識する
バラードがいかに気持ちを込めて歌うかが重要なので、常に抑揚を意識しましょう。
特にサビは気持ちを全面に出して相手に訴えかけるように歌うため、あえてAメロやBメロはトーンを落として、サビとのメリハリをつけることがポイントです。
バラードでも腹式呼吸を意識して、サビでははっきりと発声しましょう。
(2)語尾をフェードアウトさせる
語尾は、消えるように優しくフェードアウトさせましょう。
ビブラートなどで最後に歌い切るときに、はっきりと区切るのではなく、ろうそくの火が消えるように声が小さくなっていくと、バラードが持つ独特の雰囲気の余韻を残すことができます。
徐々に声がなくなるようにボリュームを落として調整しましょう。
なお、以下の記事でビブラートの出し方について紹介しているので、ビブラートを使いたい人は参考にしてみてください。
(3)ロングトーンを意識する
バラードを歌うときは、聴いている人がいかに余韻に浸れるかがポイントなので、しっかりロングトーンの部分は伸ばしましょう。
ロングトーンは腹式呼吸で吐く息の量を安定させる必要があります。
呼吸をするところを事前に決めておき、ロングトーンに備えましょう。
なお、以下の記事でハイトーンボイスの出し方について紹介しているので、気になる人は参考にしてみてください。
まとめ
ボカロにはいくつもの感動的なバラード曲があります。
楽曲によって、透明感のある高音のものや大人っぽい低音のものがあるので、自分の音域に合わせて歌う曲を選ぶことがポイントです。
バラードは気持ちを込めて歌うことが重要なので、今回紹介した3つのコツを参考に、余韻に浸れるように丁寧に歌いましょう!
なお、以下の記事でボカロのデュエット曲を紹介しているので、気になる人はあわせてご覧ください。