演技練習での台詞の読み方は?5つのコツと実際の脚本を使った演技力のあげ方

「演技練習で台詞を上手く読めるようになりたい!」
「まだ役がもらえていないんだけど、台詞を使って演技できるようになりたい」

演技練習で台詞を読んで本格的に舞台や作品に出た時の準備をしておきたいですよね。

しかし台詞の読み方がわからなかったり、そもそも役がないから台本が手元になくて困っている方もいるでしょう。

この記事では台詞を使った演技練習のコツと、一人でできる演技練習の方法を紹介します。

最後まで読めば、台詞を使った演技練習でさらに演じる力が上がり、満足のいく演技ができるようになるでしょう!

1.台詞を使った演技練習のコツ


演技の練習で台詞読みをしたいと思っている方へ、おすすめの練習方法を紹介します。

  1. 台本の役柄への理解を深める
  2. 全ての台詞を覚える
  3. 一人で練習する時は感情を込めない
  4. 句読点にとらわれない
  5. 相手と一緒に台詞を読む練習をする

この5つのポイントを意識するだけで、いつもの練習がもっと手応えがあるものに変わるはずです。

1つずつ詳細を説明します。

(1)台本の役柄への理解を深める

台詞読みの練習で大切なのは、まずは役柄を理解することです。

俳優の仕事はただ台詞を読むことではなく、キャラクターになりきってその心情を見ている人に伝えなければなりません。

演じている人自体が役を理解していないと、台詞の感情や動きがキャラクターとズレたものになってしまい、説得力が出ないでしょう。

俳優には役作りを徹底するタイプと、カメレオンのように役柄によって柔軟に演技を変えられる人がいます。

例えば俳優の「高橋一生」さんは役柄にかなりのめり込むタイプで、ドラマで演じる役柄の癖が日常生活で出てきてしまうほど没頭してしまうとか。

これは役柄を深く理解し、キャラクターと一体化していることの表れです。

台本を読んでこのキャラクターなら1日をどんなふうに過ごすか?と考えて、日常全てで演じると、役に深みが出るでしょう。

(2)全ての台詞を覚える

台詞読みで自分のところだけ覚える人がいますが、これは間違いです。

全ての台詞を覚えることで、話の内容や相手の気持ちを推察することができるので、全ての台詞を覚えましょう。

練習段階で暗記しなくても良いですが、台本は通して読むこと。

全体的に台本を読み込むと、なぜこの人はこの場でこう発言したかが見えてきます。

役柄だけでなく、ストーリーを通したのキャラクターの心情理解のために、全ての台詞を読んで覚えましょう。

(3)一人で練習する時は感情を込めない


台詞を一人で練習するときは、過剰に感情を込めないようにしましょう。

いま活躍している女優さんや俳優さんは一人の時は棒読みで読み、ほとんど感情を入れないんだとか。

なぜなら台詞は相手との掛け合いであり、一人で感情を込めて「こう読むべきだ」という固定概念が生まれると、ズレが生じるからです。

台本の解釈は演じる人それぞれなので、一人で練習するときに感情を込めすぎないようにしましょう。

(4)句読点にとらわれない

台本には句読点が入っていますが、その句読点にとらわれないようにしましょう。

句読点は読みやすさのために入っているだけで、そこで区切らなければならない箇所ではありません。

台詞によっては息継ぎなしで一息に喋った方が感情が乗るかもしれませんし、反対に間を入れた方が自然になる可能性もあります。

アドリブ力を鍛える意味でも、いろいろな台詞の読み方を考えてみましょう。

(5)相手と一緒に台詞を読む練習をする

台詞の練習は一人で覚えるところまでやり、あとは複数の相手と台詞の読み合わせをすると良いでしょう。

自分一人で練習していると、あなた独自の解釈でしか演技ができないからです。

誰かに台詞を読んでもらうと、その人独自の解釈が出てくるので、読み合わせのたびに台詞の間や読み方が違うはず。

柔軟に相手の演技に合わせていくうちに、アドリブ力が上がって、演技力が向上します。

その他演技の練習については以下の記事で紹介しているので、参考にしてください。

演技の練習方法3STEP!スターのように演技できるコツも紹介

2023.07.29

2.役者志望の方へ!一人で台詞読みの練習をする方法

役者志望の方でまだ台本をもらっていない方が、一人で台詞読みの練習をする方法を紹介します。

  1. フリー台本を使用する
  2. 好きな作品の台詞を覚える

まだ役をもらっていない人が台詞練習する方法を、以上の2つ。

1つずつ詳細を説明します。

(1)フリー台本を使用する

台詞読みの練習用に、インターネットで無料配布されているフリー台本を使用しましょう。

1人用・2人用などいろいろな台本・シナリオが用意されているので、人数に合わせていろいろな台詞を練習できます。

また短時間の台本が多いので、台詞の暗記や読み込みにもさほど時間はかかりません。

短時間の台本でもしっかり読み込んでキャラクター理解を深めれば、演技の勉強になります。

上記のサイトではフリー台本がダウンロードできます。

短時間の声劇用の台本から、本格的な脚本も選べるので、好みのものを選んでみましょう。

(2)好きな作品の台詞を覚える

憧れの俳優や好きな映画作品がある場合は、その作品のセリフを全て暗記する方法もおすすめです。

何度も映画を繰り返してみて覚えるか、録音してMP3プレイヤーで聴き続けると自然と覚えられます。

その俳優の演技に引っ張られてしまうのはデメリットですが、すでに活躍している俳優の演技を盗めるのがメリット。

特に好きな作品なら感情も入りやすいですし、役柄の考察も楽しいので、ぜひ試してみてください。

まとめ

演技練習で台詞読みをしたい方は、一人の時と相手がいる時で演じ方を変えるように心がけてください。

自分だけの固定概念を作らないようにし、相手に合わせて柔軟に演じ分けしましょう。

また台詞を読むうえで一番大切なのは、役柄をしっかり理解することです。

記事で紹介した台詞の読み方を意識して、一人の時は小さく演じて相手がいる時はアドリブ力を鍛えるようにしましょう。

またおすすめの台詞読み練習に使える台本のダウンロードサイトと、練習方法を紹介したので参考にしてください。

台詞を使った演技練習でさらに演技力を上げて、より多くの舞台や作品で活躍できるようになりましょう!

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