日本のポップミュージック(J-POP)の変遷とおすすめ最新曲4選

「おすすめの日本のポップミュージックが聞きたい!」
「日本のポップミュージックはどのようにできたか知りたい!」

日本のポップミュージックは気軽に口ずさめて、感情移入しやすいのが魅力ですよね!

実は日本のポップミュージックの歴史は1990年前後からはじまり、技術の向上や世界のトレンドの影響を受けながら独自の進化を遂げてきたのです。

今回は、日本のポップミュージックの概要を紹介するとともに、日本のポップミュージックの中でも今ぜひ覚えておきたい最新の代表曲を4曲紹介します。

この記事を読んで日本のポップミュージックの変遷やトレンドを理解し、日本のポップミュージックの魅力を再確認してみてください!

なお、洋楽ポップミュージックについてもおすすめを紹介していますので、詳しく知りたい方は以下を参考にしてください。

洋楽ポップミュージックは魅力がいっぱい!変遷とおすすめ曲4選

2020.08.26

1.日本のポップミュージック(J-POP)とは

ジャンルを決める

日本のポップミュージック(J-POP)は1990年前後に誕生した言葉で、洋楽の影響を受けたメロディー・リズム・コード進行やBPMの早さが特徴です。

自然に発生した音楽ジャンルではなく、昭和歌謡からグルーブが洗練され変化してきた既存の楽曲を「J-POP」という定義にあてはめました。

J-POPが定義された1990年当時の代表的なポップアーティストとしては、サザンオールスターズや松任谷由美などが挙げられます。

その後、J-POPという言葉が一般的に使われ始め出すと、楽曲の幅も広がり、軽快なリズムと誰もが口ずさみやすい日本語の歌詞が多くの人に親しまれるようになりました。

こうして、J-POPの流行が始まって以来ぐんぐんCDの売上が伸びていきますが、2000年を境に海賊版の影響などでCD売上は減少傾向になります。

2010年代にはCDに代わってiTunesのような音楽配信サービスが利用されはじめ、今では配信サービスが音楽売上の主流です。

音楽制作技術や録音媒体の進化、世界のトレンドなどの影響を受けて音楽の傾向も日々変化しています。

小室哲哉やつんくのシンセサイザーによる楽曲制作や、宇多田ヒカル・浜崎あゆみの歌姫対決、AKB48や嵐のアイドル全盛期など、時代に合わせていくつもの流行が生まれました。

最新J-POPのトレンドとしては、自分で作詞・作曲を行い歌唱・演奏技術のレベルも高い、本格的で骨太なアーティストがブレイクする傾向にあります。

2.おすすめの人気J-POP4選

ターゲットを明確にする

ここからは、おすすめの人気J-POPを以下の4曲紹介します。

  1. Pretender/Official髭男dism
  2. 白日/King Gnu
  3. Lemon/米津玄師
  4. マリーゴールド/あいみょん

順番に紹介します。

(1)Pretender/Official髭男dism

「Pretender」は、独自のメロディーと恋の終わりのビターな歌詞がくせになるOffical髭男dismの代表曲です。

Offical髭男dism(通称ヒゲダン)は、島根出身の男性4人のバンドグループです。

メンバーは、藤原聡(ボーカル・ピアノ)、小笹大輔(ギター・コーラス)、楢崎誠(ベース・サックス)、松浦匡希(ドラムス)で、ほぼ全ての楽曲において作詞・作曲は藤原聡が担当しています。

印象的なイントロやサビのキャッチ―さ、独特のグルーヴ感などが魅力で、何度も聴きたくなり歌ってみたくなる楽曲と評価されています。

「Pretender」は、2019年5月に発売された2作目のシングル曲で、映画「コンフィデンスマンJPロマンス編」の主題歌としても有名です。

ヒゲダンらしいメロディセンスと恋の終わりを謳ったビターな歌詞が映画の世界観とマッチし、ビルボードチャート2019年度年間3位を記録する大ヒットとなりました。

印象に残りやすいメロディーラインや韻の心地よさで気軽に聞けるだけでなく、切ない恋愛模様を描きつつ心に寄り添いそっと背中を教えてもらえる楽曲です。

(2)白日/King Gnu

「白日」は、大切な人を失う喪失感を強烈なインパクトと美しいサウンドで歌い上げたKing Gunを一躍有名にした楽曲です。

King Gun(キングヌー)は、男性4人組のミクスチャーバンドです。

メンバーは常田大希(ギター・ボーカル)、井口理(ボーカル・キーボード)、新井和輝(ベース)、勢喜遊(ドラムス・サンプラー)で、それぞれのメンバーのレベルが非常に高く、「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」と呼ばれる多方向の音楽を取り入れた新しい音楽を作り上げています。

曲中に転調が取り入れられていることが多く、常田がチェリストでもあることからアレンジにストリングスが多用されているのも特徴です。

「白日」は、坂口健太郎主演の「イノセンス 冤罪弁護士」の主題歌として2019年2月に配信リリースされ、ビルボードチャート2019年度年間4位・2020年度上半期3位を記録するロングヒットをとばしました。

大切な人を失う喪失感を、ボーカル井口が東京藝大声楽家で学んだ声量・声質・音程の正確さを武器に圧倒的な存在感で歌い上げます。

一度聴いたら忘れられない強烈なインパクトとサウンドの美しさが、広く長く聞かれ続ける人気の秘訣と言えるでしょう。

(3)Lemon/米津玄師

「Lemon」は、大切な人の死をテーマにした美しいメロディーと共感できる歌詞が魅力の大ヒット曲です。

米津玄師は、徳島県出身のシンガーソングライター・音楽プロデューサーです。

2009年前後よりボカロとしてハチ名義で音楽活動を開始してインターネット上で注目を集め、2012年に本人名義でソロデビューを果たします。

ハチ時代も本人名義以降も一貫して、独自性の高い楽曲と圧倒的な世界観を武器に、多くのヒット曲を生み出し続けています。

また、作詞・作曲・編曲だけでなく、CDジャケットの挿絵も自らが行い、ミュージックビデオ上でダンスも披露するなど、多彩な魅力を有します。

自身の楽曲はもちろんのこと他の歌手への楽曲提供など勢力的に活動の幅を広げ、2020年8月に発売が開始された新アルバム「Stray Sheep」は発売約1週間で早々にミリオンを達成しており、これは男性ソロアーティストで16年ぶりの快挙です。

「Lemon」は、ドラマ「アンナチュラル」の主題歌として2018年にリリースされ、2年連続ビルボード年間チャート1位を達成しました。

ドラマの内容とリンクした歌詞も話題となり、ドラマをきっかけに米津玄師の知名度もさらに上がり不動の人気を誇ることになりました。

大切な人の死をテーマにした歌詞がレクイエムを思わせるサウンドとマッチし、悲しみの中にも最後は光を感じることのできる、多くの人の心に深い感動を与える楽曲です。

(4)マリーゴールド/あいみょん

マリーゴールド」は、どこか懐かしいメロディーと等身大の歌詞が魅力の夏らしいラブソングです。

あいみょんは、兵庫県出身の女性シンガーソングライターです。

自らが2010年代に青春を過ごした若者として、経験を元に書いた等身大の歌詞が共感を呼び、デビュー以降若者を中心に人気を高めてきましたが、過激とも思われるストレートな歌詞は若年層以外には敬遠されがちでした。

しかし、次第に過激な表現は減り、その分万人の共感を呼びやすい歌詞にあいみょんらしいエッジの利いた表現をアクセントとして加える手法に変わりつつあり、徐々に若者だけでない幅広い層にも支持を広げてきています。

「マリーゴールド」は、メジャー5枚目のシングルとして2019年にリリースされた楽曲で、ビルボードチャート2019年度年間2位を記録しました。

どこか昭和的な懐かしさを感じさせるメロディーと力強い声で、かつて経験した恋を懐かしむ内容の歌詞を歌い上げた、夏にぴったりのラブソングです。

まとめ

今回は、日本のポップミュージックの概要と日本のポップミュージックの中でも今ぜひ覚えておきたい最新の代表曲を4曲紹介しました。

日本のポップミュージックには、口ずさみやすく共感しやすい魅力的な楽曲がたくさんあります。

この記事を読んで日本のポップミュージックの変遷やトレンドを理解し、日本のポップミュージックの魅力を再確認してみてください!

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