「エンタメ業界の志望動機には何を書くべき?」
「志望動機を書き始めたけど、どうしても上手く書けない」
エンタメ業界への転職はライバルが非常に多く、採用側に的確な志望動機を書いてアピールする必要があります。
しかし未経験者や転職が初めての方は、志望動機を書き始めてもすぐに手が止まってしまうのではないでしょうか?
この記事ではエンタメ業界へ転職する際の志望動機に書くべき5つのことを、例文付きで紹介します。
最後まで読めば、エンタメ業界への転職を決める志望動機の書き方が全てわかります。
目次
1.【例文あり】エンタメ業界へ転職する際の志望動機に書くべき5つのこと
エンタメ業界の中途採用を目指すときの志望動機には、以下5つを含めて書きましょう。
- 自身の経歴やスキルを棚卸しする
- 前職の経験を志望先企業の業種・職種に紐付ける
- なぜその企業を志したかを伝える
- エンタメ業界への理解度を伝える
- エンタメ業界の未来を見据えた内容を記載する
一番最後に例文も記載したので、参考にしてください。
1つずつ内容を解説します。
(1)自身の経歴やスキルを棚卸しして記載する
志望動機の基本は、自分の経歴やスキルの棚卸しです。
あなたができることをリストアップしてから、志望動機を書き始めましょう。
経験者の場合は業界経験や具体的な実績を、未経験の場合は志望先の職種と関連する実務の内容について書いてください。
難易度の高いエンタメ業界への転職を成功させるにはまず、自分自身の棚卸しをしてその内容を記載します。
私は株式会社〇〇にて、アーティストのマネジメントやプロモーションにたずさわり、音楽を人に届ける仕事にやりがいを感じるようになりました。
前職では40名以上のアーティストのマネジメントに携わり、その中でも新進気鋭のアーティスト『〇〇』のプロモーションにて、前作の売り上げ20%を上回る販売実績を残しています。その経験を活かし、よりアーティストの育成に力を入れている御社で、音楽を届ける仕事がしたいと感じ、御社を志望しました。
御社はアーティストを『宝である』と考えて、アーティストの育成とプロモーションへ力を入れています。特に私が感銘したのは、御社アーティスト『△△△』さんのプロモーションでした。このようなプロモーション方法ができる御社で、私の実力を発揮しさらに御社の利益に貢献したいと考えています。
(2)前職の経験を志望先企業の業種・職種に紐付ける
次に前職の経験を志望先企業の仕事内容に紐づけて、貢献できることを具体的に書きましょう。
志望動機で企業側が知りたいのは「この人物が、企業に対してどのような貢献をしてくれるか」です。
経験者の場合は業界が同じなので、前職で担当していた仕事や実績をデータを用いてわかりやすく書くと良いでしょう。
未経験者の場合は転職先の企業で役立つスキルや実務の内容を書き、経験を活かして貢献できると書いてください。
志望動機にはあなたを雇うべき理由がわかるように、貢献できることを記載しましょう。
私は前職で秘書をしており、人の仕事のサポートが得意です。今回御社の芸能マネージャーの仕事に応募したのは、私の経験とスキルを活かせると感じたためです。
前職では社長秘書をしており、過密なスケジュールの管理から各種の手配、プライベートの会食予定まで全て管理していました。
秘書業をやめて芸能プロダクションへの転職を考えたのは、私が画面越しに見るタレントさんにいつも笑顔をもらっていたからです。いつも笑顔をくれるタレントのサポートへ入りたいと思い、今回こちらの仕事へ応募いたしました。
(3)なぜその企業を志したかを伝える
志望動機には「その企業を選んだ理由」を明確に書いてください。
エンタメ業界への熱意だけを書いても、企業としては「同じ業界ならどこでも良いのではないか」と考えてしまいます。
業界が好きな人材と、企業理念に惚れ込んで応募してきた人材では見方が変わります。
エンタメ業界であれば、その企業が制作した作品を1つ挙げ、エンタメ業界を志すきっかけになったエピソードなどを書くのがおすすめです。
また経験者の場合は前職にはない転職希望先の企業の特徴や共感した理念を取り上げ、志望動機とするのも良いでしょう。
志望動機を書く際は、なぜエンタメ業界の中のその企業なのかを書いてください。
私は御社の企業理念に共感し、今回応募書類を送らせていただきました。私は幼い頃から映画が好きで、国内外問わず多数の映画を鑑賞してきました。
そしていつしか、映画によって他国の風景や言葉、情緒を知ることができることに気づきました。私は映画によって、世界中を繋げることができると考えています。
私が御社を志望したのは、御社の理念である『映画で世界とつながる』が私の信念と一致するからです。
(4)エンタメ業界への理解度を伝える
未経験者の方は特に、エンタメ業界への理解度を志望動機で伝えるのも大切です。
業界への理解がない中途採用人材は教育コストがかかるため、企業としては採用したくありません。
志望動機の中にエンタメ業界の傾向や今後の展望などを記載し、その未来に自分が貢献できるというような内容を書くことで、業界への理解度を伝えられます。
エンタメ業界への転職を成功させる志望動機には、業界への理解度を伝える文言を含めましょう。
私は前職はテレビ局の制作担当として働いており、番組編成などを担当していました。テレビ放送も過渡期を迎えており、今度視聴者を伸ばすためには既存の放送や番組の形態にこだわらずネット配信などを取り入れていくことが必要です。
御社は業界でいち早くネットアプリの導入や配信を取り入れたことで、未来の見えている企業だと感じました。私の番組編成能力を活かして、テレビ局の未来を変えたいと思っています。
(5)エンタメ業界の未来を見据えた内容を記載する
エンタメ業界の動向や課題を取り上げて、未来を見据えた内容を記載するのもポイントです。
実はエンタメ業界はここ10年で大きく業務の内容や方向性が変わっており、変革の時期を迎えています。
業界の未来について深く考えており、企業をより大きくするために貢献できる人材は企業としてもぜひ欲しい人材です。
エンタメ業界の今後がどう変わるかを予測し、自分がその企業の未来を変えられるスキルや経験と絡めてアピールしましょう。
私は幼い頃から音楽が好きで、中でも御社が手がけた「〇〇」というアーティストは、私の人生を変えたといっても過言ではありません。私は「〇〇」さんの影響でバンド活動を始め、少しでも音楽に携わる仕事に就きたいと、ライブハウスでのバイトなどを通して音楽業界の方とも交流を持っています。
一度は音楽業界ではなく、美容コスメの販売会社へ就職したものの、どうしても音楽に関わる仕事がしたく転職を決意しました。その際に、やはり人生を変えてくれたアーティストを輩出した御社で働きたいと御社を志望した次第です。
音楽業界は未経験ですが、私は前職で美容コスメのプロモーションの一環として自社独自のプラットフォーム開発に取り組んでいた実績があります。音楽業界もサブスクリプションやプラットフォームを利用した配信が進んでおり、そこで私の力を活かせると考えています。
近年のエンタメ業界の動向や今後の課題について知りたい方は、以下の記事で紹介しています。
まとめ
エンタメ業界の転職難易度は高いため、志望動機はかなり練って作りましょう。
記事で紹介した5つのポイントや例文を参考に、ライバルに差をつける志望動機を作ってください。
志望動機作りに自信がない方や業界未経験者の方は、転職エージェントを使って書類の添削をしてもらうのもおすすめです。
エンタメ業界へ転職したい方は完璧な志望動機を作り、転職を成功させましょう。
おすすめのエンタメ業界に強い転職エージェントやサイトは、こちらの記事でまとめています。