自宅でもボイトレはできる!自宅でできる5つの練習法と2つの注意点

「自宅でも気兼ねなくできるボイトレの方法はある?」
「自宅でボイトレを行う際に注意すべき点は何?」

このように悩んでいませんか?

コロナ禍により気軽にカラオケやスタジオに出向くことができなくなった今、自宅でもできるボイトレが注目されています。

今回の記事では、防音設備のない自宅でも気軽にチャレンジできるボイトレを5種類紹介するとともに、ボイトレを行う際の2つの注意点も紹介します。

この記事を読んで、自宅でもできるボイトレ方法を知り、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください!

1.自宅でできる5種類のボイトレ

ここからは、自宅でできるおすすめのボイトレ方法を以下の5種類紹介します。

  1. ロングブレス
  2. 表情筋トレーニング
  3. リップロール
  4. タングトリル
  5. 早口言葉トレーニング

順番に説明します。

方法1:ロングブレス

自宅でできるボイトレ方法の1つ目に、ロングブレスが挙げられます。

ロングブレスとは、歯と歯の間から息をスーっと出し、できるだけ長く息を吐き続ける練習法です。

効果的な練習方法
  1. まずは30秒間を目標に一定の息の量を吐き続けられるまで練習する
  2. うまく続けられない場合は空気を吸い込む量を増やしたり吐く息の量を減らしてみる
  3. 30秒間一定の息を吐き続けられるようになれば、さらに長い時間を目指す

ロングブレスを練習することにより、腹筋をコントロールしやすくなり、安定した声が出せるようになります。

ただし、この練習は一度に行いすぎると酸欠になる可能性があるため、こまめに休憩を取るなどの注意が必要です。

このように、ロングブレスは一定の量の息を長く吐き続ける練習法で、習得することで安定した声を出せるようになります。

方法2:表情筋トレーニング

声帯に負荷のかかる発声方法になっている

自宅でできるボイトレ方法の2つ目に、表情筋トレーニングが挙げられます。

表情筋トレーニングとは、声を出さずに五十音を順番に発声することで表情筋を鍛える練習法です。

効果的な練習方法

それぞれの母音ごとに以下の点に注意しながら発声してみましょう。

口角を挙げて上の歯がしっかり見えるまで開く
口を真横に広げる
口をすぼめてしっかり前に突き出す
「あ」と「い」の中間のイメージ
上唇が鼻に近づくよう縦にしっかり開く

表情筋が鍛えられていない人は、トレーニングを続けると次第に疲れてくることでしょう。

しかし、それぞれの母音の特徴に合わせて大きく口の形を動かし続けることが重要であるため、鏡を見て口の開き具合をチェックしながら練習を行うことが大切です。

このように、表情筋トレーニングは声を出さずに五十音を発声していく練習法で、表情筋を鍛えることでよく響く良い声が出せるようになる効果があります

方法3:リップロール

音階でメロディを歌う

自宅でできるボイトレ方法の3つ目に、リップロールが挙げられます。

リップロールとは、口を軽く閉じたまま息を吐き、唇をプルプルと細かく振動させる練習法です。

効果的な練習方法
  1. 一瞬だけのリップロールを行う
  2. 一定の息の量を吐き続けて長くリップロールを行う
  3. さらに音や音階を加えてみる

この発声法を正しく行うためには、口の周りの表情筋や唇・のどをリラックスさせることが重要です。

リップロールを習得することで、力みを解消してリラックスして歌うことが可能になります。

このように、リップロールは口を閉じたまま唇を振動させる練習法で、力みのない発声を習得するために有効です。

方法4:タングトリル

自宅でできるボイトレ方法の4つ目に、タングトリルが挙げられます。

タングトリルは、巻き舌とも言われる、舌の先を上歯の根元にあてながら息を吐きトゥルルルと鳴らす練習法です。

効果的な練習方法
  1. 一瞬だけのタングトリルを行う
  2. 10秒以上の長いタングトリルを行う
  3. タングトリルで正確にメロディを歌う

タングトリルを行うことで舌をリラックスさせ柔軟に動かすことできるようになるため、滑舌がよくなります。

その結果、声を楽に出したり、言葉や音のキレを良くすることが期待できます。

このように、タングトリルはいわゆる巻き舌のことを指し、舌をリラックスさせて滑舌を良くする効果があります。

方法5:早口言葉トレーニング

参考にしたい曲を3曲集める

自宅でできるボイトレ方法の5つ目に、早口言葉トレーニングが挙げられます。

早口言葉トレーニングは、その名の通り早口言葉を繰り返すことで滑舌や発音をよくする練習法です。

効果的な練習方法
  1. 自分の苦手な行(例えばカ行とかサ行など)の早口言葉を探す
  2. 苦手な行の早口言葉を重点的に練習をする

ネット上で「早口言葉」を検索するとたくさん出てきますので、苦手な行の克服に取り組みましょう。

このように、早口言葉トレーニングは自分の苦手な早口言葉を繰り返し発音する練習法で、滑舌が良くなり聞き取りやすい発音ができるようになります。   

2.ボイトレを行う上での2つの注意事項

定期的に喉を休ませる

次に、ボイトレを行う上で気を付けたい注意事項を以下の2点紹介します。

  1. 姿勢を整える
  2. 呼吸法を整える

順番に説明します。

注意1:姿勢を整える

裏声を使い分ける

ボイトレを行う上で気を付けたい注意事項の1つ目に、姿勢を整えることが挙げられます。

自宅で一人でボイトレを行うと、基本中の基本である姿勢に意識が行きにくくなることがよくあります。

せっかくボイトレをしていても、猫背や反り腰ではそもそも声が出にくい状態になってしまいます。

以下のチェックポイントに注意しながら、全身鏡で姿勢を確認しながら良い姿勢でボイトレを行いましょう。 

立って歌う場合足を肩幅に開く
背筋が地面に対して垂直になっている
顔がまっすぐ前を向く
あごを引く
座って歌う場合背もたれにもたれない
背筋をまっすぐ伸ばす
顔がまっすぐ前を向く
あごを引く

このように、自宅でボイトレを行う場合、必ず良い姿勢で歌うことが大切で、意識するためには全身鏡の前で歌うのがおすすめです。                  

注意2:呼吸法を整える

腹式呼吸で喉に負担をかけない

ボイトレを行う上で気を付けたい注意事項の2つ目に、呼吸法を整えることが挙げられます。

呼吸法には腹式呼吸と胸式呼吸の2種類があります。

腹式呼吸が腹筋を動かして横隔膜を上下させることによりたくさんの空気を出し入れできるのに対し、胸式呼吸では胸部周りの狭い範囲でしか空気を出し入れできません。

そのため、たくさんの空気を出し入れできる腹式呼吸の方が大きな声を無理なく安定して出すことができ、歌を歌う際に向いています。

また、腹式呼吸であれば、呼吸する時に胸・肩・首の筋肉を使わないため喉をリラックスさせられるという効果もあります。

このように、ボイトレを行う際には安定した声を出すことのできる腹式呼吸で練習を行うことが重要です。

#1:腹式呼吸の練習法

腹式呼吸を練習する際には、お腹に手を当てて膨らみを意識しながら練習することが大切です。

腹式呼吸は、鼻から息を吸い、口から息を吐きます。

あくびをした時の感覚をイメージすると分かりやすいでしょう。

この際、息を吸う時にお腹を膨らませ、吐く時にお腹をへこませる必要があるため、お腹に手を当てて膨らみを意識することが大切です。

最初はうまくできなくても、一度息を吐ききってから、またゆっくり息を吸うことを繰り返すことで、徐々に感覚を覚えていくことができます。

このように、腹式呼吸の感覚をつかむためには呼吸時のお腹の膨らみを意識することが大切で、無意識でも腹式呼吸を行えるまで繰り返し練習を行うことが重要です。

まとめ

今回の記事では、自宅でも気軽にチャレンジできるボイトレを5種類紹介するとともに、ボイトレを行う際の2つの注意点を紹介しました。

防音設備のない自宅でも挑戦できるボイトレの種類はいくつもあり、毎日コツコツとトレーニングを重ねることで歌唱力を向上させることが可能です!

この記事を読んで、自宅でもできるボイトレの方法を知り、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください!

なお、自宅でボイトレを行う場合には、便利に使えるアプリが多数存在しますので、こちらもぜひ有効に活用してください。

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2021.05.05

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