「楽曲を依頼したいが値段がわからない…」
「依頼の相場ってどうなっているの?」
楽曲制作を依頼したいと思っていても、相場がわからずどうすれば良いのか悩んでいるのではないでしょうか。
実は、簡単に制作依頼を行う事が出来るのです。
今回は楽曲制作の3つの相場と依頼時の3つの注意点について解説します。
この記事を読んで作曲依頼の仕組みと方法を理解すれば、すぐに悩みが解決できますよ!
目次
1.楽曲制作とは
ここでは楽曲制作について、主な3つの工程をご紹介します。
楽曲制作の手順を理解することで、依頼時に今現在の進捗を把握することが出来ます。
- 作曲
- 編曲
- MIX(ミキシング)
以下順に説明します。
(1)作曲
作曲とは、メロディやコード進行など簡単な旋律を作り出すことを言います。
慣れてくると頭の中で全てできてしまう方もいますが、そうでない方は自分で歌ってみたり、コンピューター上に書き出して聞いてみたりすることが多いでしょう。
作曲方法については別記事で紹介していますので、そちらをご覧ください。
(2)編曲
楽曲の主旋律/歌メロを作る事を「作曲」、それ以外の音を作る事を「編曲」と言います。
日本では「編曲=アレンジ」という捉え方もあります。
例えば、メロディだけの曲にベースやドラムなどを付け足したり、バンドの曲をオーケストラ風に書き出したりすることも編曲になります。
(3)MIX(ミキシング)
MIX(ミキシング)というのは、音と音を混ぜ合わせる行為を指します。
DTMなどのソフトを使い音のバランスや音色、加工などを行うことです。
それによって、曲の「聴きやすさ」が変わります。
楽曲制作してみたいと思った方はおすすめアプリを別記事で紹介しておりますので、そちらをご覧ください。
2.楽曲制作の相場
楽曲制作の料金は、その長さや使う機材、誰が作るかなどによって大きく変わります。
種類 | 相場 |
クラウドソーシングサイト | 1~5万円 |
SNS | 1~10万円 |
作曲会社 | 15~50万円 |
たとえば、個人制作の相場は、おおむね3~5万円とされています。
一方で、作曲会社の相場は場合によっては100万円超えになることもあります。
費用の中には、以下の要素が含まれます。
- 作曲家、編曲家、クリエイターなどの人件費
- 設備使用料
クオリティを高めるために、有名な作曲家やクリエイターを起用する、あるいは、複雑な音色を表現するために本格的な設備が整ったスタジオを使うなどの場合は、当然費用が高くなります。
使用目的や仕上がりの完成度をどのレベルに設定するかによって金額が変わるので、あらかじめ予算を決めておくようにしましょう。
- クラウドソーシングサイト
- SNS
- 作曲会社
今回は以上のの3つにわけて説明します。
(1)クラウドソーシングサイト
クラウドソーシングサイトの相場は1~5万円と比較的低価格で依頼することが可能です。
クラウドソーシングサイトとは、ココナラなどの個人からでもスキルの依頼、提供ができるサービスのこと。
そのため、誰でも気軽に利用することができ、価格帯も安価なものから存在します。
今回紹介する3つの相場の中では最も安価であるため、初めて依頼する方は一度目を通してみましょう。
クラウドソーシングサイトについてはこちらの記事をご覧ください。
クラウドソーシングサイトの使い方について詳しく知りたい方は、こちらの本がおすすめです。
(2)SNS
SNSの相場は1~10万円とクラウドソーシングサイトと比較すると少し高くなっています。
SNSでは、プロフィールや投稿を確認し、TwitterやFacebookなどのチャット機能を使って直接アプローチする方法があります。
その際、実名の場合でもSNSプロフィールに一喜一憂するのではなく、検索などを実施し依頼する人のプロフィールをしっかりと調査しましょう。
SNSのチャット機能でアプローチする際は、礼儀を正しトラブルや無視される原因にならないよう注意する必要があります。
(3)作曲会社
音楽制作会社の相場は15~50万円と今回紹介する3つの中では最も相場が高くなっています。
ソニー・ミュージックエンタテインメントも代表的な音楽制作会社の一つです。
音楽制作会社に依頼することで、専属の作曲家やエンジニアに作業を分担してもらえるため、よりクオリティの高い制作物が期待できます。
15~50万円の相場はあくまでも一例で、歌詞を書く作業などオプションを付けることでさらに高価になる場合もあります。
初めての方は依頼するハードルは高いかもしれませんが、のちのちは音楽制作会社に依頼することを目標にするのも良いかもしれませんね。
3.楽曲制作を依頼する際の3つの注意点
様々な人や会社に楽曲制作を依頼できますが、依頼する際には以下の3点に注意しましょう。
- 目的やイメージの具体化
- 著作権の確認
- 事前にサンプルの確認
以下に順に説明します。
(1)目的やイメージの具体化
楽曲の用途や、それによってどのような目的を達成したいのかを最初に決めておく必要があります。
外注するのであればどんな楽器を使うのか、テンポが良い楽曲なのかヒーリングタイプかハードロックタイプかなど、より具体的なイメージを共有しておきましょう。
サンプルになりそうな楽曲や資料があれば、それらも用意をしておきます。
外注先とコミュニケーションを重ねてイメージをすりあわせておくことが、失敗のない楽曲制作につながりますよ。
(2)著作権の確認
楽曲は「著作物」となるため、その著作権の帰属先を確認しておくことも重要です。
原則、著作権は作った個人、または制作会社が帰属先となりますが、契約により使用する側に著作権の全部または一部を譲渡することも可能です。
今後の利用頻度や利用する状況などを考慮して、必要であれば著作権を自社に移行させておくことをおすすめします。
(3)事前にサンプルの確認
楽曲依頼をする際には、事前に依頼先のサンプルを確認する必要があります。
楽曲制作を外注する場合は、その会社がこちらが意図するイメージの楽曲を制作できるかどうかを見極めなければなりません。
そのためには、その会社が今まで作ったサンプル楽曲をチェックしておくことをおすすめします。
各社とも得意とするジャンルがあり、自社サイトに作品をアップしている会社も多いので、必ず確認をするようにしましょう。
まとめ
今回は制作の相場と注意点について解説しました。
動画やコマーシャル、自社コンテンツなどでも音楽は大きな反響が期待できますが、どの音楽制作会社に依頼するのか、クラウドソーシングを使用するのかなどによって、クオリティや効果に違いが出ます。
楽曲制作を依頼する際には、ケースバイケースでかかる費用は異なるものの、目安としては5~10万円が相場となっています。
どんな機材や設備で制作するのか、どんなレベルのスタッフが関わるのかによってかかる費用は異なります。
依頼先を決める際には、業者やフリーランスが得意とするタイプや曲調、雰囲気など過去の実績や作品を見ながら、自分のイメージに近い曲を多く作っている所を選ぶのがおすすめです。