「アイドルプロデューサーとは?」
「アイドルプロデューサーってどんな仕事をしているの?」
アイドルが好きで将来はアイドルプロデューサーになりたいと思っている方もいるはずです。
しかし、仕事内容や年収、なり方が曖昧で困っているのではないでしょうか。
この記事ではアイドルプロデューサーの概要や仕事内容、なり方と年収、知っておくべき厳しい現実を紹介しています。
最後まで読めば、アイドルプロデューサーの長所も短所もわかり、自分が本当にアイドルプロデューサーを目指すべきかわかるでしょう。
目次
1.アイドルプロデューサーとは?
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アイドルプロデューサーとは何か、概要や種類、代表的なアイドルプロデューサーを3名紹介します。
- アイドルプロデューサーの概要
- アイドルプロデューサーの種類
- アイドルプロデューサーの有名人
アイドルプロデューサーを目指している方は、仕事の大まかな内容を理解しておきましょう。
(1)アイドルプロデューサーの概要
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アイドルプロデューサーとは、アイドルを選抜して売り出しの戦略を決めてデビューさせ、売り出し活動を総合的にサポートする役割です。
アイドル活動にはさまざまなスタッフや会社が関わりますが、プロデューサーはその総指揮を取っています。
また、アイドルプロデューサーの中には楽曲制作も担当する人がいます。
たとえばモーニング娘。のプロデューサーである『つんく♂』さんは作詞作曲も担当しています。
もちろん音楽制作は作詞家・作曲家に別で依頼しても問題ありません。
(2)アイドルプロデューサーの種類
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アイドルには大きく分けて2つの種類があります。
地上波のメディアに出演する地上アイドルプロデューサーと、劇場などライブコンサートがメインの活躍の場となる地下アイドルのプロデューサーです。
双方アイドルをプロデュースする仕事に違いはありませんが、地下アイドルと地上アイドルは活躍の場や広報活動が違います。
たとえば地下アイドルはライブ活動がメインであり、メディア出演はほぼしないのでプロデューサーはライブ活動の企画や劇場の手配を行っています。
また集客は自分たちでSNSを駆使していることが多いです。
一方で地上アイドルのプロデューサーはメディアとの交渉や宣伝内容の打ち合わせがメインの仕事です。
(3)アイドルプロデューサーの有名人
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アイドルプロデューサーの有名人を3名紹介します。
- 秋元康
- つんく♂
- J.Y.Park
具体的な人物像が見えれば、より深くアイドルプロデューサーの仕事を理解できるはずです。
1名ずつアイドルプロデューサーとしての活動について紹介します。
#1:秋元康
秋元康さんは日本でトップレベルに有名なアイドルプロデューサーです。
プロデュースしたアイドルは『おニャン子クラブ』に始まり、『AKB48』『乃木坂46』などの坂道グループなど、ヒットするアイドルを生み出す手腕は誰もが認めています。
秋元康さんは作詞もおこなうプロデューサーで、アイドルらしさと印象に残る言葉で作られた楽曲はことごとくヒットしています。
#2:つんく♂
つんく♂さんは元『シャ乱Q』のボーカルで『モーニング娘。』を代表としたハロー!プロジェクトのプロデューサーです。
作詞作曲を自身でおこなっており、聞いた人が自然と口ずさんでしまうような軽快なアイドルらしい楽曲でプロデュースするアイドルをメジャーに押し上げています。
#3:J.Y.Park
J.Y.Parkさんは、K-POPアイドルプロデューサーです。
手がけたアイドルは『NiziU』『TWICE』など、世界的にも活躍しているアイドルばかりです。
自身で楽曲制作も手がける音楽プロデューサーとしても役割も担い、プロダクション社長もこなします。
2.アイドルプロデューサーの仕事内容
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アイドルプロデューサーの仕事内容を解説します。
- アイドルを見出す
- 売り出し方針を考える
- ライブイベントなどの企画をする
- 楽曲を作る
- マネジメントをする
1つずつ詳細な内容を説明します。
(1)アイドルを見出す
アイドルプロデューサーはアイドルを見出すところから始まります。
オーディションやスカウトで逸材を見つけ、アイドルを作るメンバーを見つけるのが最初の仕事です。
(2)売り出し方針を考える
見つけたアイドルの卵たちにユニットを組ませ、どう売り出すか戦略を考えます。
アイドルのコンセプトやデビューイベントなどを企画立案し、関係各所と打ち合わせをしてデビューへ向けて動きます。
またデビュー後もアイドルの知名度をより上げていく方法を考え、継続的に売れるように戦略を考えるのもアイドルプロデューサーの仕事です。
(3)ライブイベントなどの企画をする
アイドルが開催するライブイベントなどの企画も、アイドルプロデューサーの仕事です。
ライブのコンセプト決定から会場の手配、握手会やチェキ会などのイベントを発案し、手配をおこないます。
(4)楽曲を作る
アイドルプロデューサーの中には、自ら楽曲制作をする方もいます。
元々アーティストや作曲・編曲家出身のアイドルプロデューサーは、曲作りまで手がけるケースが多いです。
(5)マネジメントをする
アイドルを継続的に売り出すためのSNS戦略やメディア戦略を考え、アイドルのマネジメントをおこなうのもアイドルプロデューサーの仕事です。
アイドルのキャラクターに合わせた売り方、ファンへのアピール方法などを考え、アイドルに直接指導することもあります。
3.アイドルプロデューサーの年収
アイドルプロデューサーの年収は全体では600万円程度です。
有名なアイドルプロデューサーの場合は数千万円から数億円稼ぐ人もいます。
特に楽曲制作を担当している場合は、楽曲の版権収入も得られるため、ヒット曲を生み出せばかなりの収入が稼げるでしょう。
一方で知名度の低い地下アイドルのプロデューサーは、ほぼ無給で活動している場合もあります。
4.アイドルプロデューサーのなり方
アイドルプロデューサーになるには、以下4つの方法があります。
- レコード会社やプロダクションに入社してプロデューサーを目指す
- マネージャーから昇格する
- 楽曲制作をしてSNSで発信し、フリーのプロデューサーになる
- インフルエンサーとして活動後にプロデューサーになる
アイドルプロデューサーになる方法に明確な道筋はなく、知名度を利用してアイドルプロデュースへ参入する方法もあります。
詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
5.アイドルプロデューサーになる前に知っておきたい現実
アイドルプロデューサーを目指す方が知っておきたい現実についても紹介します。
- 求められる素質が多い
- 駆け出しの頃はほぼ無給で働くこともある
- デビューが成功してもトラブル処理などで忙しい
アイドルプロデューサーは、ただアイドルが好きという気持ちだけでは務まらない仕事です。
1つずつアイドルプロデューサーの厳しさについて説明します。
(1)求められる素質が多い
アイドルプロデューサーには、アイドルの素質がある人材を見抜く力、そして売れるアイドルを作り出す独創性も求められます。
また、関係各所と調整してアイドルの売り出しに協力してもらう交渉力、デビューさせたアイドルのメンタルケアやモチベーションアップさせるマネジメント力も必要です。
アイドルを売り出すためには複数のスキルが必要であり、向き不向きがはっきり分かれます。
(2)駆け出しの頃はほぼ無給で働くこともある
アイドルプロデューサーは成功すればかなり稼げる仕事ですが、駆け出しの頃はほぼ無給で仕事をすることになります。
アイドルが売れなければ当然収入がないので、給料がマイナスになることもあるでしょう。
(3)デビューが成功してもトラブル処理などで忙しい
無事にアイドルがデビューできても、プロデューサーの仕事は終わりではありません。
万が一アイドルがスキャンダルなどの問題を起こしたら、対応に追われることとなります。
また日常的にアイドルとコミュニケーションをとり、日頃からアイドルとしての覚悟を共有しておかなければなりません。
まとめ
アイドルプロデューサーは、アイドルになれる人材を見出して育成し、売り出す仕事です。
今日本で売れているアイドルたちを支えている大事な役割です。
アイドルプロデューサーの仕事は多岐に渡り、求められるスキルも多いですが、その分育ててきたアイドルが成功した際には大きな喜びを得られるでしょう。
あなたもアイドルプロデューサーになって、自分のアイドルを世に売り出してくださいね。