芸能マネージャーになるには?3つのキャリアパスと仕事内容・年収を解説

「芸能マネージャーになるにはどうしたら良いの?」
「芸能マネージャーに向いているのはどんな人?」

芸能マネージャーは大手事務所になるほど倍率が非常に高く、大卒であっても合格できない人もいます。

将来的に芸能マネージャーになりたい人は、事前に仕事内容やキャリアパスを把握しておかないとスムーズに就職活動できないでしょう。

この記事では、芸能マネージャーになるにはどうたら良いか、芸能マネージャーの仕事内容と年収、適性について解説します。

最後まで読めば、芸能マネージャーになる方法や将来自分が芸能マネージャーとして働くビジョンが見えるでしょう!

1.芸能マネージャーになるには?

芸能マネージャーになるには、主に芸能事務所やプロダクションの採用試験に合格する必要があります。

  1. 芸能事務所・プロダクションの採用試験に合格する
  2. 大学でマスコミ・メディア学を専攻する
  3. 学歴や資格不問だが大手は学歴フィルターがある場合も

試験についての詳細や、学歴・資格が必要かについても解説します。

(1)芸能事務所・プロダクションの採用試験に合格する

芸能マネージャーになるには、芸能事務所・プロダクションの採用試験に合格する必要があります。

大手・中小事務所で難易度や倍率は異なりますが、求人情報を探して応募して、試験に合格すれば芸能マネージャーになれます。

マネージャー業は激務であるため、入れ替わりも多く、求人情報は思っているよりも頻繁に掲載されます。

芸能事務所・プロダクションのマネージャー募集求人を探して応募し、合格を勝ち取ればマネージャーとして働くことが可能です。

(2)大学でマスコミ・メディア学を専攻する

芸能マネージャーを目指す人は、大学でマスコミ・メディア学を専攻していた人が多いです。

学歴や資格は不問ですが、マスメディアに造詣が深い方が仕事に馴染みやすく、また芸能事務所の面接試験で志望動機をアピールしやすいでしょう。

また専門学校に芸能マネージャーを目指す人向けの講座がある場合もあるため、専門学校卒の人も多いです。

今から大学に入学する人で、芸能マネージャーになりたい方は、マスコミに関連する学科に入るか授業を履修することをおすすめします。

(3)学歴や資格不問だが大手は学歴フィルターがある場合も

芸能マネージャーになるために、特定の学歴や資格が必要なわけではありませんが、運転免許は必ず必要です。

芸能人の送迎をするケースも多いため、免許は取得しておきましょう。

大手の芸能事務所は応募してくる人数が多いため、効率よく書類選考を進めるために学歴フィルターを設けているケースがあります。

芸能マネージャーになるにはまず運転免許が必要で、それ以外の学歴は問われないケースが多いです。

2.芸能マネージャーの主な仕事内容

芸能マネージャーが担当する仕事内容は主に4つです。

  1. タレントのスケジュール管理
  2. 現場に同行して挨拶回り・タレントのマネジメント
  3. タレントの仕事確保・給料交渉

担当するタレントのマネジメントや営業、さらに会社から依頼された仕事もこなすため激務となります。

1つずつ芸能マネージャーの仕事を解説するので、将来の自分の姿を思い浮かべながら読んでみましょう。

(1)タレントのスケジュール管理

芸能マネージャーのメイン業務は、タレントのスケジュール管理です。

タレントの出演番組のスケジュールを把握し、タレントを朝起こして現場へ連れて行き、次の現場への誘導などを行います。

最後にタレントを家まで送って翌日の予定を伝えるのも、マネージャーの仕事です。

芸能マネージャーは、タレントの仕事を全て記憶してスケジュールをたて、移動に関する手配もしなければなりません。

(2)現場に同行して挨拶回り・タレントのマネジメント

芸能マネージャーは、タレントの現場に同行して挨拶回りをしたり、タレントの仕事ぶりを見守ります。

事務所によっては現場にはタレント1人で行かせるケースもありますが、大手事務所はほぼマネージャー同行です。

現場でタレントの仕事ぶりを観察し、監督やディレクターからの要望があれば伝えたり、周囲への挨拶も欠かしません。

またマネージャーが番組に出演するケースも稀にあります。

マネージャーはタレントに付き添い、仕事が円滑に進んでいるか確認する役目を果たします。

(3)タレントの仕事確保・給料交渉

芸能マネージャーは、タレントの仕事をとってきたり、ギャラの交渉を行います。

タレントにあっている仕事か判断してタレントの意思確認をしたり、テレビ局への売り込みをするのもマネージャーの仕事です。

また仕事の依頼の際はギャラの交渉、条件の調整などもします。

芸能マネージャーはタレントの仕事や給料について、営業活動もしなければなりません。

3.芸能マネージャーの年収

 

この投稿をInstagramで見る

 

AKB48(@akb48)がシェアした投稿

芸能マネージャーの年収は、事務所によって異なりますが、平均して300〜500万円程度です。

一般的なサラリーマンの給料とほぼ変わりないと考えましょう。

事務所やマネージャーの功績によっては、それ以上の給料がもらえる可能性もあります。

例として、求人サイト「スタンバイ」に出ていたジャニーズ事務所のマネージャーの想定年収は、330万円でした。

AKB48のマネジメントをする株式会社DHの求人情報では、想定年収は700〜1,000万円と記載されています。

事務所によって芸能マネージャーの報酬に差はありますが、初任給では300〜400万円程度、経験を積んで大手の事務所に所属できればそれ以上の年収が狙える仕事です。

4.芸能マネージャーに向いている人とは

芸能マネージャーに向いている人は、マネジメントが上手な人です。

芸能マネージャーの適正
  • タスク管理
  • スケジュール管理
  • 営業力・交渉力
  • コミュニケーション能力
  • 提案力
  • マネジメントスキル
  • タフさ

タレントの仕事を管理して、多忙なスケジュールを把握するのは大変です。

芸能マネージャーは一人で複数のタレントを管理する場合もあるため、かなり多忙となります。

そのため、タスク・スケジュール管理がうまくないと、大事な仕事に穴を開けてしまう可能性すらあるでしょう。

また、現場に行ってスタッフの方とコミュニケーションを取る能力、クライアントから仕事を獲得し、良い条件を引き出す交渉力も必要です。

芸能マネージャーは体力的にきついうえ、担当するタレントの性格によっては求められる仕事のレベルが高くなるため、精神的に辛い場面もあるでしょう。

熱意を持って芸能マネージャーの仕事にあたること、そしてタフさも必要となります。

まとめ

芸能マネージャーは華やかに見えますが、実態は仕事量がかなり多く、多岐にわたる業務をこなさなければなりません。

タレントの管理やマネジメントだけでなく、現場とのコミュニケーション・交渉も必要です。

芸能マネージャーになるには、芸能事務所の選考に通過する必要があります。

今から大学や専門学校を選ぶなら、メディア学やマネージャーとしてのノウハウを選べる専門学校を選びましょう。

中途採用を目指す方は社会人として学んだスキルをアピールして、芸能事務所の選考を受けてみてください。

関連記事