コンサートスタッフに向いている人とは?仕事の種類や必要なスキル

「コンサートスタッフに向いている人ってどんな人」
「コンサートスタッフの仕事内容や種類は?」

コンサートスタッフとは、コンサート会場で働いている全ての仕事の総称であり、細かな仕事に分かれています。

コンサートが好きでスタッフになりたいと考えている人は、まず自分に何ができるか考えて仕事を探さなければなりません。

そこでこの記事では、コンサートスタッフの仕事の種類と向いている人の特徴、コンサートスタッフに向いていない人や必要なスキル・適性について紹介します。

最後まで読めば自分がコンサートスタッフに向いているかわかり、ぴったりな仕事を見つけられるでしょう!

1.コンサートスタッフの仕事の種類

コンサートスタッフはコンサート会場で働く人の総称であり、以下のような細かい種類があります。

コンサートスタッフの仕事の種類
  • PAエンジニア
  • 照明スタッフ
  • 映像エンジニア
  • 音響スタッフ
  • 設営スタッフ
  • 受付スタッフ
  • 警備スタッフ

PAエンジニアはコンサート演奏の音量や音質の調整を担当するエンジニアです。

照明スタッフはステージ上の照明演出を担当する仕事、映像エンジニアはスクリーンやモニターに映す映像を調整します。

また設営を担当するスタッフや受付でチケットのもぎりを担当するスタッフ、当日警備を実施するスタッフもコンサートスタッフにカウントされます。

音響スタッフについては、こちらの記事をご覧ください。

音響スタッフの仕事内容とは?「きつい」といわれる理由や適性も紹介

2024.01.11

2.コンサートスタッフに向いている人とは

コンサートスタッフに向いている人は、以下の特徴に当てはまる人です。

  1. 舞台やコンサートなどに興味がある
  2. 長時間労働に耐えられる・思い機材を運べる
  3. コミュニケーション能力が高い
  4. 臨機応変に柔軟な対応ができる
  5. チームで1つの目標を達成した経験がある

1つずつコンサートスタッフの適性について解説します。

(1)舞台やコンサートなどに興味がある

コンサートスタッフに向いているのは、舞台やコンサートに興味がある人です。

舞台やコンサートへ情熱を持っている人にとって、コンサート運営の裏側に携われるコンサートスタッフはやりがいのある仕事になります。

どのような仕事においても情熱は大切なので、舞台やコンサートが好きな方はコンサートスタッフの適性があるといえるでしょう。

(2)長時間労働に耐えられる・重い機材を運べる

コンサートスタッフは長時間労働に耐えられる方、重量のある機材を運べる方に向いている仕事です。

コンサートスタッフは開催当日は昼間から深夜まで裏方作業で働くことが多いです。

またコンサート会場に機材を設営する際に、重量があるものを運ぶため体力が必要となります。

(3)コミュニケーション能力が高い

コンサートスタッフに向いているのは、コミュニケーション能力が高い人です。

先述したようにコンサートスタッフはいろいろな業務を、複数の人員で担当します。

それぞれの連携が取れないとコンサートが台無しになる可能性もあるため、コミュニケーションをとって協力しあって業務を進めなければなりません。

中には派遣で来ているスタッフもいるので、人見知りせずに誰とでもコミュニケーションを取れる人がコンサートスタッフに向いています。

(4)臨機応変に柔軟な対応ができる

コンサートスタッフは臨機応変に柔軟な対応ができる人に向いています。

大規模なイベントでは、不測の事態が起こり得るからです。

たとえば必要な機材が本番で故障してしまった際に、すぐに代替案を考えて対応するなどの判断力も必要となります。

常に冷静で臨機応変な対応が得意な人は、コンサートスタッフに向いているでしょう。

(5)チームで1つの目標を達成した経験がある

コンサートスタッフには、チーム一丸となって目標達成した経験がある人が向いています。

大規模なイベントを成功させるにはスタッフが協力して、力を合わせる必要があるためです。

1つの目標に向かって皆で協力した経験がある方は協調性があり、また目標達成後の達成感のために努力できます。

過去にチームで何か目標を達成したい経験があれば、コンサートスタッフの素質があるといえるでしょう。

3.コンサートスタッフに向いていない人

反対にコンサートスタッフに向いていない人の特徴を紹介します。

  1. 土日に休める仕事がしたい
  2. どちらかというと個人プレイが得意

向いていない仕事に無理に就いてもやりがいを感じられません。

自分が本当にコンサートスタッフになりたいか、考えてみましょう。

(1)土日に休める仕事がしたい

コンサートスタッフは、土日休みの仕事に就きたい人には向いていません。

基本的にコンサートは土日に開催される機会が多く、休みは平日に取ることになります。

そのため他の友人と予定が合わないなどの不便さを感じることもあるでしょう。

(2)どちらかというと個人プレイが得意

人と協力するよりも、個人プレイが得意な方もコンサートスタッフに向いていません。

コンサートスタッフは協調性が求められる仕事だからです。

多くの人員が1つのコンサートを成功させる現場で個人の判断で動くと、重大なミスに発展します。

個人プレイが好きな方は、別の職種を選んだ方が良いでしょう。

4.コンサートスタッフの仕事に欠かせないスキルや適性

コンサートスタッフの仕事に欠かせないスキルと適性を紹介します。

  1. コンサートの準備から終了まで働き続ける体力がある
  2. 些細な変化に気付く能力がある
  3. ミキサーを扱えるなど電子機器の知識がある

コンサートスタッフにどのようなスキルや能力が必要か把握しておきましょう。

(1)コンサートの準備から終了まで働き続ける体力がある

コンサートスタッフには、準備から終了まで働き続けるだけの体力が必要です。

たとえば18時開演のコンサートは昼前からリハーサルや機材のチェックが行われます。

またコンサートが終わってからもスタッフはその場に残り、機材の撤収や清掃作業などをしなければなりません。

昼前から深夜に作業が及ぶこともあるため、体力が必要な仕事です。

(2)些細な変化に気付く能力がある

コンサートスタッフは些細な変化に気づく能力が必要です。

イベント会場で急病人が出た際に異常を察知して、その人を救護室へ運んだり、機材の不調にいち早く気づいて代わりの品を用意するなどの対応が必要だからです。

多くの人が集まる会場ではトラブルが起こりやすいので、その際にいち早く気づいて対応できる能力が必要となります。

(3)ミキサーを扱えるなど電子機器の知識がある

コンサートスタッフの中でもPAエンジニアや音響スタッフを目指す場合は、ミキサーなどの電子機器を扱う知識が必要です。

音響スタッフはコンサート会場では最も重要な仕事の1つであり、音響調整が失敗するとコンサート自体の失敗に繋がってしまいます。

専門学校などでミキサーについて学んでいる、または自身でミキサーを触って音作りをしている人はコンサートスタッフに向いているでしょう。

ミキサーなど電子機器に詳しくない方は、ライブスタッフで経験を積むなどして知識をつけてから就職活動してください。

まとめ

コンサートスタッフはコンサート会場で働くスタッフ全てを意味する言葉で、音響や照明、設営など幅広い職種に分かれます。

自分がコンサートスタッフとしてどんな仕事がしたいか、また適性があるか考えてみましょう。

コンサートスタッフはライブやコンサートが好きな方にとっては、制作側に回れる仕事です。

あなたにコンサートへの熱意があるなら、ぜひコンサートスタッフを目指してくださいね。

関連記事