「初心者でも簡単に編曲できるアプリって何があるの?」
「編曲アプリを選ぶときはどこに注目すればいいの?」
これから編曲に挑戦しようと考えている人の中には、どの編曲アプリを使えばよいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
編曲アプリには無料のものから有料のものまでさまざまですが、実は自分に適切なアプリを使わなければ、かえって作業が進まない場合があるのです!
本記事では、音楽初心者におすすめの編曲アプリとアプリの選ぶコツを紹介します。
この記事を読めば、どの編曲アプリが自分に合っているのか判断できるようになりますよ!
なお、以下の記事に編曲の詳細をまとめているので、編曲に関する知識が不足している場合はあわせてご覧ください。
目次
1.音楽初心者におすすめの編曲アプリ6選
音楽初心者におすすめの編曲アプリを紹介します。
今回は無料アプリと有料アプリに分けて紹介するので、どのような編曲アプリがあるのかチェックしましょう。
それでは、順に紹介します。
なお、以下の記事で音楽制作ソフトを紹介しているので、あわせてご覧ください。
(1)無料アプリ3選
無料アプリでおすすめは以下の3つです。
- Medly
- GarageBand
- Music Maker JAM
無料なので費用対効果が高く、初心者でも安心して利用できます。
順に紹介するので、試しに使ってみてくださいね!
#1:Medly
無料の編曲アプリでおすすめなのがMedlyです。
Medlyは作曲アプリとして有名で既存の音源からタップで音を入力する形式なので、編曲初心者でも使いやすい特徴があります。
Medlyの主な特徴は以下の通りです。
- 無料なのに16種類の音源が使える
- iPad対応なのでパソコンを持っていなくても大画面で操作できる
- 操作方法がタップやドラッグ&ドロップとシンプルなので使いやすい
音楽初心者にも優しい編曲アプリですが、内蔵されている効果やフィルターを使って音をミックスできるミキサー & エフェクト機能や、有料のMedly会員になれば新しい音源や他の楽器を利用することができます。
毎月500円課金する必要がありますがアレンジの幅が広がるため、本格的に編曲作業をしたい人にもおすすめです。
Medlyのステータス | |
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対応OS | iOS11.0以上(Androidは使用不可) |
料金 | 無料(Medly会員は税込500円/月) |
入力方法 | タップ |
#2:GarageBand
次におすすめの無料アプリはGarageBandです。
GarageBandもMedlyと同じくタップで入力するのですが、実際に楽器を鳴らしているかのように音を出すことができるので、演奏しているイメージがしやすい特徴があります。
GarageBandのおすすめポイントは以下の通りです。
- ピアノロールの画面で入力すれば音の高さや動きが視覚的に分かりやすい
- 基本楽器の音源(ピアノ・ギターなど)だけでなく、オーケストラ音源や和楽器音源が使えるのでアレンジの幅が広い
- 楽器が演奏できなくても実際に鳴らしているかのように音を出せるので、編曲作業を楽しめる
オリジナルサウンドを作るために利用している人も多いほど、GarageBandは作曲・編曲アプリとして評価が高いです。
オーディオインターフェースを接続すればアンプにもなり、リアルな楽器サウンドを録音することもできます。
利用の幅が広いので、他のアプリと比べながら使い勝手を試してみてください。
GarageBandのステータス | |
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対応OS | iOS 2.1以上(Androidは不可) |
料金 | 無料 |
入力方法 | タップ |
#3:Music Maker JAM
Music Maker JAMも無料編曲アプリの中でも評価が高いです。
Music Maker JAMは、編曲した曲をすぐに世界中の人とシェアすることができます。
音楽初心者におすすめのポイントは以下の通りです。
- デバイスを振るだけで自動で音源をミックスしてくれる
- Androidにも対応している
- 使用できる音源が2,000以上あるので、ジャンルを問わず好きにアレンジできる
Music Maker JAMはAndroidにも対応しているので、Androidユーザーの人がわざわざiPhone・iPadを購入する必要がありません。
ややこしいミックス作業もデバイスを振るだけで自動で行ってくれるので、アプリの使い方に慣れていない人でも簡単にプロ顔負けの編曲作業を行えます。
デバイス1つで編曲作業が完結するので、あまりお金をかけたくない人にもおすすめです。
Music Maker JAMのステータス | |
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対応OS | iOS 9.3以上・Android |
料金 | 無料 |
入力方法 | タップ |
(2)有料アプリ3選
有料の中でおすすめのアプリを3つ紹介します。
- KORG Gadget2
- FL Studio Mobile
- Cubasis 3
お金はかかりますが、その分無料アプリに比べて機能性が充実しています。
お金よりも使い勝手や機能性を重視する人は参考にしてください。
それでは、順に紹介します。
#1:KORG Gadget2
Android以外のユーザーは、有料編曲アプリの中で特にKORG Gadget 2がおすすめです。
KORG Gadget 2はApp Storeの有料アプリランキングで1位になったことがあるほど、作曲アプリの中でも人気を集めています。
特におすすめのポイントは以下の通りです。
- 各トラック状況が一目で見れるほど見やすいデザインになっている
- 40個以上の楽器サウンドを使えるのでアレンジの幅が広い
- Nintendo Switchでも利用できるので、ゲーム感覚で楽しく作業ができる
無料アプリとは異なり好きなデバイスで作業をすることができるので、使い勝手がよい特徴があります。
ピアノなどの基本音源だけでなくシンセサイザーなど特殊音源も利用できるので、オリジナリティの高い楽曲制作が可能です。
無料アプリで使い方に慣れたら、KORG Gadget 2を使って好きなデバイスで編曲を楽しんでみてくださいね!
KORG Gadget 2のステータス | |
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対応OS | iOS 9.3以上(Androidは不可) Mac版、プラグイン版(Mac/PC) Nintendo Switchmoも利用可 |
料金 | 2,440円(税込) |
入力方法 | タップ |
#2:FL Studio Mobile
有料編曲アプリで次におすすめなのがFL Studio Mobilです。
FL Studio Mobileパソコン用音楽制作ソフト「FL Studio」のモバイル版アプリで、編曲アプリの中でも知名度が高いと言えます。
主なFL Studio Mobileの特徴は以下の通りです。
- リーズナブルで初心者でも手を出しやすい
- 音源やエフェクトが豊富で、コストパフォーマンスがよい
- FL Studioとあわせて利用すれば、パソコンとデバイスで編曲作業の使い分けができる
#3:Cubasis 3
値段を気にせず本格的に編曲作業をしたい人におすすめなのがCubasis 3です。
Cubasis 3はプロのクリエイターが使用するパソコン用作曲ソフト「Cubase」のモバイル版アプリで、機能性の充実度が他のアプリよりも高いと言えます。
特におすすめのポイントが以下の3つです。
- 126種類以上のシンセサイザーや120種類以上のバーチャル音源が使用できる
- パソコンのCubaseと連動できる
- 録音時に最適な録音モードに自動設定してくれるなど作業効率が高い
Cubasis 3を利用すれば、曲を合成するミキシングや曲全体のバランスを整えるマスタリングなどの本格的な編曲作業ができます。
値段は高いですがその料金に見合った機能が充実しているので、プロと同じレベルを目指している人は利用してみてください。
Cubasis 3のステータス | |
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対応OS | iOS 13.0以上(Androidは不可) |
料金 | 6,100円(税込) |
入力方法 | タップ・録音 |
2.編曲アプリを選ぶ3つのコツ
編曲アプリを選ぶコツを紹介します。
今回は紹介する編曲選びのコツは以下の3つです。
順に紹介するので、編曲アプリ選びの参考にしてください。
(1)利用目的を把握する
編曲アプリを選ぶときは、自分の音楽知識や演奏スキル、編曲センスなどのレベルを把握してどの基準の楽曲まで仕上げたいのか認識することです。
楽器の演奏スキルがなくても、日ごろから音楽を好んで聴いている人と全く関与していない人とでは、音楽知識や編曲センスに大きな差が出ます。
編曲は楽器パートを考えたり音源をミックスしたりと工程が多いので、自分の音楽レベルに合ったアプリを使わなければ、途中で挫折する可能性が高いです。
楽譜が読めて楽器の演奏スキルがある人は音源の種類など機能性を重視する、全く音楽に触れていない人はタップするだけで簡単に楽曲を作れるような使いやすさを求めるなど、自分のレベルに合った編曲アプリを選びましょう。
(2)音色や音源が豊富なものにする
編曲をする上で、音色や音源が豊富なほどアレンジの幅が広がります。
使える音色や音源が多いほど、ロック調やテクノポップ調などさまざまなジャンルに挑戦することが可能です。
音色や音源が少なければ、自分がイメージしている音を出すことができない場合があるので、アプリを見比べるときは音色や音源の種類は確認しておくことをおすすめします。
ピアノやギター、ベース、ドラムなどの基本音源は含まれていますが、オーケストラ音源や和楽器音源、シンセサイザー、エフェクト音など特殊音源が搭載されているかどうかチェックしておきましょう。
(3)入力方法が簡単なものにする
音楽初心者は編曲作業に慣れるまでは、入力方法がシンプルなアプリの利用をおすすめします。
楽譜を読めたり楽器を演奏できたりする人は、音源の入力は苦ではないかもしれませんが、全く知識や経験がない人は音を入力するだけでも時間がかかるものです。
アプリの中には1音1音タップやスワイプで入力するタイプのものもあれば、鼻歌を聴き取って自動入力してくれるものもあります。
音楽初心者は曲の質よりも作り上げることが重要なので、まずは操作性が簡単で作業が進みやすいタップ式や音声入力式を選びましょう。
ある程度音楽の知識が身についたら、鍵盤入力など細かいアレンジができるアプリを使ってみると、編曲の幅が広がって楽しくなりますよ!
まとめ
編曲アプリを使うことで、音楽初心者でも簡単に編曲を楽しむことが可能です。
編曲アプリには無料と有料のものがあるので、使い方に慣れるためにまずは無料アプリから使った方がよいでしょう。
編曲の流れや使い方を把握して本格的に編曲をしたいと思ったときに、今回紹介したアプリの選び方を参考に有料アプリを利用してみてくださいね!
なお、編曲だけでなく音楽制作全体に興味のある人は、以下の記事に音楽制作の流れをまとめているので、あわせてご覧ください。