「エンタメ業界の平均年収は高い?低い?」
「給料が良くても結構ブラックって聞いたけど、本当?」
エンタメ業界の年収水準は日本平均と比べると非常に高く、年収の高い業界といえるでしょう。
しかし、年収だけをみて転職を決めると職場環境などによっては退職したくなるかもしれません。
この記事では、エンタメ業界の平均年収を業種別に紹介し、年収から見る働きやすさについて解説します。
最後まで読めば、エンタメ業界の平均年収ややりがいについて理解できるでしょう!
エンタメ業界についての概要を知りたい方は、以下の記事も読んでみてください。
目次
1.【業種別】エンタメ業界の平均年収やお給料事情
エンタメ業界は高給のイメージがありますが、本当に年収が高いのでしょうか?
- 音楽業界の平均年収
- 芸能業界の平均年収
- テレビ業界の平均年収
- 映画業界の平均年収
- エンタメ業界全体の平均年収
4つのエンタメ業界の大手企業の平均年収をもとに、業界全体の平均年収を割り出しました。
1業種ずつ平均年収について説明します。
(1)音楽業界の平均年収
音楽業界の大手企業の平均年収から、業界全体の年収について調べてみました。
大手音楽業界の企業平均年収はソニー・ミュージックが584万円、ポニーキャニオンが640万円、ワーナーミュージックジャパンが600万円でした。
国税庁の民間給与実態統計調査によると、日本全体の平均年収が458万円なので平均よりも142万円以上の年収を得られる可能性があります。
職種によって幅があり、また全年齢対象の平均年収を算出しているため、役職が上がっていけば年収1,000万円以上も目指せるようです。
特にソニー・ミュージックは初任給が高いことでも有名で、新卒の初任給は年俸415万円からに設定されています。
上記3社の平均年収から、音楽業界の平均年収は608万円と高い水準であるとわかりました。
(2)芸能業界の平均年収
次に芸能業界の平均年収を調べてみます。
芸能プロダクションの平均年収はかなり水準が高く、大手企業では700万円以上と高給であることがわかりました。
ただしポジションや役職によってかなり年収が異なるようです。
例えば、エイベックスのマネージャー職の求人募集での年収は420万円からとなっています。
芸能プロダクションは長く経験を積んだ人材が重宝される傾向にあるため、ベテラン社員になれば昇給幅も大きくなります。
上記3つのプロダクションの年収を平均すると、大手芸能プロダクションの平均年収は807万円と、かなり高給な業種であることがわかりました。
(3)テレビ業界の平均年収
次にテレビ業界の平均年収を紹介します。
大手3社のテレビ局の平均年収は最低でも735万円と日本全体の平均年収を約300万円程度上回る結果となりました。
特にテレビ朝日は平均年収929万円と給料が非常によく、年収も高いです。
もちろん地方局や制作会社系は年収が下がる可能性がありますが、テレビ業界は高給な仕事に変わりありません。
以上3社の平均年収を合計したところ、平均年収は811万円となりました。
(4)映画業界の平均年収
次に映画業界の平均年収を紹介します。
映画業界の大手3社の平均年収は東宝が最も高く、平均年収は880万円でした。
松竹・東映も500万円以上と、日本全体の平均年収よりも50〜100万円程度高い結果になっています。
以上の大手3社の平均年収から、映画業界の平均年収は670万円という結果になりました。
(5)エンタメ業界全体の平均年収
ここまで紹介した4業種のエンタメ企業の平均年収から、エンタメ業界全体の平均年収を推定していきます。
- 音楽業界…608万円
- 芸能業界…807万円
- テレビ業界…811万円
- 映画業界…670万円
上記の結果から、4業界を合わせたエンタメ業界全体の平均年収は724万円と推定できます。
エンタメ業界は日本の平均年収458万円を大きく上回っており、給料の高い業界といえるでしょう。
2.エンタメ業界は高給!年収への満足度を調査
エンタメ業界は全体として高給の業界といえますが、年収に満足している人が多いのでしょうか?
- 年収は役職や専門性によってかなり幅がある
- 労働時間に対して給料が低いと感じる人がいる
- 年収よりも業界に熱意を持っている人におすすめ
給料が高くても仕事が非常にハードだと、年収を下げても良いから転職したいと考えるようになるでしょう。
エンタメ業界の年収への満足度を1つずつ紹介します。
(1)年収は役職や専門性によってかなり幅がある
エンタメ業界へ年収が高い傾向にありますが、役職や専門性によって年収に幅があるようです。
例えば芸能プロダクションの平均年収は800万円以上ですが、一般的にマネージャー職の平均年収は320万円程度。
一方でタレントは数千万円を稼ぎ出す人もおり、職種によってかなり金額が違います。
エンタメ業界では長く勤務することで専門性をつけるか、実力によって昇進することで給料を上げる必要があります。
各業界の詳しい職種について知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。
(2)労働時間に対して給料が低いと感じる人がいる
エンタメ業界が「しんどい」といわれがちなのは、労働時間が長い傾向にあるためです。
そのため給料が良くても仕事ばかりの日々になり、辛いと感じる人がいます。
エンタメ業界は暦と関係なくプロジェクトの遂行に対して動くため、休みが不規則になることもあるでしょう。
そのため高給なエンタメ業界に転職しても、労働環境に対して給料が安いと感じている人もいます。
エンタメ業界が「しんどい」といわれる理由については、以下の記事を参考にしてください。
(3)年収よりも業界に熱意を持っている人におすすめ
エンタメ業界は、年収ではなく業種自体に熱意がある人へおすすめです。
確かにエンタメ業界は人手不足により業務量が多く、労働時間が長い傾向にあります。
年収目当てにエンタメ業界に転職すると、労働環境に満足できずにすぐに退職したくなるかもしれません。
一方で年収ではなく業界自体に熱意を持っている人は、多少ハードでも好きなことを仕事にできるので、やりがいを持って働けます。
またエンタメ業界全体が長時間労働なのではなく、ホワイトな環境作りを心がけている企業も増えているので安心してください。
エンタメ業界の中でもホワイト企業へ転職する方法は、以下の記事を参考にしましょう。
まとめ
エンタメ業界の年収は全体平均で724万円とかなり高給で、年収水準は高い業界です。
もちろん業種や職種によって幅がありますが、長く続けていけば高年収を目指せます。
しかし年収だけでなく、エンタメ業界に対しての熱意を重要視した方が長く楽しく働けます。
記事で紹介した年収の情報も参考にして、あなたに合うエンタメ業界の企業へ転職しましょう。
エンタメ業界の転職について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。