【初心者】絶対必要な作曲ツール4つと費用見積もり!おすすめ製品も

「初心者向け作曲ツールには何があるの?」
「作曲とはどんな手順・方法で行われるもの?」

作曲を始めてみたいけど何が必要なのか分からないと悩んでいませんか。

今回は、PCを使った作曲を前提として、曲作りを始めるために役立つツールを紹介します。

これから作曲を始めてみようと考えているなら、ぜひ参考にして、音楽制作にトライしてみてくださいね!

以下の記事では、作曲に必要な最低限の基本について解説しているのでぜひご覧ください。

作曲に必要最低限の基本とは?初心者がやりがちな3つの失敗例も紹介

2020.05.14

1.作曲ツールとは

作曲とは、曲および音楽作品を作ることで、具体的にはメロディを作ることを指します。

そのため、単に「曲を作る」ということだけを考えるのであれば、楽器がひとつあれば充分です。

ピアノが得意な人はピアノ、ギターが得意な人はギターだけで、曲を作ることができます。

歴史に名を残している有名な作曲家たちが、楽器ひとつで名曲を作ってきたことを考えればそれも当然ですね。

しかしながら、現在の音楽業界では、PC(パソコン)を使った音楽制作が主流となっています。

それを踏まえた上で、ここではPCを使った作曲作業において必要なツールを紹介します。

(1)作曲ツールの概要と費用の見積もり

作曲ツールについて、費用の見積もりを踏まえながら、それぞれの概要を解説していきます。

作曲初心者が最低限揃えるべきツールを紹介するので、これから購入を考えている方は参考にしてくださいね!

作曲ツールの代表的なものは、以下の通りです。

  1. PC(パソコン)
  2. ソフト
  3. MIDIキーボード
  4. ヘッドフォン

順に解説します。

#1. PC(パソコン)

作曲を始めるにあたって、まず必要になるのはPC(パソコン)です。

一般的に、作曲に使用するPCは高スペックであるほど良いとされています。

曲作りが複雑になってくると、大量の録音データを扱ったり、ソフトの音源を追加することがあるからです。

PCに負荷がかかることが予測され、そういう状況では容量やパワーが必要になります。

PCの価格は数万円から数十万円のものまでありますが、ある程度のスペックが必要であることを考えると、最低でも10万円程度の製品が必要になるでしょう。

#2. DAWソフト

現代の作曲現場においてはDAWソフトは欠かすことができません。

DAWはDigital Audio Workstationの略で、ダウと読みます。

DAWソフトは歌や楽器のレコーディングと編集、それらを上手に混ぜ合わせて曲として仕上げるミックスまで、あらゆる作業ができるツールです。

DAWソフトにはさまざまなメーカーのモデルが発売されていますが、ソフトによってはWindowsまたはMacのみでしか使えないもの、どちらのOSでも使えるものがありますので購入前に確認する必要があります。

作曲初心者は1~5万円程度のものを選ぶと、その機能を充分に使いこなすことができるでしょう。

#3. MIDIキーボード

作曲を始めるにあたって、キーボードは必要なツールです。

作曲で使用する、データ入力用の鍵盤を「MIDI(ミディ)キーボード」と呼んでいます。

PCを使って曲作りをする際にはデータを画面上に打ち込みますが、MIDIキーボードがあれば、PCのキーボードではなく、MIDIキーボードの鍵盤を使って音を入力していくことができます。

MIDIキーボードはデータ入力用であるため、PCに接続してDAWソフトを介することで音が鳴る仕組みです。

入力用のキーボードであることから、鍵盤数は少なくても構いません。

価格は数万円からあり、スペックがそれに比例しますが、作曲初心者なら2万円前後で入手できるモデルで間に合うでしょう。

#4. ヘッドフォン

作曲にあたって、ヘッドフォンは鳴っている音を正確に把握するために必要なツールです。

一般的なヘッドフォンとは別に、音楽制作専用のモデルが発売されています。

音楽制作専用のヘッドフォンは一般的なオーディオ用のものと比較して、より音に忠実なサウンドが再生されるように作られています。

ヘッドフォンは様々な価格帯の商品が存在していますが、初心者は1万円程度のものを選ぶと過不足がないでしょう。

(2)作曲ツールを一式揃える場合の費用目安

ここまでにご紹介したツールを、費用の目安を一覧にすると以下のようになります。

  • PC(パソコン)⇒10万円程度
  • DAWソフト⇒1~5万円程度
  • MIDIキーボード⇒2万円程度
  • ヘッドフォン⇒1万円程度

このほか作曲の過程で、ボーカルをレコーディングする場合のマイク、DAWソフト内の既存の音源に追加したいならプラグインソフト音源、複雑な楽曲制作に取り組むならミキシングやマスタリングプラグインが必要になることもあります。

DAWソフトをどの程度費用がかけられるかによって異なりますが、安く揃えるとしても15万程度は必要になるでしょう。

2.おすすめ作曲ツールの紹介

DAWソフト、MIDIキーボード、ヘッドフォンは作曲初心者がまず最初に揃えるべきツールです。

以下に、各ツールごとにおすすめを紹介しているので、機能と予算、用途に合ったものをチョイスしましょう。

  1. DAWソフト
  2. MIDIキーボード
  3. ヘッドフォン

順に解説します。

(1)DAWソフト

DAWソフトはそれぞれ動作環境が異なります

使えるOS(Mac/Windows/Linux)が限られているものもあるため、購入するDAWが自分のパソコンで動作できるか確認しておくことが必要です。

ここでは、以下2つのDAWソフトを紹介していきます。

  1. IMAGE-LINE【FL Studio 20】
  2. Steinberg【CUBASE ELEMENTS 10.5】

順に解説します。

#1. IMAGE-LINE【FL Studio 20】

DAWソフトの1つ目のおすすめは、IMAGE-LINE【FL Studio 20】です。

IMAGE-LINEが販売するFL Studioは、発売開始から20年を迎えて、今なお最先端」であり続けるDAWソフトです。

作曲、編曲、エディット、レコーディング、ミキシング、マスタリングにおいて必要とされるすべての機能が装備されているため、作曲初心者のエントリーモデルとしても向いています。

製品名IMAGE-LINE【FL Studio 20】
価格¥22,870(税込)
動作環境Windows 8.1、10 以降(64ビット)、macOS 10.13.6 以降
公式サイトIMAGE-LINE【FL Studio 20】

#2. Steinberg【CUBASE ELEMENTS 10.5】

DAWソフトの2つ目のおすすめは、Steinberg【CUBASE ELEMENTS 10.5】です。

Steinbergが販売するCUBASE ELEMENTSは、どんなジャンルの音楽でも直感的に、素早く作成することができるDAWソフトです。

最先端の機能とバーチャルインストゥルメント、エフェクト、サウンドが装備されており、プロの作曲家からこれから曲作りを始めてみようという初心者まで、世界中で愛用されています。

製品名Steinberg【CUBASE ELEMENTS 10.5】
価格¥12,500(税込)
動作環境Windows 10 (ver. 1809 / ver. 1903)、macOS Mojave (10.14) / Catalina (10.15)
公式サイトSteinberg【CUBASE ELEMENTS 10.5】

以下の記事では、おすすめの作曲ソフトをより詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

作曲ソフト選びは最初が肝心!おすすめソフト6選と有料・無料の違い

2020.05.14

(2)MIDIキーボード

パソコンで行う作曲では、MIDIキーボードがあればピアノを弾けない人でも正確に早く音の入力ができます。

MIDIキーボードには、25鍵、49鍵、61鍵、88鍵などさまざまな鍵盤数のMIDIキーボードがあるため、用途と予算に応じて適切なものを選びましょう。

ここでは、以下2つのMIDIキーボードを紹介していきます。

  1. KORG【microKEY-25】
  2. M-Audio【Keystation 88】

順に解説します。

#1. KORG【microKEY-25】

MIDIキーボードの1つ目のおすすめは、KORG【microKEY-25】です。

KORGが販売するMIDIキーボードのmicroKEY-25は、薄型、軽量のコンパクトな形状です。

そのため、可搬性に優れ、外出先でも本格的な音楽制作が可能です。

iPadと接続して、KORG iMS-20などのアプリケーションをMIDIでコントロールすることもできるので、充実した音楽制作システムを構築したい人に最適です。

製品名KORG「nanoKEY 25」
値段¥12,218(税込)
特徴スケール・ガイド機能、USB・ワイヤレス接続可能
購入サイトKORG「nanoKEY 25」

#2. M-Audio【Keystation 88】

MIDIキーボードの2つ目のおすすめは、M-Audio【Keystation 88】です。

M-Audioが販売するKeystation 88は、88鍵盤のUSB MIDIキーボードです。

88鍵盤仕様ながら約7.7kgという軽量ボディが特徴です。

Keystation 88があれば、特別なドライバーをインストールすることなく、PCに接続するだけで、直ぐに作曲を始めることができます。

初心者でも簡単に作曲ができるため、頭でイメージした音楽をその通りに再現することができるでしょう。

製品名M-Audio「Keystation 88」
値段¥23,936(税込)
特徴88鍵盤仕様ながら約7.7kgの軽量ボディ
購入サイトM-Audio「Keystation 88」

以下の記事では、MIDIキーボードについてさらに詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

作曲がはかどる!MIDIキーボードのおすすめ5モデル【2023】

2023.10.06

(3)ヘッドフォン

DTMにおいて、音を聴く(モニタリング)作業ではヘッドフォンを使用します。

住宅環境や時間事情で大きい音が出せない場合でも、ヘッドフォンがあればいつでも曲作りに専念できるでしょう。

ここでは、以下2つのヘッドフォンについて紹介していきます。

  1. audio-technica【ATH-M40x】
  2. SONY【MDR-7506】

順に解説します。

#1. audio-technica【ATH-M40x】

ヘッドフォンの1つ目のおすすめは、audio-technica【ATH-M40x】です。

audio-technicaが販売するATH-M40xは、全帯域において原音に忠実な音が再生可能です。

遮音性を高める楕円形状のイヤカップを採用しているため、長時間使用でも快適な着け心地に定評があります。

スタジオレコーディングやミキシングを行う際は、解像度の高いモニタリングを実現できるでしょう。

製品名audio-technica「KATH-M40x」
値段¥11,880(税込)
特徴遮音性が高く、原音に忠実な音の再生が可能
購入サイトaudio-technica「KATH-M40x」

#2. SONY【MDR-7506】

ヘッドフォンの2つ目のおすすめは、SONY【MDR-7506】です。

SONYが販売するMDR-7506は、高音質・高耐入力の折りたたみ式の音楽制作用ヘッドフォンです。

ヘッドバンドの長さ調整には、目盛り付きのクリックスケール式スライダーを採用しています。

クリアかつパワフルな音を再現できるので、初心者はもちろん、プロ作曲家からも支持されているヘッドフォンです。

製品名SONY「MDR-7506」
値段¥11,880(税込)
特徴折りたたみ式、プロも愛用
購入サイトSONY「MDR-7506」

まとめ

今回は、PCを使った作曲に必要なツールを紹介しました。

作曲に挑戦したいと考えているなら、この記事を参考に、自分の理想に合ったツールの入手を検討してみて下さい。

以下の記事では、おすすめの作曲ソフトについて詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

作曲ソフト選びは最初が肝心!おすすめソフト6選と有料・無料の違い

2020.05.14

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