「音楽業界へ転職したいといったらやめとけと止められるのはなぜ?」
「音楽業界へ転職する前に、つけておくべき知識とは?」
音楽業界は華やかで、好きな音楽を仕事にできることから憧れる人が多い業界です。
しかし、音楽業界に憧れだけで転職すると後から後悔することになります。
この記事では、どうして音楽業界が「やめとけ」といわれるのか、後悔せずに転職する方法を紹介します。
最後まで読めば音楽業界へ転職する前の覚悟がつき、転職後に後悔せずに働き続けられるでしょう。
目次
1.【闇深い?】音楽業界は「やめとけ」といわれる5つの理由
音楽業界に入りたいというと「やめとけ」と止められることがありますが、その理由は5つあります。
- 体育会系で上下関係に厳しい
- 勤務時間が長い
- 思ったよりも華やかな仕事ではない
- 過酷な競争にさらされる
- 好きな音楽だけ扱えるわけではない
どうして音楽業界は入らない方が良いといわれるのか解説します。
(1)体育会系で上下関係に厳しい
音楽業界は体育会系の気質があり、上下関係が非常に厳しいです。
そのため、先輩に絶対服従の面が強く自由裁量権があまりありません。
先輩に命じられたら雑務も断れない、飲み会もほぼ強制参加のような空気があり、合わない人は居づらいでしょう。
体育会系気質が合わない方は、音楽業界ではうまくやっていけない可能性があります。
(2)勤務時間が長い
音楽業界は勤務時間が長く、ライフワークバランスが乱れがちです。
そのため、18時に退社して仕事が終わった後は自由に過ごすというスタイルで働けません。
もちろん、プロジェクトの立て込み具合によって早く帰れる時期もありますが、基本的に残業が発生しやすいです。
勤務時間が長く、残業が多いことから音楽業界は「ブラックだ」といわれることがあります。
(3)思ったよりも華やかな仕事ではない
思ったよりも華やかな仕事ではないことから、「やめとけ」といわれることがあります。
音楽業界での勤務はマネージメントや書類仕事、権利関係などの仕事が多いためです。
もちろんアーティストに直接会える職種もありますが、すべての業界でアーティストに会ったり、華やかな舞台のサポートができるわけではありません。
イメージよりも華やかな仕事ではないため、音楽業界にがっかりしてしまう人もいます。
(4)過酷な競争にさらされる
音楽業界はライバルとの過酷な競争にさらされるため、ストレスを抱えやすい職場です。
アーティストになっても次々と曲を作らなければなりませんし、作曲・作詞家もライバルがたくさんいます。
そのため、自分自身を常に研鑽し続けて新しく売れる曲や楽曲を作る必要があり、疲れてしまう人も。
音楽業界は移り変わりも早く、精神的に疲れる業界のため「やめとけ」といわれます。
(5)好きな音楽だけ扱えるわけではない
音楽業界へ入れても、好きな音楽だけ扱えるわけではありません。
もちろん好きなジャンルの音楽を扱う機会もありますが、全く好みでないジャンルの音楽を担当するケースもあります。
例えば、ロックが好きでもアーティストのマネジメントをしなければならなかったり、興味のない音楽に時間を使う必要もあるでしょう。
また、作曲家になってもヒットのために興味のないジャンルの曲を作るようにいわれるケースもあります。
音楽業界へ入れば好きな音楽を扱い、趣味を仕事にできると考えている人はやめておいた方が良いでしょう。
2.音楽業界へ転職して「やめとけばよかった」と思わない方法
音楽業界へ転職したあとに「やめとけばよかった」と思わない方法を4つ紹介します。
- 音楽業界の現状を理解してから転職を決める
- 当然楽しいことばかりではないと理解する
- 体力や精神的なタフさを身につける
- 転職エージェントを使ってホワイト企業に転職する
音楽業界に入れば「楽しいはず」「華やかな業界に入れる」とだけ思っているなら、きっと後悔するでしょう。
どうすれば後悔せずに音楽業界で働けるかを1つずつ説明します。
(1)音楽業界の現状を理解してから転職を決める
音楽業界について正しい知識をつけて、現状を理解してから転職するか決めましょう。
ただの憧れや音楽が好きという情熱だけで転職を決めると、後悔する可能性があります。
まず音楽業界の現場はサブスクリプションサービスに押され、レコード発行部数が落ちている状態です。
新しいプラットフォームの開発など、今までになかった仕事を担当する機会も増えてきます。
音楽業界について理解したうえで、仕事として熱意を持って取り組めるか今一度考えましょう。
現在の音楽業界についての現状や今後は、こちらの記事でまとめています。
(2)当然楽しいことばかりではないと理解する
音楽業界への転職は、楽しいことばかりではないことを理解しておきましょう。
なんとなく「楽しそう」と思っていると、入社後に「こんなはずじゃなかった」と思ってしまいます。
例えば、レコード会社のスタッフになった場合は主に販売店とのやり取りがメインで、アーティストと直接会って打ち合わせができる人はごく一部です。
しかし、長年スタッフとしての実績をつけてキャリアアップすれば、音楽プロデューサーなどの地位について華やかな仕事も担当できます。
「音楽業界 やめとけ」
検索にかけると出てくる。
自分は他の業界では頑張れなかった。
でも、音楽業界では15年以上働いてる。好きなことなら、続けられる。
頑張れる。音楽業界、いいもんだよ。
— かず@エンタメ業界ではたらくサラリーマン (@entmslrm) March 23, 2022
上記の投稿をした人も「やめとけ」といわれるが、好きなことなら続けられるといっています。
きちんと覚悟を持って転職すれば、音楽業界へ入って後悔することはなく、目標に向けて頑張れるはずです。
すぐに思い通りの仕事に就けるわけではなく、そこまで下積みがあることは理解しておきましょう。
(3)体力や精神的なタフさを身につける
音楽業界に入って後悔しないために、体力や精神的なタフさを身につけましょう。
長時間労働で睡眠時間が取れないとき、また先輩との上下関係に疲れたときにすぐに退職するという顛末にならないためです。
転職前に体調を整える努力をしたり、アンガーマネジメントなどを学んでメンタルをコントロールする技術を学んでおくと良いでしょう。
音楽業界に必要な体力や精神力を身に付けてから、転職活動してください。
(4)転職エージェントを使ってホワイト企業に転職する
音楽業界に転職したいなら、転職エージェントを使って転職先を探しましょう。
転職エージェントには、非公開求人と呼ばれる企業の求人情報があり、普通では探せない優良企業を紹介してくれます。
また音楽業界未経験の方にはわかりにくい業界の実態や働きやすい環境についての知識が豊富で、働きやすい環境についてもアドバイスしてくれるでしょう。
エンタメ業界に強い転職エージェントであれば、履歴書の作成や添削から内定後の交渉相談の代行まで対応してくれます。
特に音楽業界へ初めて転職する方向けにおすすめのサービスなので、ぜひ利用してみてください。
エンタメ業界に特化した転職エージェントの情報は、こちらの記事で紹介しています。
まとめ
音楽業界は「やめとけ」といわれることも多いですが、これは半分真実で半分は嘘です。
憧れだけで転職を決めると落胆することはありますが、これは音楽業界に限ったことではありません。
事前に記事で紹介したような情報をしっかり読んで、音楽業界の現状をきちんと把握しましょう。
大好きな業界で音楽を扱い続けていけるように転職先を厳選して、あなたに合う転職先を見つけてください。