「エモいコード進行ってどんなものがあるの?」
「エモいコード進行を作るにはどうしたらいいの?」
エモいコード進行を作ろうとしている人の中には、どのようにして作ればいいのかイメージできない人も多いのではないでしょうか。
実はエモいと思われるコード進行にも定番があり、コツさえ把握すれば誰でもエモいコード進行を作ることができるのです!
本記事では、エモいコード進行の定番やエモいコード進行を作るコツを紹介します。
この記事を読めば、聴き手の感情を動かすような良曲を作ることができますよ!
なお、コード進行の基本について以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください!
目次
1.エモいとは
エモいとは、emotional(感情の)を由来とした造語で、一般的には感情が動かされたときに使われることが多いです。
たとえば、「さびしく切ない気持ちになるが哀愁があってどこか懐かしい」のように、さまざまな感情がうごめき、一言で自分の感情を表現することができない状態で使われます。
自分の高鳴る気持ちを表現できないときに使われることが多いので、エモいコード進行を作るにはコードを展開するたびに曲の雰囲気に変化を持たせることがポイントです。
「悲しい雰囲気だけど何かしらワクワクする」などのような感情を一言で表現できないときに使いましょう!
2.定番のエモいコード進行4選
エモいコード進行の定番を紹介します。
今回紹介するコード進行は以下の4つです。
順に紹介するので、エモいコード進行にどのようなものがあるのかチェックしてみてください!
なお、以下の記事で他のコード進行の定番を紹介しているので、あわせてご覧ください!
(1)疾走感のあるコード進行
疾走感があってロック調の楽曲におすすめのコード進行を紹介します。
紹介するコード進行は以下の通りです。
F7(♯11)→G6→Am7(9)→C7(13)(キー:C)
このコード進行ではシックスコードやセブンスコードがメインになるので見慣れないかもしれませんが、マスターすればかっこいい曲弾くことができます。
このコード進行に限らずAm7はよく使うので、この機会に覚えておきましょう!
(2)儚くて物悲しいコード進行
どこか儚いコード進行を紹介します。
紹介するコード進行は以下の通りです。
F7(♯11)→C7(13)→Em7→Am7(9)(キー:Am)
全てのコードがセブンスコードで悲しい雰囲気を漂わせるコード進行ですが、前半部のメジャーコードによって暗い印象にはなりません。
悲しい雰囲気の中にかっこよさが垣間見えるので、エモいコード進行として使っていきましょう!
(3)幻想的な雰囲気のあるコード進行
幻想的で不思議な雰囲気のあるコード進行を紹介します。
紹介するコード進行は以下の通りです。
Dadd9(11)→A7(13)→F♯m7(11)→Gadd9(13)(キー:D)
使用するコードは特殊なので難しく感じるかもしれませんが、実際に弾けるようになると表現の幅が広がるので、練習してマスターしましょう!
(4)不穏な雰囲気のあるコード進行
不穏な雰囲気のあるコード進行を紹介します。
紹介するコード進行は以下の通りです。
Em7(9)→Bm7(9)→F♯m7(11)→Dadd9(13)(キー:Bm)
アンニュイな雰囲気を出すことができますが、一方でおしゃれなコード進行でもあります。
使い勝手の良いコード進行なので、覚えておいて損はしないですよ!
3.エモいコード進行を作る3つのコツ
エモいコード進行を作るコツを紹介します。
今回紹介するコツは以下の3つです。
順に紹介するので、エモいコード進行を作るときの参考にしてみてください!
(1)セブンスコードにする
エモいコード進行にするには、セブンスコードにするのがポイントです。
セブンスコードとは、3音で構成される基本コードにキーから7番目の音を加えた4音で構成されたコード進行を言います。
セブンスコードは不安定な響きが特徴的で、物悲しい雰囲気が出るのでエモいコード進行には必須と言えるでしょう。
「C→C7」「G→G7」のようにルート音(コードを構成する一番低い音)は変えずに1音加えてセブンスコードにしてみてください!
(2)テンションを付加する
テンションを付加することで、よりエモい印象を出すことができます。
テンションコードとはコードに9や11、13を含んだもので、コードを構成する音に特定の音を加えたコードです。
たとえば、テンションを付加すると、Am7→Am7(9)やG7→G7(13)となります。
3音や4音で構成されるコードに1音加えることで、華やかさやおしゃれな雰囲気を出すことが可能です。
セブンスコードだけでは印象が弱いと感じたらテンションコードにしてみましょう!
(3)R&B風のリズムにする
コード進行の構成だけでなく、リズムをR&B風にすることもおすすめです。
一般的には、8ビートのリズムを採用することが多いですが、R&Bでよく使われる16ビートのリズムにすることでエモい印象を与えることができます。
どこか切ない印象のあるコード進行でもリズムを細かく刻むことで、疾走感や躍動感が生まれるため、コード進行の持つ雰囲気とは異なる印象を出すことが可能です。
R&B風のリズムで、コード進行の雰囲気とギャップを生み出せれば、エモいコード進行にすることができますよ!
まとめ
エモいコード進行を弾けるようになると表現の幅が広がります。
エモいコード進行にするには、見慣れないコードを使う場面が多いかもしれませんが、使う内に慣れてくるので練習しましょう!
もし、エモいコード進行を作りたい場合は、今回紹介した3つのコツを意識してみてください!
なお、コード進行の作り方について以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください!